2008年10月27日

民主党への忠告「もうちょっとうまくやれ〜」とか

自公・民主、延長競う 証券優遇税制/所得100億円超 大金持ち10人 減税183億円(しんぶん赤旗2008/10/27)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-10-27/2008102701_01_0.html

 申告所得の合計が百億円を超える人数は、わずか十人、全体の0・004%にすぎません。その減税総額は約百八十三億円に達しました。一人当たりにすると約十八億三千万円もの減税を受けている計算になります。

 自民・公明、民主の各党は、金融危機対策を口実に証券優遇税制の延長を検討しています。格差拡大に拍車をかける富裕層減税を推進します。


「国民の生活が第一」というスローガンが何とも空虚である。こんな話はもう枚挙に暇がない。しかしこんな話も今に始まったことではなく、その出自を思えば容易に想像できそうなものである。自称リベラル・左派ブロガーはもはやすすんで騙されようとしているとしか思えない態度に私は頭を傾げるばかりであるが、どうやら彼らのプライオリティは「反新自由主義・護憲」ということよりむしろ「共産党でないこと」にあるようだ。同様のことはあの天木直人氏も吐露しているところである。 http://www.amakiblog.com/archives/2008/10/22/#001196 参照。さすがの天木氏も民主党への信頼は完全に揺らいでしまって(それでも揺らいでいるところがね)いよいよ行き場を失い、ついには「木枯らし紋次郎」に期待を寄せる有様だから、もうガチョ〜ンである。しかしここのところの民主党の迷走ぶりを見て、少なくない民主党支持ブロガーがトーンダウンあるいはトーンを微妙に変化させていることも感じ取れないわけではないが、当の民主党は麻生氏に早期解散の意志なしと見るや一転「対決姿勢」に転じるという。まさに政局如何で極めて重要な法案を弄ぶ許されない行為である。そもそも「対決姿勢」と言ったところで、根本的なところは何も変わらぬことは民主党直嶋正行政調会長自らしゃべっちゃったところである。http://ppfvblog.seesaa.net/article/108414152.html 参照。
それでもなお民主党を支持すべきだと主張されるのであれば「新自由主義・改憲政党〜民主党」の支持者であることを自覚すべきだ。もはや「反新自由主義・護憲への転換(修正)を」などという忠告は民主党に対し何の意味も持たない。せいぜい意味のある忠告があるとするならば・・・「(左派を取り込むんだったら)もうちょっとうまくやれ」ぐらいか。
posted by PPFV at 20:08| パリ ☔| Comment(9) | TrackBack(2) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする