2008年04月30日

人の金銭感覚の不思議なこと

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ガソリン値上げ! 暫定税率復活(毎日新聞2008/4/30)
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/20080430/index.html

暫定税率復活のニュース。多くのスタンドは明日から値上げということらしいのだが、案の定、会社帰りに見かけるガソリンスタンドはどこも長蛇の列だ。場所によってはガソリンスタンドに入ろうとする車で渋滞さえ引き起こしているところもある。
まあ気持ちはわからないでもないが、一回きりの給油、せいぜい満タンにして1500円程の「お得」ということになろうか。長蛇の列にご苦労なことである。
誤解しないでいただきたいのだが、たかが1500円などと言う気は毛頭ない。1円でも無駄にしたくないのは私も同じである。
しかしながら、私が甚だ不思議に思うのは、一回きりの「1500円」にこれほどの執着を示す人々が、ずっとこれまで払ってきた「1500円」や、ずっとこれから払っていく「1500円」をどう思っているんだろうということ。
まことに人の金銭感覚というのは不思議なものである。

ガソリンスタンドの長蛇の列には忍耐強いのに、選挙におもむくのはメンドウという・・・これもまた不思議。
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2008年04月28日

先達が残してくれたものは唯一教訓

陸自、銃携え街行進
「創設100周年記念」 帝国陸軍を継承 津市(しんぶん赤旗2008/4/27)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-27/2008042701_02_0.html

 同駐屯地司令兼第三三普通科連隊長の甲斐芳樹一等陸佐は、地元新聞に寄せた「創設百周年を迎えて」と題した一文で、陸軍歩兵三三連隊を「日露戦争、支那事変に参戦し数々の戦果をあげ精強部隊として名をとどろかせた」と持ち上げ、「輝かしい歴史と伝統を後世に継承したい」と発言しています。


「輝かしい歴史と伝統を後世に継承したい」とはまさに驚くべき発言、冗談じゃない。そんなもの全否定されたところからこの戦後は始まっているんだから。背中から亡霊に取り憑かれて目隠しでもされているのかどうかは知らないけれど、そんな人を救うためにも日本国憲法は存在してるんじゃないだろうかね。

ちょっと参考までに、そんな時代錯誤発言の背景のひとつが垣間見える「読売」の記事。

100年前のたたずまい今も  久居駐屯地(読売新聞 連載三重地域版:近代遺産)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/kikaku/026/41.htm

 現在、駐屯地の隊員は約1000人。3年ほど前から、資料館の管理や駐屯地を見学に訪れる人たちの応対に携わっている広報室の岩屋繁成さん(40)は、「多くの先輩たちの労苦のうえに今がある。その意味でも資料館などを大事に守っていきたい」と力を込める。


「多くの先輩たちの労苦のうえに今がある。」っておっしゃるけどどうだろうかね。「今がある」というのは「今の33連隊がある」ということだと思うけれども別に先達のおかげというわけでもなかろう。ひとえに「アメリカのご都合」のおかげなんじゃないかと思うわけだが。弱者へのまなざしが希薄な人ほど、どうもこういう話しになると情緒的になる傾向にあるのは何なんだろね。
先達が残してくれたものは唯一教訓である。
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2008年04月24日

[しんぶん赤旗]食料自給率向上へいまこそ国民的共同を

食料自給率向上へいまこそ国民的共同を
日本農業の再生を考えるシンポ 志位委員長の発言(しんぶん赤旗2008/4/23)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-23/2008042325_01_0.html

しかし、どの国も、食料の確保というのは、軍事、エネルギーとならんで、国家存立の土台と考えられていることは事実でしょう。ところが、日本の政府は、はっきりいって食料確保に責任をもたない。エネルギーにも責任をもたない。関心をもっているのは軍事だけ。これはまさに政治のあり方を、根本からあらためなければならないのではないでしょうか。


その気になれば食料を自給する能力がある日本が、自分の国の田畑を荒らして、外国から大量の穀物を買い付けていることは、飢餓の全世界への輸出にほかなりません。自給率向上は、一人日本国民の利益だけでなく、国際社会への貢献だということを訴えたいのであります。


 日本の農業について、財界などから「競争力がない」だの何だのと、一生懸命に頑張っている農業者のみなさんの努力を足げにするような発言がよくあります。しかし、日本の農業には、素晴らしい能力があります。

 農地一ヘクタールで何人の人を養えるか。オーストラリアは〇・一人、アメリカは〇・八人、イギリスは二・六人、フランスは二・九人、ドイツは四・五人です。わが日本は、十・五人なのです(「ほおー」という声)。日本では、水田という最も高い生産力をもつ農地が中心となっているからです。そして、日本の農業、農業者が、優秀だからであります(拍手)。「日本の農業は競争力がない」などと否定するのは、根本的な間違いです。これだけの素晴らしい能力のある農業を、壊してきた自民党政治の責任こそが問われているのであります。


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食料自給を急げ(ビルトッテンコラムOurWorld 2008/2/22)
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1186548_629.html

2008年04月23日

拉薩(ラサ)の動きについて〜何を隠そうとしているのか〜

AMLに興味深い投稿。

[AML 19229] ラサの動きについて  A
http://list.jca.apc.org/public/aml/2008-April/018739.html
[AML 19230] ラサの動きについて  B
http://list.jca.apc.org/public/aml/2008-April/018740.html

出典がはっきりしないけれど、あえて転載させていただく。
大々的になされるメディア報道は疑ってかかるが「吉」。
果たして私たちはあの「イラク報道」から何を学んだのか。

以下、特に印象的な最後の一文。

  こんにち、外国の情報を迅速に手に入れる方法は少数のメディアのほかにもある。米国政府寄りの報道をすることで知られる一部の西側メディアがどのようにイラク報道をおこなったかを知っている先進的な人々は、そのような一部の西側メディアから何を読みとることができるかをイラクの経験をとおして既に学んだ。今度はそれを実際に応用する番である。先に本当のことに気づいた先進的な人々が力を合わせてそれを多くの人々に説明するねばり強い努力を続けるなら、やがて虚偽が崩れるときがやってくる。米国政府寄りの報道をすることで知られる一部の西側メディアの虚偽報道体質に多くの人が気づくとき、虚偽は人々の良心を汚し続けることができなくなる。その時あざむく者の声は力を失い、多くの人々が本当のことを知るであろう。事実は偽りに勝利するであろう。



元のリンク先は改行がなく読みづらいので、下記に全文転載。長文ですがぜひご覧ください。

転載全文を読む
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2008年04月21日

入山料とるうば捨て山

「入山料とるうば捨て山」とは言い得て妙。
感心している場合じゃないか、明日は我が身だ。
導入戦犯(元凶)は誰かしっかり覚えておく必要がある。

入山料とる うば捨て山 後期高齢者医療 小池氏が批判
フジ系番組(しんぶん赤旗2008/4/21)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-21/2008042102_03_0.html

後期高齢者医療制度 “導入戦犯”は 自民・公明
06年国会 渦巻く抗議の中(しんぶん赤旗2008/4/20)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-20/2008042001_02_0.html

高齢者医療 保険料上昇を指摘
TV番組で小池氏 評論家も「戦後最悪」(しんぶん赤旗2008/4/20)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-20/2008042002_02_0.html

平成の姥捨山 元凶はコイツらだ!(日刊ゲンダイ2008/4/19)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080419-00000005-gen-ent
posted by PPFV at 20:38| パリ ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 注目エントリーなどをメモしておく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

憲法尊重擁護の義務

イラク違憲判断、空幕長が「そんなの関係ねえ」(朝日新聞2008/4/19)
http://www.asahi.com/national/update/0419/TKY200804180390.html

違憲判断 中山成彬・元文科相が「最後っぺの判決」(朝日新聞2008/4/18)
http://www.asahi.com/national/update/0418/SEB200804180025.html

第九十九条【憲法尊重擁護の義務】
 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
posted by PPFV at 14:18| パリ | Comment(0) | TrackBack(1) | 妄言たわごと集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月18日

[北海道新聞社説]イラク空自違憲判決 まだ派遣を継続するのか

イラク空自違憲判決 まだ派遣を継続するのか(北海道新聞社説2008/4/18)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/87943.html

 もう一つ、判決が示した重要な判断がある。平和的生存権を「憲法上の法的権利」と認めたことだ。

 自衛隊のイラク派遣によってこの権利が侵害されたとはいえないとしながらも、「基本的人権は平和の基盤なしには存立し得ない」と明言した。平和は何にもまして大切だという指摘だ。

 近年、この当たり前のことが置き去りにされてきた。

 政府・与党のみならず、すべての国民が、じっくりとかみしめてみる必要のある判決だ。


posted by PPFV at 20:40| パリ ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 注目エントリーなどをメモしておく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月17日

[しんぶん赤旗]命縮める制度 知れば知るほど廃止しかない

命縮める制度 知れば知るほど廃止しかない(しんぶん赤旗主張2008/4/17)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-17/2008041702_01_0.html

 こんな血も涙もない制度をつくったのは誰か、はっきりさせておく必要があります。

 「審議も機が熟してきた」「ぜひこの法案について処理を進めるべきだ」。二〇〇六年五月十七日、後期高齢者医療制度など医療法案を審議していた衆院の厚生労働委員会で、公明党の福島豊議員が審議の打ち切りを求めました。徹底審議と廃案を求めて数百人が国会前に詰めかけ、あふれんばかりの傍聴者が注視し、日本共産党など野党が厳しく抗議する中で、審議は打ち切られました。自民党と公明党が、後期高齢者医療制度を強行採決した瞬間です。

 自公は参院でも強行採決を繰り返し、小泉内閣が提案した後期高齢者医療制度を含む医療改悪法は六月十四日に成立しました。



[田中宇の国際ニュース解説]北京五輪チベット騒動の深層

北京五輪チベット騒動の深層(田中宇の国際ニュース解説2008/4/17)
http://tanakanews.com/080417tibet.htm

2008年04月16日

「お年寄りは冷静に」とのたまう「振り込め詐欺」ならぬ「自動振替詐欺」斡旋新聞

後期高齢者医療 冷静に制度を理解しよう(産経新聞社説2008/4/16)
http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/080416/wlf0804160244001-n1.htm

むしろ天引きは窓口で支払う手間が省ける。納付漏れを少なくするにも有効な手段だ。お年寄りにも冷静な対応を求めたい。


「振り込め詐欺」みたいにいちいち騙す手間いらず。取りっぱぐれのない「自動振替詐欺」いや「天引き詐欺」か。

 高所得者や従来の自治体独自の減免制度から外れた人などは保険料が上がる場合もあるが、新制度移行で下がる人も多い。


「冷静に」と諭すだけあってさすが冷静な御用新聞の分析だ。で当の与党はどう言ってるかと思えば・・・

後期高齢者医療制度:政府・与党に危機感 「天引き」不満(毎日新聞2008/4/16)
http://www.mainichi.jp/select/seiji/news/20080416k0000m010093000c.html

 この日の閣僚懇談会では、舛添氏に対し「大きな政治的問題になってきている」「街頭演説もしっかりやるべきだ」などと危機感を反映した声が続出。舛添氏が答えた「7〜8割の人は安くなる」との見通しを町村氏が会見で披露した。しかし15日夜、当の舛添氏は記者団にその根拠を問われ「(資産割りがかからない)国保方式で計算している市町村が8割あり、ここはおおむね下がると思い発言した。自分の感じを言ったので、(閣僚懇の)外で言う話ではない。正確な数字は言えない、が正しい答え」と述べるばかりだった。


残念。

《以下、参考口直し記事》

天引き年金、通帳見て高齢者怒り(朝日新聞2008/4/15)
http://www.asahi.com/life/update/0415/TKY200804150153.html

高齢者医療―お年寄りの不安を知れ(朝日新聞社説2008/4/10)
http://www.asahi.com/paper/editorial20080410.html#syasetu2

新年度スタート 差別医療制度は中止・廃止を(しんぶん赤旗主張2008/4/1)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-01/2008040102_01_0.html

社説:広がる怒り 「うば捨て」にしてはならない(毎日新聞社説2008/4/16)
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080416k0000m070163000c.html

後期高齢者医療制度 “命”天引き 年金から保険料取り立て開始(しんぶん赤旗2008/4/16)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-16/2008041601_01_0.html
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2008年04月09日

[中国新聞]「出演者変心させた」 「靖国」、自民議員が介入と憤る

「出演者変心させた」 「靖国」、自民議員が介入と憤る(中国新聞2008/4/9)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200804090352.html

2008年04月07日

[毎日新聞]「靖国」上映中止の裏事情

「靖国」上映中止:「圧力」じわじわと 週刊誌報道、議員向け試写きっかけに(毎日新聞2008/4/7)
http://mainichi.jp/enta/cinema/news/20080407ddm012040112000c.html
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2008年04月04日

[AML]チベットの歴史

[AML 18938] チベットの歴史(AML2008/4/2)
http://list.jca.apc.org/public/aml/2008-April/018452.html

「注目すべきエントリーなどをメモしておく」カテゴリーを新設しました〜。
注目すべきエントリー、記事などなど備忘録的に拾います。時間がない時にもさっとメモしておきたいので、基本的にコメントはつけません。
エントリーを考えているうちにアップし損ねて大事なことを忘却してしまうことを防ぐためです(汗

2008年04月03日

[しんぶん赤旗]「靖国」上映中止 表現の自由の侵害を許すな

「靖国」上映中止 表現の自由の侵害を許すな(しんぶん赤旗主張2008/4/3)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-03/2008040302_01_0.html

「靖国」上映中止 論議あるからこそ見たい(産経新聞主張2008/4/2)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080402/tnr0804020305000-n1.htm

なんと産経新聞も上映中止は「残念」なんだそうだ。

 上映中止をめぐり、配給・宣伝協力会社は「日本社会における言論の自由、表現の自由への危機を感じる」とのコメントを発表し、映画演劇労働組合連合会も「表現の自由が踏みにじられた」などとする抗議声明を出した。憲法の理念をあえて持ち出すほどの問題だろうか。


なんだ、その程度か。

 不確かな写真を使った記録映画に、国民の税金が使われているとすれば問題である。文化庁には、助成金支出の適否について再検証を求めたい。


結局それが言いたかった模様。
それにしても産経にさえも「上映中止は残念」と言わしめるこの問題、にもかかわらず自主規制してしまうこの有り様はいったい何なんだ??



posted by PPFV at 23:43| パリ ☀| Comment(0) | TrackBack(4) | ニュース拾読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする