2004年10月04日

「生活の有事」にこそ備えを

何をもって「勝ち組」と言うのかはわからないけれども、「自分は勝ち組」と思っている人も、「勝ち組」に生き残るために汲々としつつ・・・いつ「負け組」へのお誘いが来ないとも限らない。私に限ってそんなことはありえないと思える「優秀」なあなた、それはそれで結構なことです。
弱者を切り捨てる政策にまったく以って同意できかねるのは、そうなったときに何らかの救済策があってしかるべき、それこそ「生活の有事の際の防衛策」が必要と思うからです。長年培われてきて、さらに発展させるべき社会保障制度をこうも簡単に打ち捨てていいものか・・・。
偽者の有事に踊らされて軍事費の増大を許してしまえば、そのしわ寄せは我々の生活にのしかかります。アメリカの実態を見てこの国のすぐそこにある未来を想像しないのはあまりに愚かではないかと思うのです。

《参考記事》〜太字は投稿者による
Our World ビルトッテンからのレター
題名:No.648 沈黙破れば政策は変わる
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/rinen/totten/ow_text.php?A=1&B=657

Date : 2004年9月29日

 11月の大統領選挙を前に共和党の全国党大会が開かれたニューヨークでは、「反ブッシュ」をアピールする人々が全米から数十万人集まり、抗議行動をしていた人のうち交通妨害などで1800人以上が逮捕された。友人が電子メールで送ってくれた大会会場の付近を埋め尽くす人々の写真を見るにつけ、ブッシュ政権に追随する小泉政権が、イラク戦争や国内政策を含めてアメリカ国民がブッシュ大統領に「NO」を突きつけている現状にどう反応したかに興味深かったが、私の知る限りでは、これらの抗議行動についてはあまり報道されなかったように思う。

沈黙破れば政策は変わる

 共和党大会に乗り込んだ反ブッシュの映画「華氏911」を作ったマイケル・ムーア監督が、共和党議員から批判されブーイングのなか退席するというニュースが日本で報じられたことを考えれば、日本のメディアの報道がブッシュ寄りであることはまちがいない。続きを読む
posted by PPFV at 18:54| Comment(0) | TrackBack(2) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする