2005年08月02日

[ビルトッテンからのレター]犯罪行為を行えば必ず反動

犯罪行為を行えば必ず反動(ビルトッテンからのレター2005/8/1)
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/rinen/totten/ow_text.php?A=1&B=700

久々に鋭い論評。TV番組「ブロードキャスター」でも鋭いコメントされてます。必見。
一部引用。

 ロンドンが爆破された時、その北に位置する保養地で厳重な警備のもとG8サミットが行われていた。数千人の警察や警備員に守られる中でG8のリーダーたちが世界中で抑圧されている人々からの攻撃にいかに自分たちの身を守るかを話し合っている間に、抑圧されるイラクやアフガニスタンの人々と同じように、犠牲となったのは身を守るすべもない一般のロンドン市民だった。

 「9・11」も、そして今回のロンドンの爆破も、誰がそのような残虐な犯罪を犯したのか真実は分からない。しかし私たちは、ドイツのドレスデンや東京をはじめとする六十もの日本の都市に、爆撃を落として多くの民間人を殺傷したのが誰であるかを知っている。広島と長崎に原爆を落としたのが誰かを知っている。ベトナムで300万人、カンボジアでは200万人を殺し、グアテマラで10万人、エルサルバドルで7万5千人を殺したのが誰かも知っている。そして湾岸戦争とその後の経済制裁で一般のイラク人を苦しめ、アフガニスタン、現在イラクで行われている大虐殺を誰が行い支援しているのか、私たちは知っている。

 ロンドンで起きた爆破事件にこだわって、米国やそれに追随するイギリスが行っている犯罪行為を見逃したり、支援すべきではないということを私は一人でも多くの日本の人々に訴えたい。他者に対して犯罪行為を行えば、または属国としてその行為に加担すれば、いつかその反動が自分にも降りかかってくるということをわれわれは覚悟しておかなければいけないのだ。

posted by PPFV at 00:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする