2006年11月28日

[毎日新聞]仲井真氏が勝利した沖縄知事選

記者の目:仲井真氏が勝利した沖縄知事選=三森輝久(那覇支局)(毎日新聞2006/11/28)
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/news/20061128ddm004070063000c.html

 同時に、私には知事選の争点に対する違和感があった。98年に同じ現実路線を強調して当選した稲嶺恵一知事は結局、普天間を動かせなかった。この「失われた8年」をどう受け止めるのか、県民の声を聞いた時のこと。普天間飛行場のフェンスそばに住む女性はこう問いかけてきた。「なぜ沖縄だけが安全保障問題を知事選の争点に問われなければならないの? 国全体の問題でしょう? (本土の)記者がそんなことを聞くことがおかしい」

 「そうかもしれないが、県民の意思を示す機会であることに変わりはない」と反論した。だが女性は間髪入れずに返した。「(96年に基地の整理縮小の賛否を問うた)県民投票で答えを出した。名護市だって(海上ヘリポートの是非を問う97年の)住民投票ではっきり答えている」。彼女は、「基地を長くウチナーンチュ(沖縄人)に押しつけたヤマトンチュー(本土人)にこそ問われなければならない。知事選で問うと考えるのがおかしい」と、切り返したのだ。押しつけられた不条理の下で選択を迫られることへの憤りだった。


 沖縄県民に選択を迫るのは常に本土に住む人たちだ。その自覚がないまま、知事選結果をもって沖縄が普天間の県内移設を受け入れたと単純に受け止めるのは早計であり、おごりでしかないと思う。仲井真氏、糸数氏それぞれの票に、基地のない島を願う県民の思いが込められている。




posted by PPFV at 23:14| パリ | Comment(0) | TrackBack(1) | ニュース拾読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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