2004年06月11日

イラク日本人ジャーナリストの死(2)

一連の報道スタンスについて・・・
事件後の報道を見るに(特にテレビニュース報道では)、ことさら氏の人間性に言及することが多く(もちろんすばらしい方であったろうと推察します)、「カメラマンに徹していた」「声高に自分の主張することなく淡々と写真を撮り続けた」「自衛隊にも理解を示し云々・・・」などなど、「カメラマン(ジャーナリスト)たるもの変な色眼鏡でみることなく政府の批判なんかせずに、淡々と果敢に活動されているんですね〜」みたいに聞えます。
考えてみればカメラマン(ジャーナリスト)は写真、映像、音声を使って事実を伝えることが本来の仕事ですから、別の場面で口泡飛ばして自分の主張をアピールするような機会は少ないでしょう。でも一言で「事実を伝える」といっても、伝える事実を切り取るという作業、その時点で既にその人の考え方、主張(色眼鏡なんて言う人もいますが)、あるいは目的が反映されます。「戦争の悲惨さを伝えたい」カメラマンと「自国の兵士が勇敢に戦っている姿を伝えたい」カメラマンでは当然被写体が変わってきます。
この橋田氏、絶対平和主義者という方ではありませんでしたが、今回のイラクへの自衛隊派遣には国益の観点から異議を唱えていた人です。報道ではそういう話はあまり伝えられないんですね。

橋田氏の報道スタンスはこんなところに垣間見えるのではないでしょうか。
氏の地元山口県宇部市の地元紙「宇部日報」(旧ウベニチ新聞)に連載されていたエッセイ集

戦場カメラマン石川文洋氏についてのこんな記事も氏の報道スタンスがわかる一文です。
石川文洋著「戦場カメラマン」は、その職業にちょっとした憧憬と興味を持つきっかけになった本です。続きを読む
posted by PPFV at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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