2004年10月31日

香田証生さん〜絶対に生きて帰って欲しい

まずは、どのような人間であれ、自国民の生命の保護は国家の義務であることは大前提である。

実は私が最も気にしていることが、今回の香田証生さんの拉致事件なのですがエントリーできずにいました。
色々と錯綜する情報に落胆し、希望をつなぐ繰り返し、ご家族の心境はいかばかりかと思います。

エントリーできなかったのは、当初マスコミで多く語られた「フリーターの観光旅行」「気楽なバックパッカーの物見遊山」的な報道に強烈な違和感を感じていたとともに、多くのブログで「お馬鹿さん」的捉え方をされていたからです。私の常識では「気楽な観光旅行」でイラクに足を踏み入れることは考えられない。そこには何らかの大きな意志がなければ・・・・と。彼につけられた名前、そして両親の記者会見を聞くに及んでその思いを強くしました。
しかし、それを裏付ける情報を見つけることができず悶々としていた・・というのが恥ずかしながら実情でした。

NOPOBLOGさんからトラックバックをいただきました。
まだ望みはあるかも…
http://blog.drecom.jp/no-po/archive/69
そこには毎日新聞夕刊の記事を取り上げ彼の姿勢について言及されています。

そして、M.H.Squareさんのエントリー
香田さんは「戦争の真実を見ようとした勇敢な若者だということを知ってほしい。」
http://www.officemh.com/archives/000167.html#more

もう私が言うことは何もありません。私がこの2〜3日言いたくて見つからなかった言葉が見事にエントリーされていました。
激しく同意するとともに、感謝します。

香田証生さんには絶対に生きて帰ってきてほしいと切望します。
posted by PPFV at 03:10| Comment(3) | TrackBack(6) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月30日

こんな国を愛せといわれても

うめチキさんのブログ、勘繰り屋でのエントリー〜景観を愛でる権利を興味深く読ませてもらった。
http://yaplog.jp/ume-chiki/archive/131#BlogEntryExtend

国立のマンション訴訟逆転判決のニュース、景観保護などという観点のかけらもない。ましてや個人の景観権など夢のまた夢、松下隆一氏が言い出した「環境権」も陽の目を見るまで30年近くもかかってしまった。
「景観」なんぞは「この国の文化」とは関係ないらしい。どこの都市も似たようなビル群ばかり、田舎は大型のショッピングセンターとパチンコ店ばかり、商店街は暗くひっそり・・・まったくそれは見事にワンパターンな日本の風景だ。
古い町並みを頑なに残した地方が今やはるかに元気があるというのも皮肉なものだ。

一方で、こんな記事
「フィアット500保護法」成立間近!?(レスポンス)
http://response.jp/issue/2004/1028/article65097_1.html
FIAT500
車にさえ文化を見出す姿勢とも思える記事、法制化して守ろうというのだ。確かに生活に密着した車も今や景観を形作る大切な要素でもある。

「文化」だけをとっても今やこの有様だ(昔はすばらしい文化があったことを前提で言っている)。
そんな国を愛せといわれても困るのだ。「内なる愛国心」をもって苦言を呈している。

はたまた、一方で
MH.Squareさんでのエントリー〜恥を知らない人たち
http://www.officemh.com/archives/000166.html
香田さんの実家や市役所に中傷の電話・メール 邦人人質(朝日新聞)
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20041028/K0002803090015.html

やはりというか、まったくもって幼稚で卑屈な嫌がらせの話には事欠かない。これもひとつの「文化喪失」がなせる業か。
posted by PPFV at 00:33| Comment(5) | TrackBack(2) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月29日

天皇は左翼!?

なにげにニュース23など見ていたら、園遊会のニュース。

都教育委員でもある米長氏と言葉を交わす天皇陛下の姿が・・・。

「国旗を掲げ、国歌を歌わせることが私の仕事」と言った米長都教育委員に対し
「やはり強制にならないことが望ましいですね・・・」と天皇陛下(爆)
「もちろんそれはそうでございます」と米長永世棋聖(轟沈)

いつものレッテル貼りの法則でいけば「天皇は左翼」ということになりそうだ。

明快な天皇陛下に対し宮内庁はシドロモドロである。

天皇陛下:国旗国歌「強制でないこと望ましい」園遊会で(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20041029k0000m040133000c.html

 秋の園遊会で、東京都教育委員を務める将棋の米長邦雄永世棋聖(61)が卒業式などでの「日の丸・君が代」について発言し、宮内庁などによると、天皇陛下が「やはり、強制になるということでないことが望ましい」と話す場面があった。

 米長氏は招待者として出席。天皇陛下と将棋に関し話した後、都教育委員の仕事について「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させるというのが私の仕事でございます」と語った。これに対し、陛下が話したもので、米長氏も「もちろんそれはそうです」と答えた。

 陛下が国旗・国歌について発言するのは極めて異例。宮内庁の羽毛田(はけた)信吾次長は、側近の侍従を通じ陛下に発言内容を確認したとしたうえで「心の問題でもあり、強制ということではなく、自発的というか、喜んで掲げる、歌うというありようが好ましいということを言われたのだと思う。具体的な政治・政策の是非を述べられたものではない」と話した。
posted by PPFV at 00:09| Comment(7) | TrackBack(13) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月28日

ブログの運営方針変更します

これまで「コメント」および「トラックバック」の削除は基本的に行いませんでしたが、今後は、私の判断で「このブログにふさわしくない」と思ったものは(気がつき次第)即刻削除することとします。

「多様な考え」か「根本的に許せない考え」かは、このブログにおいては私の判断が「すべて」ですので、それでも主張したい方は「ご自分のブログ」でどうぞ。

とりあえず忙しいので、自分のブログのごみ掃除までやっている暇はありません。そんなことやっている暇があったらやりたいこと山ほどありますので。

今までコメントいただいた大多数の方は当然のことながら削除対象になるような方ではありません。そこのところ誤解無きよう、よろしくお願いします。

追記2004/10/29 2:09
闘うリベラルさんからトラックバックいただきましたが、北国チャネルからのトラックバックは以前よりうまくリンク張られないようです。
こちらにリンク記します。
闘うリネラルのチャンネル「言論弾圧・・・はあ?」
http://ch.kitaguni.tv/u/5411/%b9%f0%c3%ce%8e%a5%bb%a8%b4%b6%8e%a5%a4%bd%a4%ce%c2%be/0000137252.html
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2004年10月27日

新潟中越地震 孤立する外国人被災者

新潟中越地震で犠牲になられた方のご冥福をお祈りしますとともに、被災者の方々へお見舞い申し上げます。

一方でこういった特報記事がありました。
とかく見落しがちなこと(弱者のなかでもさらに弱い立場にある)に焦点をあてる「東京新聞」の報道姿勢に好感を持ちます。

東京新聞2004/10/26付特報

新潟中越地震 孤立する外国人被災者
『母国の家族が情報源』
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20041026/mng_____tokuho__000.shtml
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2004年10月26日

転載/明治憲法の立憲思想

個人と国家―今なぜ立憲主義か 集英社新書
樋口 陽一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087200671/qid=1098711179/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-2554696-8809803
個人と国家

以前、転載/戦前にも信念を貫く人々はいたというエントリーで取り上げた本ですが、こんな一節がありました。他にも気になる文章がありますがまたの機会に拾い出してみます。

(74ページ)
明治憲法の立憲思想
帝国憲法ができたのが明治22年(1889年)ですから、明治維新からも20年以上もたっています。安政条約の1858年から考えれば30年たっている。この30年間は、非常にいろいろな可能性を持った時期だったということを、何回でも振り返ってみてもいいのではないか。いろんな民間憲法案にそれは表れています。結局「大日本帝国憲法」は、そういう下からの民間憲法案を押しつぶす形で、上から「欽定憲法」として授けられることになるのですけれども、その場合に、その指導者たちですら、憲法をつくることの意味に決して鈍感ではなかった。
伊藤博文がすでに「そもそも憲法を創設するの精神は、第一、君権を制限し、第二、臣民の権利を保護するにあり」と言っています。君主の権利を制限する。それと裏腹で、臣民たりといえども-----ご存知のように、明治憲法は人権という観念は認めないわけですけれども-----権利を持つ。「立憲」という言葉の意味がそれとしてきちんと理解されていたのです。
それから100年以上たった今、有力政治家たちが気軽に「日本国憲法」の問題点の一つとして、第3章の「国民の権利及び義務」、第10条から40条までを見ると義務の数がえらく少ない、権利に重く義務に軽い、ということを繰り返し言っています。これは110年前の伊藤博文以前の感覚に戻っているのではないでしょうか。
下からの憲法をつくろうという民間の要素があり、それを押さえつける形で帝国憲法をつくった指導者ですら、憲法をつくるからには主権者である天皇の君権すら制限するのだ、そしてその分臣民の権利を確保するのだということをきちんとわきまえていた。

※こうした古くから培われてきた思想や、その後の数々の紆余曲折が「日本国憲法起草」のバックボーンとしてあるのであり、決して「押し付け」ではないという筆者の主張
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2004年10月25日

新刊情報:高橋哲哉著「教育と国家」

講談社現代新書より新刊

「教育と国家」高橋哲哉著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061497421/qid=1098632699/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-2554696-8809803
教育と国家

講談社現代新書、装丁が変わっていたんですね。本日書店で見つけて買ってきました。
戦後教育悪玉論に対する反論等々興味深い内容です。

出版社/著者からの内容紹介
「愛国心」教育のウソを衝く!
戦後教育悪玉論
教育基本法を改正すれば教育がよくなると言う論者は、学校教育の意味をまったく問い直さず、かつてうまく機能していた(と彼らが思っている)学校制度をそのまま復活させれば子どもがよくなる、と思いこんでいる。しかし、今日ではむしろ近代の学校制度そのものが新たな社会環境、メディア環境によって問い直されているのです。そこにかつてなかった学校現場の現象も生じてきているのですから、教育基本法は学校教育制度を自明の前提としているという面では問い直されるべきですが、それは現在の改正論とはまったくレベルの違う問題なのです。<本文より>
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シトロエン&ルノー:ブレーキパッド交換

本日は耐乏仏車ネタです。
長男のルノーと私のシトロエンともにブレーキパッド限界に近づいていましたので交換作業行いました。

こちらルノーに使用したブレーキパッドパッド。
20041024MAINTE_1
ともにロッキード製。シトロエンのフロントのみ在庫なかったのでテクスター製でした。

シトロエンのブレーキパッドともに
東京パーツコミュニケーションさんで手配しました。格安で対応も迅速丁寧!お勧めです。
来年7月の車検に向けてタイミングベルト等もこちらでお願いするつもりです。

シトロエン〜キャリパーピストンを押し込むために回す!の図
20041024MAINTE_3

ルノー〜キャリパー取り外しの図
20041024MAINTE_4

ルノー〜新しいブレーキパッドこんな感じで収まるんですの図
20041024MAINTE_5

気持ちのいいブレーキタッチが復活しました。
仏車の良さをもっとも感じるのはエンジン?ではなくて足回りとシートそしてブレーキなんです。
posted by PPFV at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 耐乏仏車生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月24日

『将来のためのリンク』追加しました

南京事件(南京大虐殺)に関するサイトを中心に『将来のためのリンク』として従来のお気に入りリンクとは別に追加しました。
興味のある方はぜひご覧ください。
基本的に「肯定派」の立場からのサイトが中心です。
「否定派」の立場からのサイトは申し訳ありませんが各自お探しください。
その際、真偽を測る目安としてこちら↓
http://bbs2.otd.co.jp/mondou/bbs_plain?base=30280&range=1
のご意見が参考になるかと存じます。
ほかにもお勧めのサイトございましたらコメントいただけるとありがたいです。
posted by PPFV at 22:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月23日

黒でも白でもなくて灰色?いえ問題は黒の大きさ〜南京大虐殺

少し前の話ですが、ジャバさんのブログHERIKUTSUなる日々で気になるエントリーがありました。
忙しさもありコメントもできずにいましたが、改めて取り上げさせていただきます>ジャバさん。

「100人斬り論争」なんてまだやっていたの?
http://blog.livedoor.jp/jabberwock555/archives/8095230.html

に対して、以下のようなコメントがつきました(南京大虐殺に関して)。

(コメント抜粋)
>何十年も議論してる時間があるなら、
>実際に何があったのか、冷静に事実を調査して、どうしてそうなってしまったのか
>を検証するのが先だろうと。そうして、繰り返さない為に何をすべきかを考え、そ
>のために努力するほうに力を注いでほしいと思うのです。

それに対して、ジャバさんは改めてエントリーにてお答えされています。

コメントにしようと思いましたが・・・。
http://blog.livedoor.jp/jabberwock555/archives/8127625.html

(記事から抜粋)
>ちなみに、日本政府はいままで一度も「南京大虐殺がなかった」という見解を示したことはありません。一貫して、その罪を認めている。ところが、その政権党である自民党のなかからぽろぽろと「デマ説」を大声でまくし立てる人間が出てくる。わざわざ閣僚になってまで、そんなことを言って、首になる人物が続出している。そして、明らかに政権党の味方であるフジサンケイ新聞や、文春、新潮などを使って、少しずつ「デマ説」の世論を形成しようとしている。

そしてそれに対して、以下のようなコメント。

(コメント抜粋)
>私は、事実は黒でも白でもなくて灰色だと思っています。(それが白に近い灰色なのか、限り
>なく黒に近い灰色なのかは、正確に調査されなければ解らないことですが)
>性格も頭もシンプルに出来ておりますので(単純ともいう)、議論されている方々がこの”灰色”
>だということを認めてくだされば、お互いに歩み寄って(というのもなんか変ですけど)議論に費
>やすだけの能力やエネルギーを、前に書いた建設的な方向に振り向けることが出来るのでは
>と思っていたんですが・・・どうもそんな簡単な問題ではないようですね。

ジャバさんの言及した日本政府の見解はまさしくその通り。

外務省HP
報道官会見要旨 (平成10年12月25日(金)17:00〜 於 会見室)
「南京事件」関連の民事訴訟判決
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/hodokan/hodo9812.html#7-A

この中での政府見解。
>なお、政府としてはいわゆる「南京事件」をめぐり種々の議論があることは承知しているが、1937年の旧日本軍の南京入城の後、非戦闘員の殺害あるいは虐殺行為等があったことは否定できない事実であったと考えている。また、政府としての歴史認識については、これまで累次表明してきている通りであり、1995年8月15日の内閣総理大臣談話を柱としており、このことは先の江沢民中国国家主席訪日の際の会談で小渕総理より伝えた通りである。その考え方には何ら変更はない。

何度も言いますが「あったかなかったか」などという論争はとっくの昔に終わっています。白か黒かはたまた灰色かなどという話ではなく「明確に黒」なのです。問題はその「黒」の大きさなのです。悪意が無いとはいえ、議論が存在しているかのように錯覚してしまうのも否定論者の策略に嵌ってしまっていることを認識すべきでしょう。
この事実を明確に捉えていれば「歩み寄る」などということが有り得ないことも理解できるでしょうし、どちらが建設的かも理解できるのではないかと思います。

最初のコメントに戻って・・・

>何十年も議論してる時間があるなら、
>実際に何があったのか、冷静に事実を調査して、どうしてそうなってしまったのか
>を検証するのが先だろうと。そうして、繰り返さない為に何をすべきかを考え、そ
>のために努力するほうに力を注いでほしいと思うのです。

まさしく、そういう地道な努力が肯定論に基づく方々によって行われてきたのではないでしょうか。議論が存在するかに見え、余計な作業を強いられるのは、根拠なき否定論者がいるからに他なりません。

端的な・・・思考錯誤板のこちらのスレッドが参考になります。
http://t-t-japan.com/bbs/article/t/tohoho/9/xtwqrf/xtwqrf.html#xtwqrf
posted by PPFV at 23:15| Comment(9) | TrackBack(0) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月22日

転載[天木直人・メディア裏読み]北朝鮮問題に暗躍する連中

※興味深い記事です。マスコミ報道とどう付き合うかという点においても示唆に富んだ話だと思います。
  以下転載。

天木直人10月22日 メディア裏読み
http://homepage3.nifty.com/amaki/pages/ns.htm

◇◆ 北朝鮮問題に暗躍する連中 ◆◇
 
 21日のコラムで日本のゼネコンが訪朝計画をしていたという産経新聞のスクープ
の事を書いた。不思議な事にこの記事の後が続かない。何故他の新聞がこれについ
て書かないのか。それは、この事件が実は政界を巻き込んだ壮大なスキャンダルに
繋がりかねないからなのだと私は考えている。続きを読む
posted by PPFV at 20:48| Comment(7) | TrackBack(0) | ニュース拾読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月18日

地方議員のおかげで「南京大虐殺」再注目〜いいことだ

更新滞りすみません。時間ないので取り急ぎまとまりなく書きとめます。

本宮ひろし氏「国が燃える」休載に関して、色々議論なされているようですが、チラと拝見して、まあ、色々思ったこと。

・糾弾に立ち上がった地方議員の方々、結果的にどうだったんでしょうね、集英社による休載措置を以って勝利!と思われているんでしょうか。

・この話題が「今まで何にも興味なかった人たち」に少なからず興味を抱かせた功績は大きいものと思います。

・この日本と同じように、中国にも「トンデモ」主張される方はいます。しかしそのとんでも発言を取り上げ、中国の主張は全くデタラメなどというのもまた「トンデモ」主張です。

・漫画手法的にどうか?という話も「漫画好き」の方の趣向に過ぎず、問題の本質ではありません。一部の間違いをあげつらって全否定にすり替えるのは常套手段と心得るべきです。抗議している連中にとっては漫画のことなどどうでもよろしい。抗議(否定)することに意義があるんですから。

・いまどき「便衣兵」などという言葉を信じている方は、以下のサイトをご覧ください。

・こんな話題になると条件反射的に否定ないしは、あったとしても些少・・・などと、言いたくてたまらない人は以下サイトのBBS思考錯誤にて思う存分議論してください。皆さんお待ちです(たぶん)

・こちらは管理者による削除はしないそうです。メルアドは必要(当然ですよね!)

・議論、私も楽しみにしております。暇になったら拝見させていただきますので、ぜひ宜しく。

・肯定派もしくはどちらでもないという方も御参考にどうぞ。

南京事件資料集
http://members.at.infoseek.co.jp/NankingMassacre/

思考錯誤(BBS)
http://t-t-japan.com/bbs/article/t/tohoho/

ちなみに以下は、最新投稿です。これも参考になります。
============================================
本宮ひろ志『国が燃える』連載中断に対して、以下のアクションを提案しています。
「ここはこうしたらいいのではないか」「こういう方法もある」等々、ご意見をお待ちしています。

▼それでいいのかニッポン。
 宗教団体や議員による言論弾圧には反対。
「自由主義社会」を守れ!(@∀@)キャンペーン
※総合ページ http://d.hatena.ne.jp/claw/00010110

▼「たかじんのそこまで言って委員会」で意志表示を!
「あなたは、南京大虐殺についてどう考えていますか?」
http://www.ytv.co.jp/takajin/
書き込み式アンケート<調査期間 10月24日(日)13時30分まで>

▼復刊ドットコム 「雑誌に載ったとおりの『国が燃える』の原稿を復刊してよ」投票
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=26359
topページの http://www.fukkan.com/ 左下からユーザー登録、そして投票!

▼【行動提起】はがきや手紙やファックスで、本宮氏と集英社に支援のエールを送ろう!
『週刊ヤングジャンプ』同封の読者はがきで「本宮がんばれ!」コールを。
【住所】101-8050 東京都千代田区一ツ橋2-5-10  週刊ヤングジャンプ編集部

▼【行動提起】本宮ひろし「国が燃える」 ヤングジャンプコミックス購入運動
http://ch.kitaguni.tv/u/1181/%c6%fc%b5%ad/0000134334.html

▼【情報】集英社を恫喝した議員集団はどんなヒトたちなの?
http://d.hatena.ne.jp/claw/00010111 
「ちゃんねる桜」「西村眞吾」「つくる会」「日本会議」・・・極右と宗教団体(;´д`)

▼【情報】南京大虐殺と「百人斬り(の真相)」 基礎資料へのリンクページ
http://d.hatena.ne.jp/claw/20041002
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2004年10月12日

転載[天木直人・メディア裏読み]いわば新たな戦争責任

やはり戦争は、やむにやまれぬ理由で起きるのではなく、起こすべくして起こされるということがはっきりしました。
米英に同調しいち早くイラク攻撃に賛同した日本政府も、先の戦争責任さえ未だ収拾できないまま、いわば新たな戦争責任を抱え込んだとも言えそうです。結果的にそれを許した我々にもその責任の一端はあるでしょう。


天木直人10月11日 メディア裏読み

はじめから大義は要らなかった!?
http://homepage3.nifty.com/amaki/pages/ns.htm

 米調査団が「大量破壊兵器はなかった」との最終報告書を発表して以来、世
界で様々な発言が飛び出している。これからもどんどんと新たな事実や証言が
飛び出してくるであろう。これは好ましい事だ。そうすることによって初めて
我々はあの戦争は何であったかの全貌に少しでも近づけるからである。続きを読む
posted by PPFV at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月10日

転載[ビルトッテンからのレター]イラク戦争開戦時のとある論評

イラク開戦時の論評を読み返していました。

ビルトッテンからのレター
No.567 世界支配のためのイラク攻撃
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/rinen/totten/ow_text.php?A=1&B=576

2003年3月28日付けの記事です。
改めて読んでみて、的確な指摘だなと。しかし、マスコミも含めて世間は耳を傾けようとしませんでした。
この時点で何らかの意思表明なりアクションがあったなら、いくらか状況も変わっていたかもと思う反面、
大量破壊兵器など何もなかったことが暴露された現在に至っても、その攻撃の正当性を譲らないアメリカ
政府の態度にうんざりしたりもするのです。

  3月7日、国連主任武器査察官ハンス・ブリックス氏が国連安保理で報告を行ったがメディアはその報告に
  ほとんど言及しなかった。理由はその報告がブッシュ政権が望んでいたものとは全く反対の内容だったから
  である。ブリックス氏の報告は事前通達なしにイラク上空を査察機が飛行すること、イラク科学者との個別イ
  ンタビューを認めることなど、多くの点でイラクが査察に協力していることを強調していた。またブリックス氏は
  査察を続けるべきだと言っていた。

とかく時がたつと忘れがちですが、この事実はしっかり記憶しておく必要があるでしょう。「イラクは最後まで査察に
協力しようとしていた。」「そしてブリッグス氏は査察を続けるべきだと言っていた。」

  おそらくアメリカは近いうちに、ブリックス氏も、また湾岸戦争以降の執拗な査察でも見つからなかったイラク
  の大量破壊兵器を「発見」するか、または「証拠」を見つけたというであろう。そしてそれを、イラク攻撃を正当
  化するものとして攻撃に反対した国や人々に提示するだろう。米軍にとってイラクの大量破壊兵器を発見した
  「証拠」を出すことは容易なことだろう。なぜならその証拠を米軍がこっそり置けばよいだけだからだ。そして
  「証拠」さえあれば自分たちのイラク攻撃は正当化されるのだから。証拠のねつ造ほど腐敗した正義はない。
  しかし世界を支配するためなら、アメリカはそれすらいとわずに行うのであろう。

米軍にとってイラクの大量破壊兵器を発見した「証拠」を出すことは容易なことだろう・・・・私もそう思います。
それだけに、今回の「大量破壊兵器はなかった」とする報道(かりになかったとしてもマスコミこぞって無視して
も不思議ではない)には少し奇異な印象をもちました。次なる一手はいったい何なのか・・・。
先日の拙ブログの記事、『転載/米国はイラク脱出準備を完了したか』で取り上げた「アラブの声ML」の記事に
よればそれは「米軍撤退の準備」ではないかとのことだが。
posted by PPFV at 22:39| Comment(2) | TrackBack(1) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月09日

こんどはイチロー叩きか?

昨日の記事イチローさらりと国民栄誉賞辞退にトラックバックをいただいた。

頭がスッキリするコラム
http://blog.goo.ne.jp/deputyminister
“まだ未熟者”のイチロー
http://blog.goo.ne.jp/deputyminister/e/96cfa3ac68f6f1971595050dabc884a2
と題する記事。

さして反応していただくほどの話でもないし、できれば他のもっと肝心な話に反応してほしいと思ったりもする。

>彼の云わんとする“未熟”が、“人間として”なのか、“技芸”に対するもの
>かは判然としない。彼が本当に発した言葉なのかも定かでないが。

「未熟」という思いは特に「技芸」に関してはおそらく彼の偽らざる思いだろう。
そもそも「熟練」などというのは回りにいる人間が評価することであって、当の本人が「熟練」などと思い込んだ時にはそれは単なる「老害」だ。
しかし前回の辞退理由同様、本来の辞退理由だとは思わない。
私が思うに彼はそんなものには何一つ価値など見出していないのだ。
従って、過去受賞者の年齢分析や千代の富士の人間分析?など何の意味もない。

輝かしい実績をもってして、なおも向上心を持つことが

>第一、こんな高みに達する可能性のない、他の大多数の選手たちの立つ
>瀬がない。

ことになるのか。そんなヒネタ選手が大多数なのかプロ野球界って。

>政治利用目的の授賞乱発は、栄誉賞の価値を低めることは間違いないが、

まさしくその通り。

>彼の発言は、“栄誉賞などそんな程度のもの”という意味でも取られかね

「栄誉賞などそんな程度のもの」なのだ。そんなものなくても国民はちゃんと評価している。

>ず、乱発以上に、歴代授賞者の功績を辱め、賞そのものを貶める危険を孕
>んでいる。

それでも「未熟だから」「モチベーションが・・・」などと言ったのは歴代受賞者への精一杯の配慮である。

>・貰えるものは、素直に貰っとけ!

貰った時点で「自らを貶める」ことになるのだ。あなたの忠告に従って大江が「文化勲章」受け取ってたらそりゃ大爆笑だ。だが「ノーベル賞」は貰うというちょっと姑息なところはある(話がそれた)

>・技芸はすでに円熟の境地だが、人間としてはちと未熟だね。

私は逆だと思うが。ますます技に磨きをかけてもらいたい。人間的には未熟だとは思わないし仮にあったとしてもそんなことはどうだってよろしい。他人がとやかく言う筋合いではないのだ。

>・言葉の重みを、もっと真剣に考えろ!

誰に対する重みなのだ。

>・言葉尻をとらえ、ねじ曲げて喧伝する人間がいることも知っておけ。

私のこと言われてるのか?私から見ればこの方がその「喧伝する人間」に見えるのだが。

しかし、どうしてこう「個」というものを前面に押し出すと叩きたがるものが出てくるのか。先のイラク人質事件を思い出して不愉快だ。
政府も国民栄誉賞なんかでゴタゴタする暇があったら、他にやること山ほどあるだろう。
叙勲制度などに何の意味があるのか。しいて意味があると言えば「あ、なんだこの人はこの程度の人だったんだ」と知るバロメータになることぐらいだ。
posted by PPFV at 02:59| Comment(15) | TrackBack(5) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月08日

イチローさらりと国民栄誉賞辞退

イチローさらりと国民栄誉賞辞退(スポニチアネックス)
http://www.sponichi.co.jp/usa/kiji/2001/10/27/01.html

もう、色んなところで話題になってるかもしれない月並みなネタで恐縮ですがちょっと嬉しかったので。
今朝のテレビニュースでふと耳にして思わず「ニンマリ」してしまいました。
「モチベーションが低下するから」とか「まだ発展途上だから」とか色々報道はされていますが、真意のほどはわかりません。
言い訳だとしても「国家に対する配慮」というより「過去受賞した方に対する配慮」かなと勝手に思っています。
基本的にそういうことには価値を見出さない人のようにお見受けします。国家に阿らない確固とした「個」を持った存在。
残念ながら政治屋がつけいる隙はなかったようです。ちなみに野茂氏も同類と思われます。

ん〜、今回の快挙には「世界市民栄誉賞」をあげたい(笑)
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2004年10月07日

転載/米国はイラク脱出準備を完了したか 

うめチキさんのブログ〜勘繰り屋
http://yaplog.jp/ume-chiki/
ブレアと細田の妄言 / 国際
http://yaplog.jp/ume-chiki/archive/115

まったくだ。尻尾ふり過ぎ。
調子に乗ってあまり飼い主にじゃれ過ぎると・・・・。
以下の記事が本当なら飼い主に「五月蠅いっ」と逆切れされる恐れがありそうだ。
今後のアメリカの動向に注目したい。

アラブの声ML 2004/10/6配信
米国はイラク脱出準備を完了したか 著名イラク人元外交官が分析
全文はこちら↓
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/message/72

《一部引用》
 イラクの泥沼に嵌りこんだ占領軍に出口はあるのか? イラクの著名論客で
元外交官のサラーフ・モフタール氏は、9月30日付のバスラ・ネットに撤退
準備が進んでいるとする明快な分析を投稿した。
《中略》続きを読む
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2004年10月05日

資料/軍人と非戦闘員の死者数の変化

テロと戦争の違いは、前者の対象が要人もしくは無防備な市民であるのに対し、後者は軍隊同士の武力衝突だとされてきた。
下表参照。

資料:軍人と非戦闘員の死者数の変化

-------------------------------------------------------------------
            死者総数      軍人   非戦闘員
-------------------------------------------------------------------
第一次世界大戦   約1000万人    95%     5%
第二次世界大戦   約2200万人    52%    48%
朝鮮戦争       約130万人    15%    85%
ヴェトナム戦争    約350万人     5%    95%
-------------------------------------------------------------------

(出典)
高柳先男 1988 「戦争」『世界大百科事典』第16巻 平凡社 123頁
蓮見博昭 2002 『宗教に揺れるアメリカ』 日本評論社 185頁
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2004年10月04日

「生活の有事」にこそ備えを

何をもって「勝ち組」と言うのかはわからないけれども、「自分は勝ち組」と思っている人も、「勝ち組」に生き残るために汲々としつつ・・・いつ「負け組」へのお誘いが来ないとも限らない。私に限ってそんなことはありえないと思える「優秀」なあなた、それはそれで結構なことです。
弱者を切り捨てる政策にまったく以って同意できかねるのは、そうなったときに何らかの救済策があってしかるべき、それこそ「生活の有事の際の防衛策」が必要と思うからです。長年培われてきて、さらに発展させるべき社会保障制度をこうも簡単に打ち捨てていいものか・・・。
偽者の有事に踊らされて軍事費の増大を許してしまえば、そのしわ寄せは我々の生活にのしかかります。アメリカの実態を見てこの国のすぐそこにある未来を想像しないのはあまりに愚かではないかと思うのです。

《参考記事》〜太字は投稿者による
Our World ビルトッテンからのレター
題名:No.648 沈黙破れば政策は変わる
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/rinen/totten/ow_text.php?A=1&B=657

Date : 2004年9月29日

 11月の大統領選挙を前に共和党の全国党大会が開かれたニューヨークでは、「反ブッシュ」をアピールする人々が全米から数十万人集まり、抗議行動をしていた人のうち交通妨害などで1800人以上が逮捕された。友人が電子メールで送ってくれた大会会場の付近を埋め尽くす人々の写真を見るにつけ、ブッシュ政権に追随する小泉政権が、イラク戦争や国内政策を含めてアメリカ国民がブッシュ大統領に「NO」を突きつけている現状にどう反応したかに興味深かったが、私の知る限りでは、これらの抗議行動についてはあまり報道されなかったように思う。

沈黙破れば政策は変わる

 共和党大会に乗り込んだ反ブッシュの映画「華氏911」を作ったマイケル・ムーア監督が、共和党議員から批判されブーイングのなか退席するというニュースが日本で報じられたことを考えれば、日本のメディアの報道がブッシュ寄りであることはまちがいない。続きを読む
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2004年10月03日

転載/戦前にも信念を貫く人々はいた

個人と国家―今なぜ立憲主義か 集英社新書 樋口 陽一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087200671/qid=1096809532/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-3204120-1910623
より、一部引用

戦前にも信念を貫く人々はいた

戦前は「統治権ヲ総攬」する天皇の立法権の行使を「協賛」する帝国議会であって、国民主権の議会ではない。建前上、あくまでも主権者である天皇が法律をつくるのに協力するという考え方でした。建前上はそうでありながら、帝国議会では、貴族院を含めて大変迫力のある議論が戦わされています。

(中略)

浜田国松代議士の「割腹問答」というのがありました。当時加速しつつあった軍部の政治介入を批判した彼の発言を、「軍部の侮辱」ととがめた寺内寿一陸軍大臣を向こうに回して、「封建思想や官僚独善主義から言えば、あなたは役人で私は町人かも知れぬけれども、さうぢゃありませぬ。私は公職者、殊に九千万人の国民を背後にして居る公職者である」「速記録を調べて僕が軍隊を侮辱した言葉があったら割腹して君に謝する。なかったら君割腹して謝せよ」と迫ったのです(1937年1月衆議院)

《参考》
三重県ホームページ
http://www.pref.mie.jp/index.shtm
代議士浜田国松と「腹切問答」
http://www.pref.mie.jp/BUNKA/TANBO/BUNKA/mieb0257.htm

※先の大戦を前にした議会での議論です。正直私のイメージとしては、大戦前の議会などには民主的とは程遠いような状況があり、だからこそ戦争へと突き進んで行ったのだという楽観的意識がありました。しかしそれは間違っていたようです。政治生命どころか文字通り「命」をかけた議論がなされていたんですね。それでもなお戦争に突き進んで行った・・・・。
振り返って、今現在、このような議論がなされたことがあったでしょうか。
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