2005年06月07日

石原氏「進退を考えよ」と書いた記者を「ただのブン屋」などと罵倒

独断運営に反省なし 石原都知事 浜渦氏らの辞職公表(しんぶん赤旗2005/6/4)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-04/04_03_1.html

記事中
>記事で「進退を考えよ」と書いた記者を「ただのブン屋」などと罵倒(ばとう)。
と書かれていますが、その「進退を考えよ」と書いた記事とはこちら↓

管理責任認めつつ「側近を切る」=高木諭(社会部)(毎日新聞2005/6/3東京朝刊)
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/kishanome/archive/news/2005/06/20050603ddm004070022000c.html

この記者会見でのやり取りは私もニュースで見ていました。
石原氏の暴言に対して、きちんと反論されてましたね。断片的な記憶しかありませんが、以下おおまかに。

当該記事を書いた記者だとわかりそのことに話が及ぼうとすると
記者「この点について(知事と)議論するつもりはまったくありません。質問に移ってよろしいでしょうか」
石原氏「何も知らないくせに云々・・・」
記者「知事がご存じないことも色々知っています」
石原氏「君も物書きならね・・・・あ、物書きじゃないか、ただのブン屋だな・・・」
記者「ブン屋ではありません。新聞記者です」
石原氏「そういうのを昔からブン屋って言うんだ」(いかにも小心者らしいこわばった笑顔で)

ざっとこんな感じだったと思うのですが。
しかし、この毎日の記事読んでみると・・・

言うまでもなく、石原知事の魅力は卓越した表現力と発信力にある。常に「国家」を意識している点も、従来の知事とは違う。外形標準課税や排ガス規制はまさに面目躍如たる施策だった。職員も「東京から日本を変える」ことのだいご味を感じたはずだ。

と、実績と能力を評価しているし、そんな魅力的な知事が「萎んで」いく姿は見たくないという愛情さえ感じられます(私としては同意できかねますが)。その上での「進退を考えよ」との提言とも読みとれます。
そんな「大切に」思ってくれる記者に罵倒を浴びせるなんていけませんね。
posted by PPFV at 19:32| Comment(0) | TrackBack(1) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする