http://www.asahi.com/paper/editorial20050416.html#syasetu2
中国政府は日本側の歴史認識に原因があるといわんばかりの主張を続けている。日中間において歴史問題が重要であることは私たちも訴えてきた。だが、たとえ反日デモの背景に歴史問題があったとしても、大使館が被害にあうのを黙認した責任は免れない。
朝日にしてこの論評です。理解はしつつ何とも釈然としません。「まず」ではなく「同時進行」であって欲しいものです。現状を見る限り「投石事件に決着」がついたあと「歴史問題」に進展が見られるとも思えません。
少なくとも、これくらい噛み合った対話がなされればよいのですが
日中関係打開の問題を中心に
志位委員長、路中国全人代副委員長と会談(しんぶん赤旗2005/4/16)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-04-16/01_02.html
以下、いくつか記事を拾ってみましたが、まさに日本の態度が問われています。
世界での役割発揮、歴史尊重の国のみ可能 外交部(人民日報2005/4/15)
http://www.people.ne.jp/2005/04/15/jp20050415_49294.html
中日関係の発展、中国の誠意だけでは不十分 外交部(人民日報2005/4/15)
http://www.people.ne.jp/2005/04/15/jp20050415_49292.html
恥ずべき歴史を勇気を持って認めるドイツ(人民日報2005/4/15)
http://www.people.ne.jp/2005/04/15/jp20050415_49309.html
シュレーダー独首相
歴史の反省が友好生む 韓国との首脳会談で表明(しんぶん赤旗2005/4/15)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-04-15/07_01.html
それに対するわが国の首脳陣の反応はこうです・・・・。
この姑息さ。
「日本とナチス違う」
外相が植民地支配を免罪 緒方議員に(しんぶん赤旗2005/4/16)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-04-16/02_04.html
そしてこの危なっかしい無神経さ。
町村外相:
反日デモ、在外公館警備に自衛隊員派遣も検討(毎日新聞2005/4/14)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050414k0000e010065000c.html
そしてこのお気楽さ。
逢沢副外相:常任理入り 中国、韓国に期待感(毎日新聞2005/4/15)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050416k0000m010119000c.html
《記事中より引用》
・・・「近隣諸国のさわやかな支持が得られれば鬼に金棒。賢明な中国、韓国は最後には冷静に受け止めてくれるだろう」
この落差は一体何なのでしょうか。