http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060929i107.htm
秋田市の学校法人「秋田経済法科大」(小泉健理事長)が10月、同大と、系列の秋田栄養短大に、茶髪とピアスを禁止する規則を設ける。
従わない場合には「懲戒」もあるが、指導に応じて改めた学生には褒賞金1万円が付いた学長賞を贈る“アメとムチ”を用意。文部科学省学生支援課も「聞いたことがない事例」と言う。
新たに制定された「学生の頭髪・装身具に関する要綱」では、男女とも、頭髪について「周囲に不快感を与える特異な髪形、染色、脱色は禁止」、装身具も「華美を避け、品位を保ち、ピアスは禁止」と明記した。該当する学生には、新設された教育指導室担当の教官らが指導。どうしても指導を受け入れない学生には、教授会に諮ったうえで注意処分などの「懲戒」もあり得るとする規定も盛り込んだ。
大学、短大合わせて学生約1800人が在籍しているが、対象となる学生は50人以上とみられ、褒賞金は総額100万円を用意する。
元検事で弁護士でもある小泉理事長は、「ニートやフリーターなどの問題は、学生のモラルやマナーの低下も一因ではないか。学生の服装や頭髪の乱れは、大学や本人の評価にもつながる」が持論。秋田県内の高校などには、この取り組みを記載したパンフレットを配布して教員や保護者にアピール、志願者の確保にも生かしたい考え。
学生からは早速、「なぜそこまでする必要があるのか」という反発が寄せられているという。
在席する学生の皆さんには同情する。
中学では坊主を強制され、高校では毎週の服装検査、やっと大学で自由にやれると思ったらこれだ〜。
それにしても1800人中、茶髪・ピアスがたった50人?皆まじめ(笑)
少子化による大学経営困難な時代、i-Podなどで学生を釣るなんてことはせず、敢えて「更正施設」としてアピールというわけか。そんな保護者の需要もあるのだね。
冗談はさて置き、「大学生にもなってそんな規則に何の意味があるのだ」などというのは愚問。
「意味の無いこと」に従わせることにこそ「意味がある」のだ。