2006年10月28日

履修漏れ問題〜何で今更〜要注意

履修漏れ問題、受験当事者にとってはもちろんこの大事な時期に補習等で時間を費やさなければならないのだから大変な問題だろう。
しかし、何で今さらというのが率直な感想である。
そもそもの発覚の発端は何だったのだろう。

今の時代、問題の重大さに比して報道が過熱な時は要注意だ。

今回の問題も学校にその責任を求める論調が大勢を占める。
教育基本法改正に向けた追い風要素にもなりかねない。
はじめからそんな意図があったのではないか。

たとえばこのように↓

「補習出ない」「学校ふざけるな」 履修漏れ、受験生ら(朝日新聞2006/10/28)
http://www.asahi.com/life/update/1028/007.html

 栃木県立小山の男子生徒は「学校ふざけるな、と言いたい。指導する立場の先生がこんなことするなんて信じられない。前から世界史をやらなくていいのかなとは感じていた。これから世界史なんてはっきり言って面倒」と怒りをあらわにした。

 帰宅後4時間は勉強しているという福岡県の県立田川の男子生徒は「世界史を必修にしていることに問題があるのではないか。進学校には時間がなく、受験に必要ない科目はやるべきではない」と語った。



日本史「必修化」要望へ(読売新聞2006/7/22)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20060722ur21.htm

 ただ、日本史の必修化は全国的な課題として、学習指導要領の変更を求めようと、まずは首都圏で足並みをそろえ、機運を盛り上げることにした。県教委は、すでに日本史の必修化について県立高校長会から大筋で同意を取り付けているという。松沢成文知事は県議会で「国際人として活躍するためには、日本人としてのアイデンティティーの確立が必要」と答弁し、県教委の方針を後押しする姿勢を示している。


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NHK放送命令に関する社説3題

[NHK放送命令]国家権力介入は許せぬ(沖縄タイムス社説2006/10/26)
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20061026.html#no_2

 放送内容について政府が命令することは、言論・報道の自由を根本から侵すものであり、絶対に承服できない。総務相は直ちにこの方針を撤回すべきである。

 命令が出されると、放送内容への国家権力の介入を許すことになり、政府の都合のいいようにコントロールされる危険性がある。

 報道の自由のない国がどうなるか、「大本営発表」で国民をあざむき、未曾有の惨禍をもたらした戦前の歴史が如実に示している。


放送命令・あまりに短絡的すぎる(琉球新報社説2006/10/28)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-18392-storytopic-11.html

 日本の報道機関は戦前、戦中と政府の言論統制下に置かれ、国民に正確な情報を提供する使命を果たさなかった。
 報道内容に政府が関与することは、国民にとって何の利益にもならない。
 放送命令はNHKだけでなく、他の報道機関にも波及する恐れがある。塩崎恭久官房長官は「表現の自由、報道の自由を守る」としているが、「命令」と「自由」は相反するものである。


放送命令 毅然たる姿勢で対処を(東京新聞社説2006/10/28)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sha/20061028/col_____sha_____002.shtml
posted by PPFV at 12:53| パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース拾読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする