2004年12月03日

転載[アラブの声]「サドル派がサマーワで撒いたビラ」の時事通信の欠陥報道

批判精神をなくしたジャーナリズムなど何の意味もないどころか罪悪でさえある。
国の喧伝機関に堕した先の大戦時のこの国のジャーナリズムを嗤うことはできない。
国家統制に縛られた当時と違い、現在は少なくとも表面上は報道の自由は認められている。
またそういう報道姿勢が、どういう結果をもたらすかということも含めて、伝え聞き、その過ちを学習させてもらっているのだ。
そんな中で自主規制ともいえるこの有様は一体何なのだ。
後世、どんなに嗤われ軽蔑されようと一言も弁解できないことを覚悟するべきだ。

「サドル派がサマーワで撒いたビラ」の時事通信の欠陥報道

 下記の時事通信の記事は、確かに虚偽報道動ではないが、かなり意図的に文言を選択したものだ。ビラの原文はこうだ。

 日ごとに占領軍とその残虐な行動が明瞭になっている。昨夜(サマーワの)イマーム・アスカリー地区の住民は、蘭日軍によって平穏に暮らしていた人々への挑発と町の治安の攪乱としか弁明できない無差別爆撃を受けた。
 我々はこの行為を非難、糾弾し、蘭日軍に代表される占領軍に、このような愚かな行為を繰り返さぬよう警告する。さもなくば、彼ら(占領兵)と彼らの主人や軽蔑すべき手先である尻尾(付属物である占領協力者)は、町の住民によって予期せぬ目に遭うだろう。
-- 以下、損害賠償請求など 略--

 時事通信の記事は、字数の制限があるとはいえ、如何に内容を薄めているかを示す好例である。自衛隊の派遣期間延長が問題になっている折、サマーワの危険性を嘘にならない程度に抑制して報道し、政府に率先して協力したい気持ちは十分理解できるが、ジャーナリストとしての使命(if any)も忘れてはなるまい。嗚呼、幸いなる
かな、かくも公正な報道機関に恵まれたる日本人よ!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041127-02175778-jijp-int.view-001

蘭軍と日本、非難するビラ−イラク
サマワの反米派ムクタダ・サドル師派事務所は、オランダ軍が24日に誤って照明弾を民家に落下させた事故を非難するビラをまいた。ビラには日本を「占領軍」と名指しする文言もあった(26日、イラク・サマワ)(時事通信社)12時18分更新

アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/

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