御手洗経団連会長“法律が悪い” 「制度見直せ」と居直り(しんぶん赤旗2006/10/20)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-10-20/2006102001_01_0.html
自社の偽装請負が国会でも問題になった御手洗冨士夫・キヤノン会長(日本経団連会長)が、経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)で、請負では製造業者が労働者に指揮・命令できないという現行法の規定について、「請負法制に無理がありすぎる」「これをぜひもう一度見直してほしい」と発言していたことが十八日に公表された議事録でわかりました。財界トップが会長の企業が法令違反を犯したうえ、“法律の方が悪い”と居直っていることに、労働者から怒りの声があがっています。
■【主張】靖国問題 御手洗発言を評価したい(正論2006/6/5)
http://www.sankei.co.jp/seiron/editoria/0606/0605editoria.html
日本経団連の御手洗冨士夫会長は小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「首相は適切に判断している。経団連は過去に(靖国神社に関する見解を)とりまとめたこともないし、これからも予定はない。それは政治の仕事だ」と述べた。
「それは政治の仕事だ」というのなら「首相は適切に判断している」のコメントは不要だろう。
御手洗氏は経団連会長に就任する以前にも、月刊誌で「きびしい経済改革は愛国心とセットになって初めて成功する」「『愛社精神』こそ、日本経済の競争力の源泉なのだ」などと書いていた。そこには、同氏の国家観、教育観がうかがえる。
同郷の福沢諭吉にでもなったつもりか。
新しい歴史教科書をつくる会HPより(笑)
序章 なぜ「公民」を学ぶのか>コラム 近代国家と福沢諭吉
http://www.tsukurukai.com/06_komin_text/
komin_pagefile/komin_text_02_pre_col01.html
近代日本の代表的な知識人である福沢諭吉は、「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」と述べたことでよく知られている。『学問のすゝめ』のこの有名な書き出しからも分かるように、彼は,西洋から、人間の平等や自由といった考え方を取り入れようとした。、その意味では、彼はたしかに、西洋を手本として日本を近代化しようとした。しかし、この文句のすこし後には、人はその「分限」を知らなければならない、とも書かれている。「分」を知らないと、自由はただのわがままにしかならないということである。
「分限」とは(大辞林より)
ぶんげん30 【分限】
[1] 上下・尊卑の区別などによって定まる身分。身のほど。分際。ぶげん。
・ ―をわきまえる
[2] 財力。財産。また、金持ち。ぶげん。
・ 田舎の―
・ ―者
[3] 公務員の身分に関する基本的なことがら。身分保障・転職・降任・免職など。
[4] それ相応の能力や力。
派遣社員は「分」をわきまえろということか。そして『愛社精神』を言う。
『日本経済の競争力の源泉』が労働者からの「ブンドリ」では困るのだ。
拙ブログでの下記エントリー以降、我が家ではキャノン製品不買運動実施中(笑)
財界でも憲法論議〜ニュース23(2004/7/23)
http://ppfvblog.seesaa.net/article/15611334.html