2005年05月31日

「国家総動員法」の濫用を戒める附帯決議

ルポ戦争協力拒否 吉田敏浩著 岩波新書
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0501/sin_k211.html

 かつて国民を徴用令状によって戦争協力に駆り立てた国家総動員法、すなわち有事法制の原型ともいえるこの法律が、1938年3月16日に衆議院で満場一致で可決されたとき、こんな附帯決議がなされた。
「本法の如き広汎なる委任立法は全く異例に属す。政府は将来努めて其立法化を図ると共に官吏制度の改革を断行し、又これが運用に当たっては憲法の精神に悖(もと)らざるべきは勿論、国民愛国心の自主的発露を基調とし、苟(いや)しくも本法を濫用して人心の安定を脅威し、産業の発達を阻害せざるよう厳に戒心すべし」(『東京朝日新聞』昭和13年3月17日)
 当時、国家総動員法案の国会審議において、民政党や政友会などの議員が「徴用される者の範囲が曖昧だ」「臣民の権利、自由、財産が制限される」「悪用される危険がある」「憲法の精神にそむく」などと追求し、近衛文麿政権との間に論戦が交わされている。その結果、濫用を厳に戒める附帯決議をしたうえで成立したのである。しかし、この附帯決議が有名無実と化したことはその後の歴史が証明している。



2005/5/31 20:15 追記
http://d.hatena.ne.jp/plummet/20050531 ← こちらからおいでの皆様へ
「もんじゅ訴訟」とは何の関係もない話です。的外れなリンクを辿らされた皆様、ご苦労さまです。
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2005年05月30日

シトロエンC4日本導入

87559.jpg
シトロエン C4|ギガインデックス(Response)
http://response.jp/GIGAINDEX/recent/1400.html
シトロエンジャポンHP
http://www.citroen.co.jp/products/c4/index.html
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靖国関連社説4題

東京裁判否定 世界に向けて言えるのか(朝日新聞社説2005/5/28)
http://www.asahi.com/paper/editorial20050528.html

[靖国参拝世論調査]首相は中止の判断を(沖縄タイムス社説2005/5/30)
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20050530.html#no_1

首相の靖国参拝・「今年は断念を」は当然だ(琉球新報社説2005/5/29)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-2613-storytopic-11.html

アジア近隣外交/首相の靖国参拝か国益か(東奥日報社説2005/5/28)
http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2005/sha20050528.html
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2005年05月26日

中国副首相帰国問題

日中関係 ああ、なんと不毛な(朝日新聞社説2005/5/25)
http://www.asahi.com/paper/editorial20050525.html

日中関係 対話の継続が大切だ(東京新聞社説2005/5/25)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sha/20050525/col_____sha_____003.shtml

特に問題と思われる4月のジャカルタ会談以降の小泉首相の言動については一切の言及なしに

 それにしても会談中止は残念だ。胡錦濤主席は先月、インドネシアのジャカルタで小泉首相と会談し、日中関係発展のための五項目提案をした。その中の一つにこうある。
 「対話と対等な交渉を通じ、中日間の対立点を適切に処理する姿勢を貫き、対立点を解決する方法を模索し、中日友好という大局が新たな障害や衝撃を受けないようにしなければならない」


とまで引用しながら

 まったくその通りだが、会談キャンセルは自ら対話の道を塞(ふさ)ぐことになる。対立は対話を積み重ねることによってのみ解決できる。


とはいささかすっきりしない論評です。

中国副首相帰国:関係抜本改善へ、中国側の「最後通告」(毎日新聞2005/5/24)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20050525k0000m030122000c.html

いっそこの問題は、これを機に大いに盛り上がってもらい、広く日本国民の関心を惹いてほしいと思っていましたが、「これはヤバイ」と思ったのか、「生産的でない」との理由で応酬は避ける意向だそうです。今後は是非とも「生産的な」態度で臨んでいただきたいものです。

中国:呉副首相の緊急帰国 非難の応酬「非生産的」 官房長官、コメント控える(毎日新聞2005/5/25)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20050525dde001030012000c.html

中国副首相帰国:政府、非難の応酬避ける方針明確に(毎日新聞2005/5/25)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20050526k0000m010115000c.html
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2005年05月25日

[北京放送]日本はなぜ罪悪感を持たないか

日本はなぜ罪悪感を持たないか(1)
http://jp.chinabroadcast.cn/1/2005/05/18/1@40891.htm

日本はなぜ罪悪感を持たないか(2)
http://jp.chinabroadcast.cn/1/2005/05/18/1@40893.htm

 5月9日にモスクワで行われた大祖国防衛戦争勝利60周年を記念するイベントでは、各国の指導者が、観閲台の下を通って、無名戦士の墓にゆっくりと向かう時、日本の小泉首相は急にスピードを出して列の先端に出て、アメリカのブッシュ大統領の肩を叩いたり、ジョークを言ったりして、まるで宴会でも行くようでした。一方、2人の後ろを歩いているドイツのシュレーダー首相は端正で厳粛な表情をしています。


冒頭から衝撃的な(かつ顔から火が出るような)指摘である。一国の首相の行動に一国民がなぜ恥ずかしい思いをせねばならんのか・・・(汗)
この問題に無自覚かつ不感症であることは、もはや過去の加害責任だけにとどまらず、現在進行形で加害を繰り返しているようなものだ。
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[人民日報]なぜ米国は中国の軍事力を過大評価するのか

なぜ米国は中国の軍事力を過大評価するのか(評論)(人民日報2005/5/24)
http://www.people.ne.jp/2005/05/24/jp20050524_50289.html
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2005年05月24日

[JANJAN]小泉改革はここが問題だ(5)政権スタートとともに急増する自殺件数

小泉改革はここが問題だ(5)政権スタートとともに急増する自殺件数(JANJAN2005/5/21)
http://www.janjan.jp/government/0505/0505207262/1.php
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失言閣僚に外交交渉は無理

「内政干渉」発言に中国が反発 訪中の武部幹事長と応酬(朝日新聞2005/5/24)
http://www.asahi.com/politics/update/0524/005.html?t5
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[天木直人メディアを創る]小泉首相の暴走を止めるのは誰だ

小泉首相の暴走を止めるのは誰だ(天木直人メディアを創る2005/5/24)
http://amaki.cc/bn/Fx.exe?Parm=ns0040!NSColumnT&Init=CALL&SYSKEY=0069

一部引用

愚かだ。日本の軍国主義の被害になった「当事者」である中国を「他国」と称し、「他国が干渉する問題ではない」と言い切る神経の無さ。それが、これ以上日中関係を悪化させまいと努力する胡錦涛主席をいかに困らせ、刺激していることか。訪中した武部幹事長が、日中平和友好条約の相互不干渉の原則を強引に引用し、小泉首相を弁護しようとしたところ、王家瑞共産党対外連絡部長は「今なんと言ったか。信じられない発言だ」と強く抗議したという(24日産経新聞)。胡主席はまた「(中日関係の発展という大きなビルの建設は)レンガを一つ一つ積み上げないと出来ないが、壊すことは一瞬で可能だ」と述べたという(24日毎日新聞社説)。さすがの公明党も神崎代表、冬柴幹事長が自粛を言い始めた。小泉首相の財界応援団長である奥田経団連会長も、「首相の姿勢は理解している」と述べた上で、「個人の判断と国益の判断は違う」と靖国参拝に反対し始めた(24日各紙)。
誰にもとめられない小泉首相の暴走は、中国の壁に激突してやっと止まるのであろうか。しかしそれはあまりにも悲しいことだ。小泉首相の激突死のことではない。日中関係が悪化することが分かっていながら何も出来なかった我々の想像力のなさについてである。その無気力さについてである。小泉首相を放置し続ける我々は、本当に真剣に考えなければならないところまで来ていると思う。


突然の会談中止・靖国問題はなかったか(琉球新報社説2005/5/24)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-2474-storytopic-11.html
日中関係 これ以上冷やしてはならない(毎日新聞社説2005/5/24)
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/shasetsu/news/20050524k0000m070141000c.html
日中の関係悪化に歯止めを(日本経済新聞社説2005/5/24)
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20050523MS3M2300C23052005.html
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2005年05月23日

[海外ボツ!NEWS]公共の利益と目先の不幸の防止、どっちが大切か…

公共の利益と目先の不幸の防止、どっちが大切か…(海外ボツ!NEWS)
http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0505/19a.html

ジャーナリズムのあり方をフト考えさせる記事。
さてわが国のジャーナリズムはいかがでしょうか。
コケちゃったことはいろんな角度からセンセーショナルに報じるけれども、肝心の道路のくぼみについてはだんまり・・・と、どっちも疎かになっていないことを願います。
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2005年05月20日

[JANJAN]消費者の声に応えるため JR西日本とトヨタ、それぞれの「結果」

消費者の声に応えるため JR西日本とトヨタ、それぞれの「結果」(JANJAN2005/5/20)
http://www.janjan.jp/business/0505/0505187168/1.php
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[JANJAN]引揚者の眼から見た中国の「反日」〜小泉首相の靖国神社参拝が嫌われるわけ

引揚者の眼から見た中国の「反日」〜小泉首相の靖国神社参拝が嫌われるわけ(JANJAN2005/5/10)
http://www.janjan.jp/living/0505/0505086799/1.php
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[阿修羅]犬っころメディアが決して報道しない石原都政の素顔【札束が海に消えていく臨海副都心開発】

犬っころメディアが決して報道しない石原都政の素顔【札束が海に消えていく臨海副都心開発】(阿修羅政治板)
http://www.asyura2.com/0502/senkyo9/msg/646.html

ガラーン 臨海開発の現場 党都議団・候補が調査(しんぶん赤旗2005/5/20)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-20/01_02_0.html

都政の無駄遣い「臨海」を歩く
バブルのなれの果て 未利用の空き地
あの手この手で救済 「三セク」の損失(しんぶん赤旗2005/5/20)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-20/03_01_0.html
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戦争プロパガンダ 10の法則

戦争プロパガンダ 10の法則 アンヌ・モレリ (著), Anne Morelli (著), 永田 千奈 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794211295/qid=1116563169/sr=1-3/ref=sr_1_10_3/249-0709942-7793165
4794211295.09.MZZZZZZZ.jpg
あるメーリングリストでちょっとだけ紹介されていた本。気になる本ですので備忘録として書き残しておきます。

レビュー

Amazon.co.jp
東京裁判でただ1人、日本無罪論を展開したインド人のラダ・ビノード・パール判事は、パワーポリティクスの世界では「戦争は犯罪」ではないと言ったが、本書の著者アンヌ・モレリに言わせれば、戦争は犯罪どころかいつだって「正義」なのだ。

あのヒトラーだって「虐げられているドイツ民族を救う」ために、ポーランドに侵攻した。ゲーリングは1939年8月、ライン・メタルの労働者にこう言っている。「ドイツは戦争を望んではいない。たが、欧州を戦火にまきこもうとする者があれば、われわれドイツは防衛のために立ち上がるだろう」

1910年代、自国政府の戦争プロパガンダを批判し続けたイギリスの政治家、アーサー・ポンソンビー(1871-1946)によれば、イギリス政府は国民に「義憤、恐怖、憎悪を吹き込み、愛国心を煽り、多くの志願兵をかき集めるため、『嘘』をつくりあげ、広めた」。彼は労働党議員だったが、イギリスの参戦に反対して労働党を脱退、イギリスの外交政策を監視する超党派の組織を作って「戦時の嘘」(1928年出版の著書)を暴き続けた。この活動から導き出されたのが、戦争プロパガンダの基本的メカニズムを読み解く10項目の「法則」である。

一国の政府が戦争を準備するときは、まず「われわれは戦争をしたくない」「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」ことを国民に訴え、「敵の指導者は悪魔のような人間」であることを信じ込ませる。そして、「われわれの戦争」は領土的野心によるものでなく、「自由」と「民主主義」を守るための「聖戦」であることを、芸術家、思想家、小説家、知識人、およそ文化の担い手とされている人々を動員して、国民の脳裏に焼き付け、最後には「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」というファナティックな信仰心を抱かせる。

モレリは、この「衝撃的」法則を用いて、2つの大戦から湾岸戦争、NATOのコソボ爆撃、アメリカのアフガニスタン空爆までの嘘をあぶり出している。なるほど「善玉」も「悪玉」もよくぞうまい嘘を考えつくものだ、と感服するほど呆れ果て、やがてウソ寒くなる本である。(伊藤延司)

出版社/著者からの内容紹介
第一次大戦からアフガン空爆まで、われわれは政府発表やメディアにいかに騙されたか。気鋭の歴史家が戦争当事国による世論操作・正義捏造の過程を浮き彫りにする。

われわれはこうして騙された――

第一次大戦から冷戦、湾岸戦争、ユーゴ空爆、アフガン空爆まで、あらゆる戦争において共通する法則がある。それは、自国の戦闘を正当化し、世論を操作するプロパガンダの法則だ。
「今回の報復はやむをえない」
「ビンラディンは悪魔のようなやつだ」
「われわれは自由と平和を守るために戦う」
・・・・・正義はこうして作られる。

これまでに戦争当事国がメディアと結託して流した「嘘」を分析、歴史のなかでくり返されてきた情報操作の手口、正義が捏造される過程を浮き彫りにする。ブリュッセル大学で教鞭をとる気鋭の歴史学者が読み解く、戦争プロパガンダの真実。

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[しんぶん赤旗]首相の靖国参拝 「やめます」と言うべきとき

主張
首相の靖国参拝 「やめます」と言うべきとき(しんぶん赤旗主張2005/5/19)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-19/02_01_0.html

日本の侵略戦争美化
東南アジアが厳しい目(しんぶん赤旗2005/5/20)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-20/06_01_0.html
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2005年05月18日

[天木直人メディアを創る]ある読者へのお答え

ある読者へのお答え(天木直人メディアを創る2005/5/18)
http://amaki.cc/bn/Fx.exe?Parm=ns0040!NSWhats&Init=CALL&SYSKEY=0025
おおいにうなずかされる。時間は無駄にしたくないものだ。
《一部抜粋》

読者の一人から次のようなコメントを頂きました。最近の私の書いたものを読んでいると、自分の考え方と同じ考え方をする人とそうでない人とを単純に区別し、自分と異なる考え方をする人について激しく批判する傾向が強まっている、それはいただけない、とするものです。
おそらく同様の思いを抱いている読者もおられる事でしょう。しかしそのような方は、私が何故一人でHPをつくって書き続けているかの趣旨を理解されていない方だと思います。ここで改めて私の考えを述べさせていただきます。
私が、返り血を浴びることを覚悟の上で、全人格を投影して「メディアを創る」を書き続けているのは、勿論明確な目的意識があります。それは権力者や強者に対する批判です。一般の人や弱者がどのような不正や間違いを犯そうとも、あるいはどの様な考え方をしようともそれは私の関与するところではありません。私も彼らと同じように間違いを犯す人間であり、また彼らも私と同じように表現の自由、行動の自由があるからです。すなわち彼らと私は国民、市民、一般人という立場でまったく同等であるわけです。
しかし権力者、為政者、強者の場合はそうではありません。彼らの言動が我々国民の生活や運命に多大の影響を与える以上、そして強者であるがゆえにそうでない者に対して絶対的に優位に立っている以上、彼らの言動は、本質的に、常に批判的な立場から監視されなければならないのです。それが権力を持っているもの、強い立場にあるものが甘受しなければならない、最低限の対価です。
世の中には、いじめられたり不当な扱いを受けても、それを怒りに変えて表したり、行動をとりたくても取れない人、取る手段を持つことの出来ない人が大勢いると思います。なき寝入りしてしまう人が大勢いると思います。私は少なくとも抵抗する気力はある。発言し表現する意思がある。私が自分の能力の限りを尽くして書き続けるこのHPの発信が、そのような声なき声を代弁できるものであるとすれば、私が毎日書き続ける意味がある。そう思って書いています。何時まで書き続けていくことが出来るかわかりませんが、支援してくれる読者がいる限り書き続けたいと思っています。

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[朝日新聞社]説靖国参拝 孔子が嘆いていないか

靖国参拝 孔子が嘆いていないか(朝日新聞社説2005/5/18)
http://www.asahi.com/paper/editorial20050518.html

久しぶりに良い社説だと思いましたので一部抜粋します。
もっとも個人的にはA級戦犯分祀で片がつく問題だとは思いません。分祀できたとして正々堂々首相の靖国参拝ができるかといえば否、根源的な問題があります。

首相の今回の発言はこうした機運に冷や水を浴びせるものだ。「罪を憎んで人を憎まず」は、被害を受けた側が加害者をゆるす時に使う言葉だろう。あまりにも思慮を欠いた発言だ。

首相の参拝は、いくつもの裁判で政教分離を定めた憲法に照らして疑義が指摘されてもいる。外国に「干渉」されるまでもなく、そもそもおかしいのだ。

首相の言葉は威勢がいい。しかし参拝を続けることで失われる国益については何も語っていない。

 「過(あやま)って改めざる、是(これ)を過ちと謂(い)う」。孔子はこういっている。



小泉首相の靖国参拝続行発言を批判し辞任を求める声明

                     市民の意見30の会・東京
                     
 小泉純一郎首相は5月16日、衆議院予算委員会で中国や韓国が中止を求め
 ている靖国神社参拝について以下のように語りました。

 どの国でも戦没者への追悼を行う気持ちを持っている。どのような追悼の仕
 方がいいかは他の国が干渉すべきではない。東条英機氏のA級戦犯の話がた
 びたび国会でも論じられるが、「罪を憎んで人を憎まず」は中国の孔子の言
 葉だ。私は一個人のために靖国を参拝しているのではない。戦没者全般に敬
 意と感謝の誠をささげるのがけしからんというのは、いまだに理由が分から
 ない。いつ行くかは適切に判断する。

 この発言は耳を疑うような暴言です。かつて日本によって筆舌に尽くしがた
 い惨禍をこうむった近隣の諸国がなぜ小泉首相の靖国参拝を批判し続けてき
 たのか、その理由は鮮明です。村山政権の時代に首相談話という形で表明さ
 れた、日本の侵略と植民地支配についての「痛切な反省と心からのおわび」
 がまったく口先だけのものであることを小泉首相の度重なる靖国参拝が証明
 したからです。にもかかわらず小泉首相は「いまだに理由が分からない」と
 完全に開き直りました。あまつさえわざわざ「罪を憎んで人を憎まず」とい
 う言葉が孔子の言葉であるとのべて反撃したのですが、これは戦争犯罪を問
 題にすること自体がおかしいと述べたに等しいことです。まして正当な根拠
 のある批判を「干渉」と切り捨てる態度は傲慢な独善と言わざるを得ません。
 昨年4月の福岡地裁判決は首相の靖国参拝を明確に違憲としましたが、司法
 の判断も馬耳東風です。
 先に中国で起きた日本への抗議行動もそのもともとの原因は小泉首相の靖国
 参拝であり、韓国政府の厳しい批判を含め、日本とアジア近隣諸国との関係
 は今や未曾有の危機的状況にあります。小泉首相が批判に応え靖国参拝の中
 止を表明するのは当然のことでした。

 上記の小泉首相の発言は日本と近隣諸国との緊張をますます激化させるもの
 です。東アジアと世界の平和を心から希求する私たちは、もはや小泉氏が首
 相の座に留まることに耐えられません。私たちは小泉首相の即時辞任を求め
 ます。全閣僚がもう二度と靖国参拝を行なわないことを日本政府が世界に向
 けて公約することを求めます。

  2005年5月18日

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2005年05月17日

[人民日報]日本右翼を非難する声明を北京で発表 日本民間団体

日本右翼を非難する声明を北京で発表 日本民間団体(人民日報2005/5/12)
http://www.people.ne.jp/2005/05/12/jp20050512_49972.html

関連して注目すべき記事色々

中日関係専門家高洪氏、中日関係について(北京放送2005/4/30)
http://jp.chinabroadcast.cn/1/2005/04/30/1@39678.htm

靖国参拝“適切に判断”衆院委 小泉首相が答弁(しんぶん赤旗2005/5/17)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-17/02_04_0.html

中国、韓国に喧嘩を売った小泉首相(天木直人メディアを創る2005/5/17)
http://amaki.cc/bn/Fx.exe?Parm=ns0040!NSColumnT&Init=CALL&SYSKEY=0064

 たまたま私はテレビでこの発言を聞いていた。16日の衆議院予算委員会で、小泉首相は「靖国参拝を、他国は干渉するな」と言い切った。これには驚いた。反日感情が高まった中心的な問題である。A級戦犯である東条英機の合祀さえも、死んでしまえば済んだことだと、自分は問題ないと思うと繰り返した。
 質問する野党議員も情けない。ここまで言われて反論一つ出来ないのである。他国が干渉する問題ではないだって。中国や韓国はただの「他国」ではない。日本軍に侵略され、国民の多くが恨みを持ち続けている当事国なのだ。それを「他国」の一言で片付ける乱暴な言葉に、野党議員は返す言葉一つ発しなかったのである。本気で追及する気があったのか。そんな態度だから小泉首相がますます増長するのである。
 この国会答弁を聞いて、もし中国、韓国政府が外交問題にしないのであれば、これはもう完全に小泉首相の勝ちである。首脳会談であれほど「A級戦犯が合祀されている靖国参拝だけは止めてくれ」と頼んでいるのに、「干渉される筋合いはない」と頭から否定されたのである。この報道を知って中国、韓国の若者が騒がなかったら、結局あの反日行動は何だったのかということになる。
 小泉首相の強引な開き直りを日本人の誰もとめることはできずに今日まで来た。中国や韓国さえも止める事ができないのだろうか。私はこの靖国問題の今後の推移を最大の関心を持って見守るつもりである。



阿修羅政治板より
戦前の修身教科書が教える「靖国神社」(戦前の初等科修身教科書 四)
http://www.asyura2.com/0502/senkyo9/msg/603.html

三 靖国神社

東京の九段坂の上に、大きな青銅の鳥居が、高く立っています。その奥に、りっぱな社(やしろ)が見えます。それが靖国神社です。

靖国神社には、君のため国のためにつくしてなくなった、たくさんの忠義な人びとが、おまつりしてあります。

毎年春四月三〇日と、秋一〇月二三日には例大祭があって、勅使が立ちます。

また、忠義をつくしてなくなった人々を、あらたにおまつりする時には、臨時大祭がおこなはれます。その時には、天皇陛下が行幸になり、皇后陛下が行啓になります。

おまつりの日には、陸海軍人はいふまでもなく、参拝者が引きもきらず、あの廣いけいだいが、すきまのないまでになります。

君のため国のためにつくしてなくなった人々が、かうして神社にまつられ、そのおまつりがおこなはれるのは、天皇陛下のおぼしめしによるものであります。

私たちの郷土にも、護国神社があって、戦死した人々がまつられています。

私たちは、天皇陛下の御恵みのほどをありがたく思うふともに、ここにまつられてゐる人々の忠義にならって君のため国のためにつくさなければなりません。
【戦前の初等科修身教科書 四 】より

小泉の靖国参拝問題は単なる永久戦犯の合祀問題だけではないですね。靖国神社は戦前の徴兵制度の機関だったわけです。そして小泉が必死に靖国参拝をしているのは戦前の侵略戦争時の約束を守ろうとしているということですね。小泉政権は大日本帝国の系譜を継承しようとしているわけですね。

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[しんぶん赤旗]国は責任果たしているか 02年に指摘されたのに過密ダイヤを放置

JR西脱線事故 穀田議員の質問 衆院予算委
国は責任 果たしているか 02年に指摘されたのに 過密ダイヤを放置[しんぶん赤旗2005/5/17]
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-17/03_02_0.html

JR西の脱線事故 穀田議員追及[しんぶん赤旗2005/5/17]
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-17/01_01_0.html

神戸新聞〜尼崎JR脱線事故特集ページ
http://www.kobe-np.co.jp/news_now/ama_dassen.html
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