http://www.asahi.com/international/update/1122/009.html
主権国家の誇りとはこういうことをいうのではないのかな。
シークレットサービスとの騒動を地元紙では「ブッシュのゴリラとチリ警察が衝突」と報じたそうだ。彼の地ではメディアもまだ機能しているらしい。
21日日曜日の夕方6時過ぎ、たまたまNHKを見ていたら米国のファルージャ
攻撃の特集番組が目に飛び込んできた。思わず目が釘付けにされた。米軍のあ
まりの凶暴さにあらためて強い衝撃を受けた。外国人武装抵抗組織の一掃が目
的の攻撃なんてウソだ。民間人は退避させたなんてウソだ。無抵抗な市民に与
える容赦のない攻撃。負傷し、抵抗できないイラク人に対する虐殺行為。家を
壊され家族を殺された人達の怒りと悲しみ。これを平和な日本のテレビの前で
見た時の断絶感。穏やかな気持ちでいられた人がどれほどいたであろう。カメ
ラの前で被害状況を語っていたイラクの男性の目から自然に涙があふれ出てい
た。それを見て思わず泣けた。なぜなんだ。この涙は何か。イラク人への同情
なのか。米国への怒りなのか。それとも何もできない自分へのもどかしさなの
か。
ブッシュ大統領を許すことはできない。彼は歴史に残る戦争犯罪者だ。その
ブッシュ大統領にヘラヘラ笑って追従する小泉首相はもっと軽率な戦争犯罪者
だ。それを支える自民党、公明党の政治家は共犯者だ。外務官僚や防衛官僚は
自らの判断を放棄した熱き血のないロボットだ。そしてその小泉首相を放置し
ている無気力、無関心な国民は自らを恥じるべきだ。
ブッシュや小泉の政策を直ちに止めさせる事は我々にはできない。しかし声
をあげる事はできる。小泉首相を訴える事は出来る。小泉政権不支持の意思を
表示することはできる。この歴史的な犯罪を自分は決してゆるさないと行動を
とる事は出来る。それが重要なのだ。それを記録に残し自分の子や孫に言い伝
えられるようにしよう。それさえもしなかったとすればその人は本当の生を生
きているとはいえない。ごまかしの人生を生きているという事だ。それほど米
国のイラク攻撃は不正義なのだ。後世の歴史家は必ずそれを証明するであろう。
「実は自分もあの戦争は間違いだと思っていた」。後でそういったところで何に
なる。そういう人間が米国をここまでのさばらせたのだ。
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