2008年09月30日

「戦略的思考」とやら

戦略的思考とやらで政治を見たり、あるいは政治に参加したり、あるいは政治そのものに関わる・・・ことははなはだ胡散臭いし、私自身「ヤダ」と思っている。そのことはこれまで何度かぼやいて来た事ではあるが、今回「阿修羅」にて興味深いスレッドがあったので紹介する。
「戦略的思考」も発達し過ぎるとただの頓珍漢なタワゴトも戦略的な発言に聞こえてしまうようなので注意が必要である。「戦略的思考」にばかり囚われていると往々にして本質を見逃し本来大切にすべきものを見失いあるいは見殺しにしてしまう。投票行動戦略とやらも同様である。
以下、スレッドでのやり取り。最後のリンクはその事を的確に指摘されていて私は正直嬉しかった。

中山成彬〜売国野郎、愛国道徳を、高らかに煽る、日本かな(阿修羅政治板2008/9/29)
http://asyura2.com/08/senkyo54/msg/248.html

争点ずらしに乗ってはいけません。(阿修羅政治板2008/9/29)
http://asyura2.com/08/senkyo54/msg/260.html

Re: 争点ずらしに乗ってはいけません。〜生活より大事なこともあるんだよ(阿修羅政治板2008/9/30)
http://asyura2.com/08/senkyo54/msg/267.html
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2008年09月29日

最も住みたくない県、日本一

中山国交相、辞任 在任5日、麻生政権ダメージ(朝日新聞2008/9/28)
http://www.asahi.com/politics/update/0928/TKY200809280041.html

ひどいといえば超弩級のひどさだが、もはや語るべきことはない。すでにあらゆる方面から「ボロっかす」に言われてることだし、某大阪府知事以外は。
ちょっと別の視点で気になったのは「宮崎県選出」ということ。ちょっと根拠薄弱な「県民性」がどうのこうのなんちゅう話は基本好きではないから「県民性」がなんたらという話しではない。しかしながら「東国原氏」といい今回の「中山氏」といい、少なくとも宮崎県民あるいは選挙区の方々はその選出に直接関わっているわけであり、その県の「民度」を推し量る尺度としては決して根拠薄弱とは言えないと思うのである。
街頭のインタビューで「宮崎県民として恥ずかしい」という声もあったが、その方はきっと「彼」には投票していないのであろう。まことにご愁傷様と申し上げるしかない。

現時点では、私にとって「最も住みたくない県、日本一」は宮崎県である。

《関連ネタ》
日本三大トンデモ知事〜宮崎編
http://ppfvblog.seesaa.net/article/100953830.html
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2008年09月27日

「祭り」のあとは空虚にならぬよう気をつけねばね

小沢民主党代表の選挙区(小沢「国替え」報道)について一言(森田実の言わねばならぬ2008/9/18)
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C04613.HTML

民主党は姑息なことをしてはならない。本気で勝負する決意があるなら正々堂々と神奈川11区で「小泉純一郎」と勝負せよ!


まあ、私もそう思う。政党たるもの毅然とした態度を示してほしいもの。でもほんとうに気になるのは以下の記事なのですね、実は。

前回挑戦続々も民主対抗馬現れず/小泉元首相の地元11区(神奈川新聞2008/9/13)
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiisep08091110/

9/13時点で神奈川11区の出馬表明は伊東正子氏(共産)のみとのこと。共産党は民主党の邪魔をするとはもっぱら評判だが、そうじゃなかったということが証明された。だって民主党の候補出てないんだから。
冗談はさておき、記事中の「擁立断念は政権交代を託す選択肢が11区でなくなることを意味する」「今こそ小泉改革の是非を11区から問い直すべき」との指摘はまさにその通りで、こういう場面でも政党の毅然とした態度は如実に表れる。たとえば前回トリプルスコアで勝利した小泉氏に今回トリプルスコアを許さなければそこには大きな意味がある。あるいは明確な対決姿勢を示した候補が票を伸ばせばたとえ負けたとしてもそこには民意のうねりを見て取れるのである。選挙とはそもそもそういうものだろう。単純な「勝ち負け」で語れるものではないのだ。

民主県連からは「公募しても勝てる人なんて来ない」と消極的な声が支配的。県連幹部は「小沢代表も勝算のないところには無理して立てない方針」と語る。


やたら「すぐにでも何とかしないとえらいことになる的危機意識かつ前向きかつ民主党に対しては楽観的な人(わけわからん)」が応援する「民主党」だがその「民主党」自体は全然「前向きで楽観的」じゃなかったりして困ったもんです。そんなこと言ってる間に「小沢氏いわく負けるはずのない小泉氏」は息子に任せて悠々と引退しちゃうし、民主党はジタバタしたぶん何だかカッコ悪い。民主党にしてみればこれも短期決戦にむけての戦略とやらなのか、あくまで「短期的」な。ゆえにことある毎に「政治生命をかけて」などと連発するのか、これもいただけない。長期的視野に立てばそのようなこと軽々しく言えるものではないのだ。私が支持できると思う信頼できる政治家であれば、そうやすやすと政治生命を懸けてもらっても困るのである。
「二大政党制」を煽るのと同様、来る衆院選挙を「日本の行く末を決める天王山」だの「政権交代の最初で最後のチャンス」と煽れば煽るほど、結果民主党が勝っても負けても状況は良くはならない。民主党が勝てば「溜飲を下げ、無用な安堵」が広がるし、民主が負ければただただ「あきらめ」が広がるのみではないのか。何しろ最後のチャンスだったのだから。
くれぐれも「祭り」のあとは空虚にならぬよう気をつけねばね。
私が支持できるのは、そんな威勢のいい言葉などではなく、あくまで地道な行動を伴ったところの真に国民の立場に立った主張である。そしてそんな主張を支えるのに必要なのは「ちゃちな宣伝企画提案」などではなくやはり地道な「励まし」なのだ。
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2008年09月19日

わかり易い話

選挙:衆院選 茨城医師連、全選挙区で民主推薦 「高齢者医療に反対」(毎日新聞2008/9/18)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080918ddm005010031000c.html

と、後期高齢者医療制度に反対していることを理由に民主推薦を決めたのだそうだが、

後期高齢者医療制度 国会の決定的場面で各党は?(しんぶん赤旗2008/9/6)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-09-06/20080906faq12_01_0.html

と、こんな記事を読んでいると「ほんまに大丈夫かいな〜」と思わずにはいられなかったのだが、

「後期医療」中止求める陳情/自公と民主が反対/都議会委(しんぶん赤旗2008/9/19)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-09-19/2008091904_02_0.html

と、何の事はない、リアルタイムにこんな「裏切り」はあっさり行われていたりして、こんなわかり易い話はないのだが。
posted by PPFV at 20:04| パリ | Comment(2) | TrackBack(6) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月11日

【新着映画】大阪タワー〜オドシとボクと、時々、オカン

【新着映画】大阪タワー〜オドシとボクと、時々、オカン

Osaka-Tower.jpg

あらすじ:
およそ弁護士とは思えぬ言動でお茶の間の人気を博し味をしめた勘違い男が、ひょんなことから知事の座におさまり、やはり知事とは思えぬ言動で暴れ、そしてしょげる(ふり)。とんだイチビリかと思いきや時にはオカンを使って生活臭を漂わし姑息に庶民派を演出するとんだババヤロー。早い話しゃれにならないドタバタ悲劇。

原作:リリー・フランキー・堺

大阪府教育委員会・文部科学省内心推薦
ただし大阪府下、市町村によってはR指定

《参考記事》
「言葉遣い、オカンに怒られた」…橋下知事が”反省”(読売新聞2008/9/9)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080909-OYO1T00465.htm?from=main2
posted by PPFV at 20:21| パリ ☀| Comment(3) | TrackBack(4) | 妄言たわごと集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月04日

捨て身技「自民党」のしたたかに「民主党」後手後手

民主、メディア戦略強化 「小泉劇場の再来」を懸念(東京新聞2008/9/4)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008090401000660.html

ただでさえ埋没ぎみの民主党、ここへきてようやく気づいた模様。わたし的には「何もしない福田氏」、「何もしない分」少しは安心でいられたのだが、それはさておき、やれ「また投げ出した坊ちゃん首相」だの何だのと浮かれてる間にメディアは自民党一色。うむ、自民党はしたたかです。

石原、与謝野氏が出馬へ 小池氏、支持拡大に全力(東京新聞2008/9/4)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008090401000106.html

おお、やはり来たか。石原氏などキモかもね。オヤジほどの「毒」はないものの、おおかたの国民の期待を寄せるにはなかなか魅力的な「キャラ」であります。うむ、自民侮るべからず。
posted by PPFV at 21:00| パリ ☁| Comment(0) | TrackBack(8) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする