「国旗、国歌の強制反対!」などと叫べば、たちまち「サヨク」呼ばわりされるこのご時勢に対し皮肉をこめただけのたわいのない記事に、「サヨクが鬼の首を取ったみたいに喜んでる」などと誤解されている方がおられるので一言申し上げておく。
【国歌・国旗に関する天皇発言】1.何故か朕はサヨクにモテモテ也
さて,案に違わず左巻きの皆さんは今回の天皇発言に大喜び.
都合の良い時だけ 大嫌いな天皇の権威を楯に取り,単なる政府見解のトレースに過ぎない天皇発言ひとつで鬼の首でもとったようにはしゃいでいる手合いの 何とまぁ多いこと.その辺の矛盾に気付かない頭の弱い子たちは論外だから置いておくとして,今回の左巻きの方々はどちらかというとそんなことは百も承知で騒いでいる確信犯が多いようですね.
政府見解とは違う状況を強引に押し付けている現状があるからこそ、政府見解のトレースに過ぎない発言に「あたふた」せねばならないのです。
確信犯もなにも、ごく当然の話(それでも都教委は耳を貸さない)に、「あたふた」する様が滑稽だったというだけです。別に天皇が言ったから「ほれ言うことを聞きなさいよ」なんてこれぽっちも思っていません。
当該記事http://ppfvblog.seesaa.net/article/911008.htmlのコメント見ていただければ、引き合いに出された二人の間でそこのところはキチンと押さえてます。
ところで、「政府見解のトレースに過ぎない天皇発言」に同意されますか?強制は望ましくないと。
この手の方々が そもそもの問題点がどこにあるのかを分かっていらっしゃらないのか,あるいは意図的に今回の天皇発言を「東京都教育委の見解を天皇が批判したもの」と曲解しようとしているのかは何とも判断のしようがありませんが,それはさておき 上のように宮内庁が大慌てでコメントを出しているのは,あくまで日本国憲法第4条(天皇の権能の限界、国事行為の委任)第1項に定める
天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない。
に違反するかどうかの問題に於いてだった筈.もし違反しているとしたら これは天皇の越権行為であり憲法違反なのであって,左巻きの人々としては喜んでいる場合ではない筈なのですが,その辺のところまでは頭が働かないか,あるいは単に「立ってるものは親でも使え」的に今回の発言で天皇を御神輿に乗せてしまっているだけなのか.
天皇が都教委の見解を批判しているかどうかは知りませんが(したがって曲解してません)、都教委(の実情)と見解を異にすることは確かですね。
それはさておき、こういうときだけ憲法を大事にされても困ります。
天皇発言は政府見解のトレースに過ぎないとおっしゃったではないですか。まったくその通りですよ。であれば宮内庁は釈明などと言わずとも「政府見解に沿った発言であり何ら問題ない(きっぱり)」で済むものを、「自発的というか、喜んで掲げる、歌うというありようが好ましいということを言われたのだと思う」などというあたふた釈明は一体誰に対する配慮なのか。このような文言が正式な政府見解などにありますかね。ある意味こちらの釈明の方が問題だったりする。
憲法違反だと思うなら、あなたがキチンと「天皇」を批判すればよろしい。憲法違反をしたのは「天皇」なのだから、私らを批判されても困ります。
(政府見解については、お粗末ながら当ブログの参考記事)
ぼちぼち実績を評価しよう
http://ppfvblog.seesaa.net/article/237545.html
(いずれにせよ,彼らのこうしたご都合主義的な頭の働き具合を見るにつけ,昨日書いた人形焼きのような皆さんとよく似ているなぁと思うのです.根は一緒なのですから当然でしょうが)
人形焼きのような皆さんと根は一緒なんだそうだ。光栄です(^^
いくら中道を気取ったところでこういう発言で露呈しまうことにお気づきでないらしい。はっきり言って私は右翼ですといっている人の方がはるかに潔い。
大体,一自治体に過ぎない東京都の教育委に「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させる」権限などもとよりあるわけがないのですから,
これもそう。政府見解に反してそういうことやってるのは都教委なのだから、そう思うんだったら都教委のやり方を大いに批判すべきです。ご指摘のように「一自治体に過ぎない東京都の教育委」が「日本中の・・・」と口を滑らせたことも注目に値します。
もし私が天皇だったとしても,やはり
「そういう諾否いずれとも返答しにくい事は言ってくれるな.こちらの立場というものも少しは考えてくれ」
と思うでしょうね.
そんなに困る質問でしょうか。「そうですね、どんどん強制して頑張ってください」などと言えるわけがないだろう・・・などと言う方もおられますが、そんな極端な返答しかできない話ではありません。今までの流れでいけば「そうですか(HIROHOTO風に言えば「あっそう」)、ご苦労様」という答えが普通でしょう。まあ相変わらずの社交辞令としての無難なお答えということでたいした話題にもならなかったでしょう。