2008年07月28日

政権交代の実現は「保保二大政党制」の始まり

村野瀬玲奈さんより下記エントリーのTBをいただきました。
たびたび取り上げていただきまことにありがとうございます。

民主党に対してどういう態度をとるべきか。 (2)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-805.html

まずは民主党に対する認識に大きな違いがあるように思います。村野瀬玲奈さんは「自民党と共産党の中間に位置する民主党」と説明されますが、私としては「自民党と極めて近い位置にいる民主党」と評価せざるを得ません。私なりに各局面での民主党自ら示した事実をもとに下した評価ですが、この評価如何で民主党に何を求めるかという点で大きな違いが出てくるように思います。村野瀬玲奈さんによる評価によれば「どしどし要望を寄せて少しでもよい方向に持っていこう」というご意見も当然在りうる行動でしょう。
しかし大きな流れに目を留めれば、民主党に求められている機能が何で、またその民主党はどのような求めに応じようとしているのか浮かび上がってくるのではないでしょうか。
もはや自公による安定政権の維持が難しくなってしまった今、民主党に求められているのは自公政権に代わる政治能力(自民党的政治の遂行能力)であり、一般にはそれを「政権担当能力」と称するようです。

民主党:派遣法改正で苦慮 野党共闘か歩み寄り路線か(毎日新聞2008/7/26)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080726k0000m010096000c.html

 労働者の格差是正を図る労働者派遣法改正を巡り、民主党が対応に苦慮している。日雇い派遣の原則禁止を目指す政府方針に対抗し、より厳しい規制内容の改正案を野党4党でまとめるよう社民党が求めているためだ。民主党は、先の通常国会で与党との修正協議を視野に改正案の単独提出を検討したが、他の3野党の反対で断念した経緯がある。臨時国会を前に、再び「野党共闘」と「歩み寄り路線」の間で難しいかじ取りを迫られそうだ。

 「野党4党目指すところは同じ。ぜひ協議していきたい」。民主党の山田正彦「次の内閣」厚生労働担当は25日、東京都内で開かれた集会の冒頭で同党の改正案を説明して訴えた。しかし他の3野党代表の発言を聞くことはなく、30分足らずで会場を去った。

 野党4党はそれぞれ独自の改正案をまとめたが、社民、共産、国民新の3党は派遣可能職種を「専門職に限り、製造業には認めない」で一致。「現行法通り」の民主党とは隔たりがある。社民党の福島瑞穂党首は、23日の会見で「(3党が主張する)ラインで野党結束して法案を出せるよう、民主党に働き掛ける」と述べた。

 民主党の改正案は、派遣会社の支援を受ける議員がいる、といった複雑な党内事情の中でようやくまとめたもの。今月上旬には、山田氏自ら鳩山由紀夫幹事長に「厳しい規制を求める他党と交渉すれば、党内がまとまらなくなる」と訴えた。

 「政権担当能力が問われており、今さら非現実的な案にはできない」との判断もある。改正案作りに携わる実務者の一人は「現状は製造業への派遣がかなり多く、いきなり全面禁止では、社会的混乱をきたす」と話す。【小山由宇】


「今さら非現実的な案にはできない」とは、いったい誰にとって非現実的なのかは言うまでもないでしょう。まさにその「政権担当能力」をアピールするために汲々としているように見えます。

政権交代の実現、これすなわち晴れて「保保二大政党制」の始まりであり、これは財界がこぞって待ち望んでいた政治体制ではないでしょうか。

村野瀬玲奈さんからTBいただいたもうひとつのエントリーhttp://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-803.htmlに気になるコメントがありました。

もしそれでその政権の政策が国民の意に反する場合は、また次の政治体制に選挙で変えればいいだけのことです。


次の政治体制とは?勝てる可能性がその判断基準であるとするならばおのずと「自民党」ということになりはしないでしょうか。
posted by PPFV at 20:27| パリ | Comment(11) | TrackBack(11) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月23日

はたして民主党は「使える道具」だろうか

村野瀬玲奈さんより下記エントリーのTBをいただきました。

政党を「支持する対象」とは考えずに、「使う道具」と考えたら?
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-799.html

いつも前向きな提案をされる姿勢には敬服いたします。しかしながら今回の件については考えを異とするところもありますので、引用させていただきつつ、誤解の無いよう私の考えを若干説明しておきたいと思います。

私は政党の活動方針を「決定し、従わせる」権力は持っていないし、そのような立場にもいないので、こういう問いかけにはあまり悩みません。というか、私のような一般人があれこれ悩んでも仕方がないと思います。


政党の活動方針を「決定し、従わせる」権力もないし、立場にもないとのご指摘はまったくその通りであろうと思いますし、私も現段階では悩む事はありません。しかしながらだからこそその選択には十分な吟味が必要かと思います。

私は、政党を「支持する対象」と考えずに、「使う道具」と割り切ります。それから、政党を「将来にわたって不変の固い一枚岩の組織」とは考えずに、「いろいろな考えを持った議員から成る流動的な組織」だと考えます。同時に、政党は信仰の対象でもないわけです。(公明党が宗教組織が母体になっていること、日本人には一種の「自民党信仰」とでも呼べそうな心理があること、この二つはとりあえずおいときますが...。)つまり、政党全体を単一の教義で統一された固定的な組織と思う必要もないし、もちろんのこと、信仰する必要はない。ただの国民の代表と考えればいい。政党を構成する議員は大勢いるのだから、人それぞれだ、とも。


拙ブログ2008/7/4のエントリー
「新自由主義政党による二大政党制」というある意味最悪の政治体制を待ち望む多くの左派・市民派ブロガー
http://ppfvblog.seesaa.net/article/102155463.html
のコメント欄にて「支持政党を答えてください」との問いに以下のようにお答えしました。

『決して批判をかわすために支持政党を書かないわけではありません。先にお話したように、私は「反新自由主義・護憲」という根本的な立場を踏まえた上で判断をし最も最適と思う政党あるいは候補者に投票をします。現時点では「日本共産党」ということになると思います。「社民党」でも「反自由主義・護憲」という立場から大きく逸脱しているとは思いませんが、私にとって最適の選択ではありません。そういう判断をもって投票する事をもって「支持政党」とおっしゃるのであれば「私の支持政党は日本共産党」ということになります。もちろん他にもっと最適な政党が現れればその限りではありません。基本は「反新自由主義・護憲」という根本的な立場です。
翻って、同じく「反自由主義・護憲」という立場をふだん主張しておられる方々が少なからずおられます。当然そのふだんの主張は非常に重要なファクターであろうと思っていたのですが何故か民主党を「支持」される。「反自由主義・護憲」という立場から言えば甚だ逸脱した選択と言わざるを得ません。それとも「反自由主義・護憲」という立場は「枝葉末節」「小異」なことだったのでしょうか。だとすれば「反自由主義・護憲」などという看板は下される方がよろしいでしょう。いや「反自由主義・護憲」という立場は重要であると言われるのであれば一体政党を支持するとはどういうことなのかと思うわけです。自分の根本的立場を逸脱してでも支持するなんらかの理由をもって支持するのが「支持政党」というのであれば、私には断じて「支持政党」などないということなのです。』

「支持政党」を「政党信仰」と誤解されることは本意ではありません。私の政党に対するスタンスは上記のようなことであり、いわば「使う道具」と割り切っているものです。
しかしながら「使う道具」には「使おう」とする以前に「使える道具」か「使えない道具」かの吟味が必要かと思います。そのためには「今何を言っているか」ということとともに「今まで何をしてきたか」が重要な判定基準になろうかと思います。

重要法案への各党の態度
http://image.blog.livedoor.jp/asaodai/imgs/8/8/88db7769.jpg

特に「憲法関連」「労働関連」「大企業関連」の各法案に対する民主党の態度を見れば誰の方向を見ているのかはおのずと見えてくるのではないでしょうか。はたして「使える道具」なのだろうかと。
そもそも政党の「根本的な立場」がそう簡単に変節されては私としては大変困ったことだと思いますが、民主党ははたして「色んな考えを持った議員から成る流動的な組織」なのでしょうか。いややはり民主党も「根本的な立場」という点では良くも悪くもそう簡単に変節するものではないと思っています。
posted by PPFV at 00:27| パリ ☀| Comment(27) | TrackBack(15) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月19日

予の辞書に共産党という文字はない

先日、拙ブログ下記エントリーで

民主党とともに空中溶解する左派ブロガー(2008/6/23)
http://ppfvblog.seesaa.net/article/101381809.html

「3の倍数でアホになる」ならぬ「共産党の話になるとアホになる」と評させていただいた天木氏だけれど、本日の氏のエントリーには正直、度肝を抜かれた。

どうぞ、皆さんも度肝を抜かれてください。

既存の政党、政治家が信用できない理由の一つがここにある(天木直人のブログ2008/7/18)
http://www.amakiblog.com/archives/2008/07/18/#001018

「共産党の話になるとアホになる」と申し上げましたが、今度はいよいよ「共産党」の姿が見えなくなった模様です・・・などと冗談を言っている場合ではないのだからして。
この天木氏の文章を読んでいって最後の結論「選択のしようがない」を読んだときにはわたしゃ目が点。ていうかそう思いませんか?共産党を支持するとか支持しないとか関係なく、そう思わない人はどう考えても文章読解力に乏しいのではないかと思うわけですが。むちゃくちゃです。

一応、突っ込んでおきます。

しかし、各紙が報じるその記事を見て、私は目を疑った。


いや、よくあることです。そのたびに批判してるわけですが。

あるいは私が間違っているのかもしれない。


いや、間違ってません。しっかり現実を直視してください。お気をたしかに。

 いずれ民主党が候補者を出し、その候補者を社民党や国民新党などが応援して、政権交代を争うごとく自公と野党連合の決戦になるのかもしれない。


んな、アホな。

 あるいは社民党がその他の護憲政党と一緒になって共産党候補を応援し、米空母艦載機部隊の岩国移転反対や、上関原発建設反対を訴えて明確な対立軸を示す選挙になるのかもしれない。


だは〜、なアホな。

しかし、報道振りでは、とてもそうは思えない。


なんだ、わかってんじゃん。

地方選挙は国政選挙ではない、与野党相乗りは茶飯事である、などととしたり顔で説明するものがいる。

  とんでもない政治蔑視の発言だ。


いや、茶飯事はそうなのですよ。その通り。でもそんな発言を「政治蔑視の発言」怒るのははなはだお門違いで、怒らなければいけないのはそんなことをやっている「政党たち」です。「政治蔑視の政党・政治家」。

もし民主党が独自の候補者を立てないようなら、そして社民党がその護憲の立場を鮮明にし、米空母艦載機部隊の岩国移転反対や、中国電力の上関原発建設反対で共産党や市民団体と一致団結して闘わないのなら、一体彼らは本気で国民の前に政治の選択を迫っていると言えるのか。


だから、そうは言えない!とず〜と言い続けているんでしょが〜。何を言うてんねん今頃も〜。(と突っ込みつつキレぎみ)

ここに既存の政党、政治家が信用できない理由がある。今の政治が欺瞞に満ちたものであるかを見事に教えてくれている。


だから何でもかんでも一緒くたにしてもらっては困ります。

前回の投票率が過去最低の38.22%であったという。当然であろう。選択のしようがない。


あの、はたから見ててなんですけど、天木さんのおっしゃってることおよそ満足しているのは日本共産党のように思えるんですけど。
posted by PPFV at 00:05| パリ ☁| Comment(11) | TrackBack(0) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月17日

戦略家伊吹文明、次の一手は「目くらまし」

消費税封印と目くらましを 総選挙対策で伊吹氏(西日本新聞2008/7/16)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/35187?c=120

 また「(選挙に)勝とうと思うと(有権者に)一種の『目くらまし』をしなければしょうがない」と述べた。総選挙対策上、消費税率引き上げ先送りと、この問題などから有権者の目をそらせるための政策を打ち出すべきだとの考えを示した発言で、批判も呼びそうだ。

 伊吹氏は総選挙対策について「いい意味での目くらましとパフォーマンスを首相にお願いしながら難局を切り抜けていきたい」と述べた。


まったくヤラしい。だから京都の男は嫌われる(爆)

冗談はさておき(半分冗談ではないが)、「目くらまし」とはおそれいります。それにしてもこんな言葉を公言して憚らない「鈍さ」にただただ驚くばかりです。それでも「いい意味での・・・」と言葉を添えて精一杯気を遣ったと思われますが、おんなじことです。
思いっ切り「コケ」にされた国民のことはひとまず置いときますが、「戦略」を語ったはずの伊吹氏のこの発言、「戦略的」にどうなの?とも思うわけですが、本質を見ようとするものにとっては「戦略」などどうでもよろしいのであります。

ふだん「政治は戦略」を公言して憚らない人は、戦略家な彼をそうそう批判はできないのであります。
posted by PPFV at 20:30| パリ ☀| Comment(5) | TrackBack(1) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月16日

自民党と民主党の対抗軸は「政権交代」

自民党と民主党の対抗軸がようやく見えた。

政権交代前
  自民党「政権交代したくない」
  民主党「政権交代したい」

政権交代後
  自民党「政権交代したい」
  民主党「政権交代したくない」

もはや自民党と民主党の対抗軸は「政権交代」のみである。

冗談はさておき(半分冗談ではないが)、共産党による民主党批判はやはり必要である。「敵の敵は味方」的発想ということでさえはなはだ誠実ではないと個人的には思うところなのに、もはや「敵の敵」ではない民主党に対する批判は当然のことである。先日のエントリーで「政党として責任のある態度」としたのはそのことである。ましてや共産党が一貫して自民党政治を批判し続けてきたことは周知の事実であるし、ここへきて民主党批判がお門違いとの批判はあたらない。両者ともに批判すべきは当然のことであると思う。
志位氏の「昨年の大連立の動きは自民党と同質・同類であることを自ら示した」との指摘はまったくそのとおりで、あの大連立騒動はいったい何だったのか(この時点ではっきりと裏切られてると私的には思うのだが)。そこに目を逸らしたままでなお政権交代にのみ期待をかけるのはやはりおかしいのではないか。
「自民党的政治」をいかに抑えこむかが何より重要だと思う。
posted by PPFV at 22:47| パリ ☁| Comment(6) | TrackBack(12) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月13日

[毎日新聞]共産党:民主批判、鮮明に

共産党が民主党との対決姿勢を明確にした。政党としての責任ある態度としては当然のことだと思う。民主党の問題点の指摘も明確だしね。

共産党:民主批判、鮮明に 中央委員会総会で志位委員長(毎日新聞2008/7/11)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080712k0000m010024000c.html

 共産党の志位和夫委員長は11日、党本部で開かれた第6回中央委員会総会の幹部会報告で、次期衆院選について「自民か民主かの政権選択選挙」との見方を否定し、民主党批判を展開した。「焦点は政治の中身の変化であり、共産党を伸ばしてこそ国民の利益にかなった変革の道が開ける」と訴えた。

 志位氏は民主党について「自民党に代わる政治の中身を示すことができない」と批判し、「昨年の大連立の動きは自民党と同質・同類であることを自ら示した」と指摘した。その上で、民主党の問題点として「財界迎合」「日米同盟絶対論」を挙げた。

 共産党の方針としては、「大企業に社会的責任と負担を果たさせ、国民生活の向上を図る」「日米安保条約を廃止し、独立平和の日本を守る」だと強調した。


「財界迎合」の姿勢は以下の記事からもうかがえる。財界は社会的責任も何のその。自民・民主の囲い込みに忙しい。

経済同友会が自民・民主と定期懇談会 政策提言図る(朝日新聞2008/7/11)
http://www.asahi.com/politics/update/0710/TKY200807100372.html

経済同友会が政策懇談会/自民・民主議員らと意見交換(しんぶん赤旗2008/7/12)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-07-12/2008071202_02_0.html

経済同友会は、二〇一〇年代半ばまでに消費税率の16%への引き上げと法人税(実効税率=現行約40%)の35%程度への引き下げを求める「税制改革提言」を〇七年四月に発表したほか、改憲や二大政党制づくりを志向。〇三年の民主・自由両党合併後の民主党「マニフェスト」(政権公約)策定のさい、同党の公約の案文にたいし、「国家像や政策体系がやや不明確」だなどとする「提言」を出し、民主党側が「『論憲』から『創憲』へと発展させます」などの改憲方針を「マニフェスト」に盛り込んだ経緯があります。


「ターゲットは民主党」 追い風生かせるか?共産党(産経新聞2008/7/11)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080711/stt0807112347010-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080711/stt0807112347010-n2.htm
posted by PPFV at 00:35| パリ ☁| Comment(0) | TrackBack(8) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月07日

経済ばか者

日経記者が「ばか者」メール NHK訴訟巡り市民団体に(朝日新聞2008/7/5)
http://www.asahi.com/national/update/0705/TKY200807050111.html

まあ個人的な感想だろうから色んな感想があってもしかたないとは思うが、なんでまたnikkei.co.jpから送っちゃったんだろう。
想定される要因を列挙してみた。

 1.ついうっかり
 2.え?会社から送ったってバレちゃうの?
 3.個人的に信念をもって申し上げた。けど騒ぎになってしょげた。
 4.社内的にコンセンサス取れてる事項だったので

日経もメールのどの部分をもって「不適切だった」と言ってるのか、あるいは本人もメールのどの部分をもって「悪い事をした」と言ってるのかは不明だが、「取材先の『期待』に報道が従うわけないだろ」というのはおそらく偽らざるところだろう。そもそも裁判の焦点はそんなところには無かったはずなのだが、すっかりソレに飼いならされたメディアには見えない。ましてやそのメディアに飼われた者には見えるはずもなく。
posted by PPFV at 21:20| パリ ☔| Comment(0) | TrackBack(5) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月04日

「新自由主義政党による二大政党制」というある意味最悪の政治体制を待ち望む多くの左派・市民派ブロガー

ブログ閉鎖のお知らせを撤回するにあたり、この間ない頭で考えていたことをちょこっと書き留めておきます。

結果的に「新自由主義政党による二大政党制」というある意味最悪の政治体制を待ち望む多くの左派・市民派ブロガーやら、異次元空間での議論&罵倒に勤しむブロガーやらがはばをきかせている(センセーショナリズムが人気を博すのはブログ界も同様ですね)現状を悲しみつつアホくさくてやめようと思いましたが、こんなことでやめるのもアホくさいので、やめるのやめました。

6/25さよならエントリーの「……ということで」という文は、主にその前回のエントリー「民主党とともに空中溶解する左派ブロガー」を受けてのことです。この6/23のエントリーはこれで最後にしようと思いつつ書きました。
左派ブロガーが溶解しているという思いは偽らざるところで、新自由主義の問題点が次々と明らかになればなるほど、言葉とは裏腹のまるで足を引っ張るような民主党の態度と、それに口をつぐむ左派ブロガー・・・「あんたら今まで語ってきたことは一体何だんねん」と思わずにはおれなかったわけです。「明らかな敵」より「味方を装う敵」の方がむしろ危険とは今まで何度と無くぼやいて来たことですが、残念ながらその危惧は「民主党の在り様」と「その民主党にモノ言わぬ左派ブロガー」という現象として現実のものとなりました。「政権交代幻想」「まだマシ幻想」ゆえの態度でしょうか。不思議です。この一連の民主党の態度を見れば「今より良くなる保証はない」どころか「今より良くなるわけがない(良くて現状維持)」としか私には思えないのですが。

しかし、そんなことをよそに一方では半年に渡って「水の話」で喧々諤々、当事者の一人に言わせると「ブログ界を震撼させた」一大論争だったんだそうでそれはそれで結構なことですが、私の個人的感想言わせてもらえば「そんなことやってるバアイか」の一言に尽きます。
左派・市民派ブロガーの民主党支持者の中にもいろいろな方がおられるようで、ひとつは「政権交代さえ実現できれば何かしら政治状況は良くなるはず」という漠然とした期待に基づくいわば『投資話被害者タイプ』、もうひとつは「国民の生活が第一」のスローガンを鵜呑みにし今の新自由主義の問題解消に期待を寄せる方々、さながら「オレオレ」の言葉に息子かどうかの確認もしないいわば『オレオレ詐欺被害者タイプ』、そしてもうひとつは(じつはこれがやっかいなんですが)新自由主義で自ら恩恵を受けているとまでは言いませんが、どうやら新自由主義だろうと現状たいして困っちゃいない人たち、つまり他人事としか捉えていない人がいるんじゃないかと。左派だリベラルだとか言ったって所詮お遊びな人たちがいるんじゃないかと。民主党がれっきとした「新自由主義政党」であることを承知の上で、自らの利益代表として民主党を支持する方々(だとすればふだんの言説は民主党のスローガンと同じくとんでもない偽善ちゅうことになるわけですが、行動原理としては合点がいく)ではないかと思ったりします。
でもまあこのまま新自由主義が進行すれば「子どもを育て上げたご褒美にアメリカ旅行」程度の小金持ちでは早晩「負け組」とやらに飲み込まれてもなんら不思議は無いわけで、ましてや大学出したからといって子どもが「勝ち組」とやらに安泰できるはずもありません。新自由主義先進国アメリカでは今や医者さえホームレスになる時代、自分(わが家)は大丈夫だと思っているとしたらそれはあまりに脳天気な小金持ちといわざるを得ません。その流れを止められるのは残念ながら民主党ではありません。それどころか「政権交代」を望むあまり民主党を批判することもせず政権交代を許せば、それはとりもなおさず左派・市民派ブロガー自ら「民主党版新自由主義」を支持した事になりはしませんかい?と思うわけです。
それを承知で民主党を支持するブロガーは早々に「新自由主義支持者」である旨表明されるのが潔いでしょう。いやそうではないとおっしゃるブロガー、「国民の生活が第一」という民主党のスローガンに期待を寄せるブロガーはスローガンに惑わされること無く、色々な局面での民主党の態度が本当に「国民の生活が第一」に相応しいものなのかよくよく凝視する必要があります。そして批判すべきは批判すべきです。

もちろん分断は望みません。しかし本当に連帯すべきは誰かよくよく吟味することもまた大切と思い至りました。そういう意味では「ロスジェネ」が指し示すアプローチは非常に重要じゃないかと思うわけですが、この「ロスジェネ」も左派・市民派ブロガーの多くはスルーのようです。(だみだこりゃ)
posted by PPFV at 21:01| パリ ☀| Comment(34) | TrackBack(12) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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