2009年05月30日

たしかに。民主党にこれができれば共産党は共闘すべきだろう。

議員定数削減論批判と民主党への注文 (上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場2009/2/8)
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51089862.html

《一部抜粋》

民主党が政権交代を本気で目指すのであれば、今の野党が共闘できるように、以下のことを明言すべきである。

・次の総選挙後、自民党との「大連立」を絶対に行わないこと。
・「事実上の大連立」になってしまう自衛隊海外派兵恒久化法案成立に賛成しないこと。
・憲法改悪のための議論の場となる「憲法審査会」の設置に賛成しないこと。
・新自由主義政策によるこれまでの法律改悪を元に戻すことに賛成すること。さらに、福祉国家政策を推進すること。
・消費税引き上げ、法人税引き下げに賛成しないこと。
・比例代表の定数削減をしないこと。さらに、小選挙区制を廃止すること。
・税金の無駄遣いを削減するのであれば、政党助成を廃止(または大幅に削減)すること、
など。


少し前のエントリーですが、憲法研究者の方による議員定数削減論に対する批判です。至極もっともな批判だと思います。そんな中で民主党への注文はまことに重要かつ本質を突いたところでありますね。民主党がこの注文に応えられるのならば「共産党は民主党と共闘すべし」の声に反対する理由は私にもありません。
もっとも2番目以降の項目に応えられる可能性は120%ないと思っていますし、一番目の項目もはなはだ怪しいと思っているわけで、だからこそ当初より「こんな政権交代など百害あって一利なし」と思っているわけですが。
posted by PPFV at 23:07| パリ | Comment(1) | TrackBack(2) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月29日

くだらん記事ですがおもしろかったので

鳩山代表、候補者調整でうっかり発言 国民新激怒で釈明(朝日新聞2009/5/29)
http://www.asahi.com/politics/update/0529/TKY200905290262.html

 民主党の鳩山代表は29日、衆院神奈川1区の候補者調整をめぐる自らの発言で、釈明に追われた。一本化の見通しを早まって口にし、同区で競合する国民新党の反発を招いたためだ。

 両党が別々の新顔を擁立し、難航していた同区の調整について、鳩山氏は28日、記者団に「国民新党が神奈川1区から候補を出すことはやめたと伺った。大変ありがたい決断だ」と明言した。

 ところが、国民新党は「なお調整中」との立場で、発言を伝え聞いた亀井静香代表代行は激怒。29日の両党の幹部協議でも、民主党の菅直人代表代行、岡田克也幹事長らに「今日は(出席は)地球人だけか」とこぼし、「宇宙人」とも呼ばれる鳩山氏への不快感を示したという。

 鳩山氏はその後、改めて記者団に「メディアの一部の方から伺ったものを早く申し上げすぎてしまった。亀井代行には伝え、真意を理解してもらった」と釈明した。


posted by PPFV at 23:52| パリ ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | ニュース拾読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月28日

比例定数削って晴れて保守一色ってか

民意(比例定数)削ってカネ(政党助成)温存/自民・民主競い合う(しんぶん赤旗2009/5/27)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-05-27/2009052701_01_1.html

 議員定数削減の理由として、自民党や民主党は、「増税するにはまず身を切る姿勢をみせるべきだ」(伊吹文明元自民党幹事長)「(定数削減などを解決しなければ)消費税増税の議論は国民の理解を得られない」(鳩山民主党代表)などといいます。

 「身を切らなければ増税に国民の理解が得られない」というのは、二重三重にごまかしです。

 第一に、「身を切られる」のは国民の側だということです。国会議員は国民と国会を結ぶパイプであり、その大幅削減は民意を削ることになり、国民の声が届かなくなることを意味します。日本の国会議員の数は、国立国会図書館の各国調査でも人口比で先進十二カ国中、少ない方から二番目で、決して多くはありません。

 第二に、自民も民主も本当に「身を切る」ことになる政党助成金にはいっさい手をつけようとしていないことです。


小選挙区制の弊害をかろうじてカバーしてきた比例代表の定数削減とはね。「擬似政権交代」にうつつをぬかしてる間に保守一色の準備は着々と進んでいるわけですね。
先日、テレビのニュースでアメリカとの比較でもって議員数が多いことを報じておりましたが、ごらんの通り日本より少ないのはアメリカだけでした。チャンチャン。

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これ大変な問題だと思うわけですが、「擬似政権交代」に浮かれるこちらhttp://www.asyura2.com/09/senkyo64/index.htmlではまったく無反応。擬似二大政党制のもとせいぜい頑張って消費税お納めすればよろしいとも思いますが、巻き込まれるワテらにしてみれば冗談じゃない。まあ劣化甚だしいこんなとこ覗くのも不愉快だったりするんですが、言論の日々いかに劣化していくのかを目の当たりに観察できるという点では興味深くもありますね。
まあ今までの経緯からしていずれの状況になっても共産党による地道な行動は続くんだとは思いますが。とっととやめてしまったどこぞのなんとかモンジローなんてのとは違って。
posted by PPFV at 22:35| パリ ☁| Comment(6) | TrackBack(4) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月21日

「言行一致」あってこその政策論議だろうに

いろいろありまして、久々にネット徘徊してみましたが、極々一部を除いては相変わらず政権交代のためには何でもありのヘンテコリンな話が花盛りで、特に小沢信奉者の乱れぶりは目を覆うばかりです。あげくに「鳩山は首相の顔になってきた」「ウンウン」などという話しもあったりして、こと政治に関してその感性はかなりアブナいんではないかと思ったりするわけですが、もはや民主党なら河村でも何でもあり!の様相はいたるところで散見されます。市民派だか左派だか知らないけれど、ノンポリな私から見てもこの有様は大変ケッタイに思えるわけで、もはや「ゴケン」の理想なんてどこへやら、左派ブロガー(と呼んでいいのかどうかはちょっと疑問ですが)の多くは溶けてしまってます。
久々にいわゆる左派と称されるネット言論拝見していると、「政権与党に操られたマスゴミ」や「検察の陰謀」とやらの話で、なんともおどろおどろしい国ニッポンに住んでいるんだなあと感慨もひとしお・・・まあそんな側面を全面的に否定するつもりはありませんが、結果私のようなノンポリから見ればまことにわかりにくい政治の話になってしまうのであります。そこまで陰謀論にベッタリ寄って立たずとも、いやそこまでの猜疑心を駆使する方ならばなおのこと、たとえば「言行一致してる?」という観点からちょっとばかし民主党を検証してみれば良かろうにと私なんぞは思うわけですが、知ってか知らずかそんなことに言及する人は見当たりません。最低限「言行一致」なくしては、いくら「良い政策」「耳あたりのよいキャッチフレーズ」も語るだけ「時間のムダ」という到ってシンプルな話です。
posted by PPFV at 20:57| パリ ☁| Comment(8) | TrackBack(7) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする