http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1187613_629.html
政府の役割は簡単に言えば、市場が公正に機能するよう規制をすることである。そして貧しい人を引き上げ、誰もが自立できるような基盤を作ることだ。シカゴ学派に洗脳された人は、規制は悪で自由こそ善だというだろう。しかしシカゴ学派エコノミストによってとられた政策が日本を格差社会にし、また自由の名の下、利益追求のために企業がおこしたさまざまな犯罪をわれわれは嫌というほど見てきた。政治家の語る美しい公約ではなく、貧富の格差や新聞をにぎわす企業犯罪に政治家の政策の真実が表れている。
[AML 21613] 村岡到:市民連帯の総選挙指針について――草加耕助さんへの返事
http://list.jca.apc.org/public/aml/2008-October/021095.html
選挙の投票に際して当選の可能性の有無を基準に考えることは、二大政党制の罠にはまることを意味すると、私は考えます。草加さん自身が、落選確実な共産党に投票する場合があると書いています。当選の可能性がなくても、左派が存在し元気に闘っていることを示すことが民主党などの言動に大きく影響すると考えるほうがよいのです。例えば、福田辞任劇のなかで、公明党が定額減税にこだわったりするのは、共産党が存在しているからだと、私は考えます。共産党や社民党などに対抗する必要がなければ、他の政党は歯止めなく右へとシフトするでしょう。確かに、国会での議席というレベルだけで言えば、落選したのでは全く無意味とも言えますが、現実の政治は国会の議席だけで動いているわけではありません。落選しても、かなりの得票があれば無視できない力を発揮します。院外の闘いを前進させるテコにもなるのです。
最後はこちら↓で紹介されていた記事。
マスメディアに支えられる二大政党(花・髪切と思考の浮游空間2008/10/16)
http://blog.goo.ne.jp/longicorn/e/63b9ee7b0514148e8de3c91de906609f
不公正な選挙報道に駆り立てる21世紀臨調の提言
(2008/10/1非核の政府を求める京都の会〜コラム『核・憲法・メディア』)
長谷川千秋 (元朝日新聞大阪本社編集局長、非核の政府を求める京都の会常任世話人)
http://homepage2.nifty.com/hikaku-kyoto/press_chech_5.html
選挙は、私たちが主権者として日本の政治の現状と未来に対する意思を直接表明するきわめて重要な機会である。議会制民主主義を尊重するなら、何よりもまず主権者に、政治諸勢力の主張、政策等の判断材料が公正な形で豊富に提供されなくてはならない。21世紀臨調が「2大政党論」を主張するのは自由だが、今回緊急提言での「基本認識」に書かれているように、来る総選挙が「日本の民主政治の真価を問う選挙」だと言うなら、少数野党を切り捨てた党首討論を推進しておいて何が民主政治か、と言いたい。報道機関に対しては、日本新聞協会の新聞倫理綱領に書かれているように、「国民の『知る権利』は民主主義社会をささえる普遍の原理である」と言うなら、前回参院選のときのような21世紀臨調のキャンペーンのお先棒担ぎはやめてもらいたい。。
21世紀臨調とマスコミの関係について、しつこく警告を発し続けるのは、21世紀臨調のメンバーにマスコミから異様なほど多数参加しているからである。同団体のホームページによれば、2008年8月20日現在のメンバーは、共同代表の佐々木毅・前東京大学長ら4氏、顧問会議議長の御手洗冨士夫・経団連会長を筆頭に経済界、労働界、学識者、自治体関係者、報道関係者など各界の有志210数人だが、中でも、マスコミからは64人も加わっている。朝日新聞、共同通信各10人、読売、毎日、産経新聞各8人をはじめ全国紙、主要在京テレビの大半が顔をそろえ、肩書きも社長、会長、主筆、論説委員長・副委員長、政治部長、著名なコラムニストら報道・評論に大きな影響力を持つ人たちが目立つ。注意深く観察していると、21世紀臨調に参加している学者らが何かにつけ全国紙の紙面に登場するようになっている。最近では、ある大手紙の政治エディターは、21世紀臨調の今回の緊急提言に依拠しながら総選挙の政策報道について紙面で論じるまでになった。
21世紀臨調とは・・・
http://www.secj.jp/what_21st.htm
「政権交代」を第一義にめざすことは「二大政党制」をめざすことに他ならない。かの御手洗氏もかねてより念願のことのようである。
「政権交代の後、国民のためのより良い政治に軌道修正するよう働きかけて行く?」
あの御手洗氏がめざす方向にそんな可能性があるだろうか。そんな可能性がわずかでもあるところを彼はめざすだろうか。