http://www.chugoku-np.co.jp/abom/03abom/enolagay/031227.html
ちょっと古い記事ですが、エノラ・ゲイ一般公開に関する特集記事です。
このような論理には怒りを覚えます。被害国の立場であろうと、加害国の立場であろうと。
《2005/8/7補足》
このような論理に対する怒りを「被害国の立場」で語ることについては抵抗を感じる向きは少ないが、「加害国の立場」でこれを語ると一転「左翼」ということになってしまう。
しかし、それが理解できなければ以下の発言を非難する資格はありません。
《一部引用》
コーレルさんは一九九四年四月、博物館がエノラ・ゲイの一部展示に合わせて計画した原爆展の内容を誌上で暴露。「米国人を人種差別と復しゅうに駆られた冷酷な侵略者に描いている」と書きたて、論争を巻き起こした。
結局、空軍協会をはじめ退役軍人や議員らの猛攻撃で、原爆展は事実上の中止。当時のマーティン・ハーウィット館長は辞任に追い込まれた。
原爆の被害をほとんど省いた展示は九五年から三年間続いた。「見学した約四百万人の大半が内容は公平だと思ったはずだ」と胸を張る。
今回も、当時の二の舞いを恐れた博物館は、犠牲者の数など原爆被害の説明を一切省いた。
「原爆の犠牲者数を説明に入れるのなら、日本帝国が戦時中に殺した人々の数も入れるべきだ。繰り返してはならないのはヒロシマ、ナガサキだけではない。南京大虐殺も満州(現中国東北部)への侵略も同じだ」と語気を強める。
同席した空軍協会の広報担当者ナポレオン・バイアーズさん(49)は「市民を殺す日本の軍部を倒さなければならなかった。敗戦のおかげで日本は自由と平和を手に入れただろ」と付け足した。