2004年07月29日

腸の温かみ

私の叔父は被爆体験を持ちます。その叔父も昨年亡くなりました。
小さい頃、その体験を良く聞かされました。

当時、叔父は学徒動員で長崎造船所におりました。
原爆投下の当日も工場内にいて、友人と共に作業をしていたと言います。
その中でも今でも頭から離れない話。

「投下の瞬間、閃光と一瞬の間をおいての爆風に訳がわからなくなった。気が付くと目の前にいた友人は工場の隅まで吹き飛ばされていた。俺は運よく設備の陰にいて助かったが、友人を助けようとそれは必死だった。駆け寄ってみたら、その腹は裂け腸が飛び出している。これは大変だ何とかしなければと、その腸を懸命に手繰り寄せて腹の中に押し込んだ。押し込んでも押し込んでもズルズル出てくるんだ。今から思うと何であんなことしたのかわからんが、とにかくそうしたら助かる気がした。その温かみは今でも忘れられん・・・」

私もその話を聞いて、その友人の腸の温かみがわかる様な気がしました。

自分の大切な人が流す血の温かみを想像してみてください。
自分の大切な人の裂けた肉体の温かみを想像してみてください。

残念ながら、世界ではおそらく今この瞬間にもそれを体験している人がいます。
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2004年07月28日

消費税の使い道

M.H.Squareさんのブログでの参院選 終わって出てくる 有象無象という記事。

そうそう!と思うことばかりです。中でも・・・

そしてじわじわ本音が出されてきているのが消費税問題。民主党が年金問題がらみで3%増税を選挙公約に入れていたが、あんな政策で消費税が年金の財源にされちゃたまらん、というのがオイラの感想。だいたい、低所得者層ほど負担の重い(逆進性の高い)消費税を、主に低所得者層への富の再分配の仕組みである福祉の財源にするなぞ、本末転倒も甚だしいからだ。導入後16年間の消費税の累積税収が148兆円。で、大企業中心に法人税等を減税した分が145兆円。これをみるだけでも「福祉目的」と言われつつ導入された消費税が、全く福祉予算の増強に役立っていないことがよくわかる。今さら「年金のため」と言われたって信用できるか!と思うのである。

148兆円に対し145兆円ですからね。子どものお菓子にかかる消費税も大企業の減税分に回されているわけですね・・・まったく。
これは明らかに確信犯というか、騙すんだったらもうちょっと上手にと思ってしまうほどですが。何故世論は見てみぬふりするんだろう。
民主党に変わってもこの財界よりの姿勢は変わらないでしょうが、政官の関係は少しはマシになってくれるでしょうか。

何が出来るのか、この夏も考え続けていくつもりだ。

そうですね。考え、物言い、行動していきたいですね。
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2004年07月27日

『戦争のつくりかた』の私なりの理解

Ponさん「戦争のつくりかた」を読んでという記事からトラックバックいただきました。
ありがとうございます。
賛否両論の記事をまとめられていて参考になりました。

この本に関する私の理解は・・・

決して子供向けの絵本だとは思っていないということです。
紹介のサイトには「小学校高学年のお子さんに読めるよう・・・」と書いてあります。
有事関連7法案の欺瞞、あるいは危険性を広く世の「大人たち」に向けて知らせるというのが本来の目的だと解釈しています。
「なぜ戦争をしたいか」「なぜ戦争をしたい人がいるのか」に触れていないのはそのためだと思います(趣旨ではありませんから)。もちろんそこが重要なところではありますが、まずはその危険性を知り、それからの話ということでしょう。
ですから当然この法案を多少なりとも理解している大人たちにとっては「どうという」内容ではありません。
この本は子供に与える前に、お父さんお母さんに読んでもらって、子供には「読み聞かせ」てほしいと思っています。

先日、近くの書店で(田舎なのでこれは!と思う本はまず置いていない)平積みになっているのを見て、非常にうれしく思い1冊買いました。
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全くシンプルな判断基準

私が「護憲」にこだわるシンプルな判断基準があります。

「改憲」をし「普通の国」になる。そこには明らかに大きな利権があります。
一方、「護憲」を主張し憲法を守ることによって、生まれる利権があるんでしょうか。私には思いつきません。(あれば教えていただきたいです)

利権が見え隠れする(もしくは歴然とした)主張には到底同意できません。
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2004年07月26日

安保条約と日本の平和

ビル・トッテンからのレターより引用です。

No.626 安保条約と日本の平和

安保条約第5条には「自国の憲法の規定及び手続に従って、共通の危険に対処するように行動する」とあるだけで、アメリカが日本を守ってくれるということは一言も書いてない。反対に第六条には、「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される」と、はっきりと軍事占領をすることが明記されている

この条文によって日本政府は在日米軍基地を維持するために年間5千億円、在日米軍兵士一人当たり1400万円も負担しており、日本国民一人当たりの社会保障関係費が約13万円であることを考えると、実に100倍以上の費用を米軍兵士一人に対して支払っていることになるのだが、これをいくら私が主張しても日本政府の要人が、戦後50年間日本が平和のうちに繁栄を築くことができたのは安保条約にもとづく日米同盟関係があったからであり、この体制を堅持していくことが日本の平和と安全を守る唯一の道だと国民に広く宣伝していれば私のような意見は異端とされる。

2001年5月、小泉首相は構造改革の過程を明らかにし、その理解と問題意識を共有していくことを目的として「小泉内閣メールマガジン」を創刊した。内閣府によるとメールマガジンを始めるために政府はシステム構築に9300万円、運用費用が10カ月で8300万円と、2001年度に1億8400万円もかけたという。これに対抗するのは至難の業であることはいうまでもない。

ちょっとコメント>げ!どこが請け負ってるのか知らないけれど、オイシイ仕事だね。

日本が生き残る唯一のチャンスは平和である。それには北朝鮮または江戸時代の日本のような鎖国に戻るか、または近隣諸国と正直で誠実な関係を築くために明治、大正、昭和時代の軍国主義には戻らないことを誓い、実行に移すしかない。遠い国からの脅威が問題になればそれは日本だけでなく近隣諸国にとっても同じである。いずれにしても近隣諸国は互いに協力して相互共同部隊を築くしかない。または全く無力か、アメリカの手先としてしか機能していない国連を、強力だが世界平和のための民主的な機関に変える努力をすることもできるだろう。そしてそれを可能にする第一歩は、日本政府がアメリカ追従を止めることなのである。
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2004年07月25日

「警察」または「軍隊」がまもるもの

愛を知らなければというブログでの「警察」がまもるものという記事。

全くこの組織もここまで来たかというのが率直な感想ですが、この記事についてるコメント見て、なかなか示唆に富むお話と思った次第。
誤解なきように願いたいのですが、このコメントの主の方(QMSで社会は変わる!?
にはもちろん悪意ありません。(というか趣向としては私かなり近いです。コペン好きだし)。
面白いお話なので引用させてくださいね。

以下引用
警察が守っているのは一般市民ではなく「治安」だそうです。
そしてその治安を守るための「手段」として市民を守る、というのがあるのだと。
目的=治安を守る
手段=(いろいろあるなかの一つとして)市民を守る
とこういうことです。だから目的のために違う手段もありうるわけですね。


なるほど。「治安を守るため」の手段の一つとして「市民を守る」ことがある。
その「治安」が何を意味するのか不明ですが・・・
場合によっては「治安を守るため」に「市民を殺す」ということがあっても不思議ではないですね。
軍隊が市民を守らないと言うのは自明のことと認識しておりましたが警察もそれに近づいてきたんでしょうか(今更という声も聞こえてきそうですが)。
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2004年07月24日

選択肢のなさ

私が住むところに限らず、いわゆる地方と呼ばれているところの商店街はもう何年も前からほぼ壊滅的状況です。代わりにあるのは広大な駐車場を備えたショッピングモールと呼ばれる大規模店舗。
私が住むところも20km圏内に10店舗近くはあるのではないでしょうか。それも新しく出来ては消え、そして新しく出来る。新しい店が出来ると期待もします。でも、結局どの店舗も大して代わり映えしない。そう、どこも一緒なのです。選択肢がない。商店街には、色んなこだわりを持った専門店があったものです。

そんなことを考えていると、2大政党制のことに思い至りました。結局、同じ構図なんじゃないかと。一見華やかだけれども私たちにとって何の選択肢でもない。
確かに、護憲か改憲かの単純な二者択一ではない、確かに強硬改憲派と穏健改憲派(と言っていいのかな)の違いはあります。しかし、本質的に財界寄りの保守2大政党ということに変わりはなく、そのどちらを選ぶかに、国民にとってどれほどの意味があるんだろうかと思ってしまいます。2大政党制による政権交代など、国民にとって何の意味もなく、財界にとっても『良い意味で』何の意味もないのですね。

2大政党制の危険 ビル・トッテン
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2004年07月23日

財界でも憲法論議〜ニュース23

経団連の会合でも憲法論議が活発だそうで・・・

三菱なんとかの誰か(忘れた)・・・改憲すべき(まあごもっとも)
キャノン御手洗社長・・・改憲すべき
ソニー出井会長・・・・・改憲には慎重に

とのことでした。

昔からキャノン好きで色々買ってきましたが、今後は多分買わないです(^^。子どもじみてるかとも思うのですがこれもささやかな抵抗です。
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2004年07月22日

高橋公さん 団塊世代集まれと呼びかける市民運動家

ひと:高橋公さん 団塊世代集まれと呼びかける市民運動家(毎日新聞)

私、ポスト団塊世代としては、おかげでノンポリ教育しこたま受けさせられ、あげく「三無主義」などと言われたりして、ちょびっと恨みもないことはないですが、正直頑張って欲しいです。
「年金」のことだけではなくて、今のこの国の状況良くお分かりのことと思います。ポスト団塊世代の論客も活躍されてますので。
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ツール・ド・フランス2004 第16ステージ

ラルプ・デュエズを目指す山岳タイムトライアル。
先ほど、ランス中間地点を通過。ウルリッヒ面目躍如かと思った矢先に、またもや圧倒的な強さ見せ付けられました。凄いです。

う〜、バッソも今、ランスにかわされちゃいました・・・。
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2004年07月21日

さて、愛国心が湧いてくる国はどっち?

イラクでのフィリピン人人質の方、無事解放されて何よりでした。

これに関連して、
nanayaのひとりごとさんのブログでフィリピンのメディア、米・豪の批判に反論という記事。

米・豪の脅しにめげず、撤退を敢行したフィリピン政府も見事ですが、メディアの反論も見事です。

逆に「サダム・フセインが大量破壊兵器を持つという間違った米国の主張から始まった戦争に我々は引き込まれた」と戦争の大義について疑問をつきつけた。

まったく、その通りとしか言いようがありません。そもそも戦争を始める理由がひっくり返ってしまってるのに、この国のマスコミは僅かに取り上げるだけで、相変わらず戦争は続けられる。
あの〜、タテマエとはいえ戦争する理由は無くなってるんですけど〜。

それにしても思うのはつい先日のこの国の人質事件への対応、そして(一部と思いたい)世論のバッシング。
想像してみてください。
愛国心が湧いてくるのはどちらの国ですか。旗とか歌とか関係ないすよねぇ。
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2004年07月20日

「華氏911」の真意?(2)

16日の私の記事「華氏911」の真意?に関連して数学屋のメガネさんのブログで町山智浩アメリカ日記と題する記事がアップされています。
先の田中氏の記事に関して町山氏が批判(付いているコメントもまあ辛辣というか)、それに対して数学屋のメガネさんが反論されています。的確な読解力と冷静な反論に感心しておりました。

断っておきますが私はマイケル・ムーア氏に対して批判的ではありませんし、むしろ応援しております。本も買って読んでるし・・。
私が当初この記事を目に留め、田中氏の分析に「ふむ」と思ったのは、この一連のムーア氏の活躍に不自然なものを感じていたからです。普通なら何らかの圧力あってもおかしくないよなあと。ちょっとうまく行き過ぎていると。
思えばアメリカにおける政局に大きな変化をもたらすような大スクープだとか、戦争の発端になった事件が嘘だったとか(最近もあったけど)、それがアメリカのジャーナリズムの健全性を象徴しているようにも見えるのですが、どうも事が終わった後(もしくは用済みになりつつある時)っていうのが多くないですか、昔から。
誠に論理的ではないですが、何となく経験上(^^;;
で、田中氏の記事にも説得力感じましたし、数学屋のメガネさんの記事にも納得した次第。
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2004年07月19日

北御門二郎さん訃報

訃報:北御門二郎さん 91歳 死去=トルストイ翻訳家(毎日新聞)

熊本県水上村在住の農業者/トルストイ翻訳家/反戦思想家である北御門二郎さんがなくなられました。ご冥福をお祈りします。

絶対非暴力を貫かれた生き方を尊敬します。

北御門さんご家族のサイト
「幸せな生き方」をされてきたことがうかがえます。

そして、北御門さん訳初の文庫「文読む月日/トルストイ」

そして反戦の意思を持つものにとってより現実味を帯びてきた
兵役拒否(青弓社ライブラリー)佐々木陽子編著

北御門さんの著書「ある徴兵拒否者の歩み」の紹介文にこう書かれています。

この本を15年ぶりに復刊するにあたり、特に若い人たちに読んでいただきたく筆を執りました。
もう今から60年前になります。すぐる太平洋戦争の折り、国を挙げて戦争に熱するさなか、私はやむにやまれぬ気持ちで戦争を「否(いや)」といい、「人を殺すくらいなら殺される方を選ぼう」と徴兵を拒否しました。トルストイにめぐり逢ってのことです。
きっと軍法会議にかけられて、銃殺刑か縛り首になろうと死を覚悟していた私は、幸か不幸か、狂人として扱われ、生き長らえました。
「人は何のために生きるのでしょうか」
そのことは人間一生のそして永遠の問題ですが、少なくとも、人は人を殺すために生まれてきたのではないはずです。
どうか、若い皆さんをはじめ、この本を読んでいただける読者の皆さんが、私の体験と思いをつづったこの一冊に、生きていく上での何かを感じていただけるならば、どんなに嬉しいことでしょう。
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参院選の争点(のはず)だったこと

参院選沖縄選挙区は唯一野党連合によって野党が勝利しましたが、沖縄タイムスの政策対決(1)〜(10)として特集が組まれていました。素人の私でも両者の政策の違いが良くわかるとてもわかりやすい解説です。沖縄に限った争点ではありません。全国基本的に共通する争点だったはずです。
「何となく安心だから・・」とか「色々しがらみがあって・・」とか「他党はイメージ悪い・・」とかで「自民党(あるいは与党)にいれた」っていう方は特にご一読お勧めします。

沖縄タイムス参議院選挙特集

政策対決
(1) 経済・自立に向けて
(2) 雇用対策・失業率改善へ
(3) 憲法・改正は是か非か
(4) 安全保障・自衛隊の派遣
(5) 基地・負担軽減と跡利用
(6) 15年問題・海上ヘリ基地建設
(7) 自治・分権に向けて
(8) 教育・教基法改正
(9) 福祉・安心の年金へ
(10) 北朝鮮・問題の解決法
両候補の政策総括
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2004年07月18日

ツール・ド・フランス2004 第13ステージ

12ステージに続いてイヴァン・バッソ獲るかと期待を込めて見守りましたが、ゴール前でランス・アームストロングがバッソの後ろに付きながらジッパーを締め(身支度を整えた)のを見て、今年もランスで決まりかなと思いました。

それにしても、プリオーシュ・ラ・ブランジェールトマ・ボクレ(トーマス・ボエクラー)の何度もちぎれながらの頑張りが光ります。少年のようなあっけらかんとした表情と独特のスタンディングのフォームが印象的な選手です。

個人的にはエウスカルテル(中でもライセカ)のファンですが、今年はいまひとつ精彩を欠きますね。本日14ステージでも先頭集団に2人残りながら、何ら動き見せず何とも寂しいゴール。バスクのファンは今頃怒ってるだろうなあ。
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2004年07月17日

シトロエンC4

以前、ジュネーブショーでC4予告コンセプトカーが出品されていました。

かつてのホンダCR−Xを思わせるスタイリング、旧くはアルファロメオ1600ジュニアザガートを髣髴とさせます。

ゆえに期待を持って量産型のお知らせを待ち望んでおりました。
で、発表。
シトロエンのサイト
レスポンスの記事 【写真蔵】シトロエンC4量産仕様をどうぞ!

え〜と、クーペのほうはCR−Xというよりインサイトみたいです。かつてのシトロエン伝統のリアタイヤが半分隠れてるフェンダー形状を持つのがインサイトというのも皮肉です。
願わくばこのCセグメントにもハイドロ復活してほしいところですが、無理でしょか。
いずれにしても実車を見るのが楽しみです。

シトロエンDSについての楽しいデザイン考察はこちら

C4の正式なお披露目は秋のパリサロンになる模様。
来年のツールでは沿道でたくさんのC4見ることができるでしょう。
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2004年07月16日

「華氏911」の真意?

田中宇の国際ニュース解説 での新着記事。
「華氏911」とイスラエル と題して、マイケル・ムーアの大人気映画の内容に疑問を投げかけています。
私自身、見たい映画のひとつでありますし、おそらく見に行くとは思いますが、「世論が大きく流れつつある状況」に今一度立ち止まる姿勢が必要と思わせる(自省も込めて)に十分な「説得力」があると思いました。
一時期はブッシュ批判も許されないような雰囲気にあったアメリカで、マスコミも含めブッシュ批判が行えるようになったことを、「アメリカ世論の正常な方向へのゆり戻し」と見るか「単にブッシュがお払い箱になった」と見るか・・・。

私の前回の関連記事
6/30「華氏911全米大ヒットスタート」
posted by PPFV at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月14日

『死票』を恐れない

今回の選挙、正直言いますと、最後までどこに投票するか迷っていたのです。とにかく変わってほしいという焦燥感から先の「まだマシ党」発言だったわけです。結局は「やはり最もいいと思う候補」に投票しましたが、「たまごの距離」さん の 『選挙という名の殿さま選び』 という記事を拝見して、そのことが間違いではなかったかなと、うれしく思っています。

ちなみに『批判票』という言い方もあまり好きではありません。

以下、引用です。

ちなみに私の考えでは、「死票」はあまり恐れないほうがいいと思う。いい候補者がいるのにみんなが「死票」を恐れて「現実的な」ところに投票すれば、その候補者はゼッタイ当選しない、当たり前だが。「そこに投票しても『死票』になる」というのは、実に効果的な落選運動ではないだろうか。だいじょうぶ、「現実的な」ところの議席が増えたって、いいことは何も起こらないから、安心して本当に自分がいいと思う候補に投票することを、私ならおすすめする。

 そう。落し物を探す時は、明るいところではなくて落としたところを探さないと、決して見つからないんだ。いくらそこが暗いとしてもね。
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2004年07月13日

その政党は今まで何をやってきたのか

いつも気になって拝見しているブログがあります。
たびたびのご紹介で恐縮です。
これでいいのか?

「注目」の候補 という記事で、選挙報道のあり方に問題提起されています。

確かに普段の報道のあり方をみていると、「投票率を上げたくない」政権与党の意思を反映していても不思議ではありません。少し話しは広がりますが、学校教育においても、政治に関心を持たせるような授業など知りませんし、私自身受けた記憶もありません。そんな状態で20才になって、選挙権を与えられ、誰に投票したらいいのかわからない・・・当然と言えば当然のことです。この流れにも何らかの意思が反映されていてもやはり不思議ではありません。

また同記事にリンクがはられている 選挙を棄権する、ということ というコラム


第一章 投票率を下げるような報道
  まず最初に、なぜ人は選挙に行かなくなったか、という事について考えてみる。
 選挙期間中のマスコミの報道は、建前としては「不偏不党」のようだ。その結果(?)普通は各政党の発言を併記し、客観性のある報道をこころがけているようだ。
 で、「不偏不党」の報道をした結果どうなるか。普通の報道なら各政党の言うことを併記する。その政党の「公約違反の実績」は考慮しない。
 当然ながら、政権党はマスコミ用の「公約」では自分にとって不利なことははぐらかそうとする。そういうのもそのまま報道すれば、「争点がはっきりしない選挙戦」になってしまう。それにより、有権者は「どの政党も同じような事を言っている」と誤認してしまう。
 さらにマスコミは、批判的な報道も「公平」に行う。「結局どの政治家もダメ」的な報道である。そんなものを真に受ければ、「誰もダメなのだから投票しても意味がない」と思ってしまう人が出てくるのも無理はない。
 そしてとどめが投票後の報道だ。低投票率についてふれたあと、他人事みたいに「争点がはっきりしなかったのが原因」などとしらばっくれるのだ。争点のなかった選挙などない。ただ、争点が明確化されると都合の悪い勢力が、争点をごまかそうとし、マスコミがそれにあわせた報道をしてしまっただけなのである。ついでに言えば、仮に本当に争点がなくたって、選挙に行かないでいい、などという事はない。
 選挙報道でマスコミがすべき事は、「今、何を言っているか」よりむしろ「これまで何をしてきたか」だろう。特に前回の選挙から今までの間に「公約した事をどれだけ実現したか」「倫理面で問題はなかったか」などを整理して報道すればいいのだ。各政党・候補者の主張などは、選挙公報にまかせておけばいい。マスコミの使命は「事実」を報道する事だ。そして選挙における明確な「事実」は「今何を言っているか」ではない。「今まで何をやってきた上で何を言っているのか」なのだ。


まさに、その通りと思います。私もそこに拘りたいです。何をやってきたかです。マスコミに限らず、どうもそこのところの議論が抜け落ちていて、釈然としない思いをすることが良くあります。特に共産党への評価については、(私には小難しい)イデオロギーがどうのこうのとか、昔の体制を引きずっているとか、言うことは正しいけど理想論だとか・・・批判が漠然としていて私にはよくわかりません。かといって明確な問題点の指摘があるかといえばそれもない。実体験、あるいは生活に根ざしたところでの「実績」として最も身近に感じるところがあるので、なおさら不思議なところです。

また、第三章には昨日私が書いた記事をまことに的確に書かれています。(一通り見たつもりだったのですがこのコラムは見逃しておりました・・・昨日の駄文お恥ずかしい)

第三章 棄権=白紙委任
  結局、棄権する事は、政治家がより好き放題な事をする事にお墨付きを与えることでしかないのだ。与党に投票する事は「現在の政治を承認する事」の意思表示になり、野党に投票する事は「現在の政治を承認しない事」の意思表示になる。それに対し、棄権する事は「今後も、政治家が何をやろうとお任せします」という意思表示になるのだ。
  その結果推進される政治のもとで、棄権者のみが被害にあうならまだいい。しかし、政治の結果はすべての国民に影響を与える。その結果、棄権しなかった人までが棄権した人の「白紙委任」に迷惑をこうむってしまうのだ。
 そういうわけで、どこに投票をしてもいいから、棄権だけは絶対にしないでいただきたい。


まさにその通り。コメントのしようがありません(^^;;;
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2004年07月12日

投票に行かない権利??

私の7/5の記事 選挙〜「変えなければ」「変わらない」 に対してトラックバックいただきました。
『投票に行かない権利』と題する記事ですが、気になった点もありましたので、ちょっと補足。

まあ、私も投票は義務とは思っておりませんし、法的にも義務化されていません(オーストラリアでは義務化、罰金罰則もあると聞いておりますが)。ましてや選挙に行かない人を『非国民』だなんて思っておりません(『非国民』は私の嫌いな言葉ベスト10ですわ)、ただ「ああ〜もったいないねぇ」と思う訳でして。
義務化されれば最も打撃を受けるのは政権与党、あるいは固定票を持つ政党でしょうから、実現はまず望めません。
私が言いたいのは投票に行くことが『権利』であるという意識が希薄なのではないかということです。働いたことに対して対価を貰うことは『権利』です。それに対して『給料貰うのは義務ではない』『給料を貰わない権利もある』などと言われても困ります(--;;;

もうちょっと判りやすい一例として説明します。
1000人の選挙民がいる選挙区がある。
ある『特定の利益』を代表する候補者Aがいる。支持者は250人、もちろん『特定の利益』を享受される方々。
対する候補者B『特定の利益独占は許せない、選挙区民ひいては日本全体の利益を考えるべき』、支持者は150人。
あとの600人はあまり選挙には興味ないけど、まあ行って見るかという人が100人(いわゆる浮動票)。
これで大体今回の選挙と同じ投票率50%くらいですね。
浮動票100人が多少バラけて候補者Aに30人、候補者Bに70人。
結果、候補者A280票 対 候補者B220票で 候補者Aの当選。
1000人のうちわずか250人の人たちの利益を代表する候補者が見事当選。
なので他の750人の方々は政治で何かが変わったことを実感できないのです。

候補者Aの支持者でもないのに雰囲気でいれちゃった30人の方々なんかとんだ投票損です。

なので、しっかり見極めてせめてマシなほうに投票しましょうということです。
きっとあなたの生活も変わりますよということです。
投票しないことで誰が喜ぶのかよく考えましょうということです。
『給料を貰わない権利もある!』と言って大喜びするのは会社ですよ。
posted by PPFV at 00:15| Comment(7) | TrackBack(5) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする