2009年06月29日

自民もダメなら民主もね

横須賀市長に33歳新人 『小泉王国』の現職破る(東京新聞2009/6/29)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009062902000076.html

民主党支持者の中には「小泉王国」崩壊を喜ぶ向きもあるようですけど、残念ながら敗れたのは自民、民主、公明の全面支援を受けた候補です。自公に対決の姿勢を見せながら相乗りしてしまう民主党の節操のなさは今さら指摘するまでもないんですが、ここで注目せざるを得ないのは政権交代を争う自民そして民主の支援を受けながら敗れてしまったという両党にとってカッコ悪い事実ですね。
もはや「政権交代の他に道なし」という何とも一面的な空気にはうんざりしつつも、「政権交代」後、結果「自民もダメなら民主もダメ」となるんじゃと私はひそかに確信しておるのですが、そうなったらなったで今度は選挙民はいったいどんな選択をするんだろうかと大変に心配しておるわけです。つまらぬ第三極にすがりつきはしないかと。なので安易な「政権交代待望論」にはずっと文句を言ってきたんですが、そんな私としては、この状況は何だかな〜と複雑な心境でとらえざるを得ません。
早い話が「政権交代待望論」に私なんぞがつまらん文句言うまでもなく、「政権交代」を待たずして、世の選挙民は「民主党」に変わっても何にも変わらないことをうすうす感じつつ、すでに第三極を求めているんじゃないかと思ってしまうんですね。でもそこには「空疎な変革」を叫ぶ者がいたり「幸福を実現します」な人がいたりして、何だか危ない感じです。
東国原氏や橋下氏の動向を「巧妙な民主党つぶし」なんて言って批判している人たちがいますが、何かそんなのとは違うような気がします。機を見て敏なる方々ですからね、この方たちもうまく第三極を演じようとしてるのかもしれません。
posted by PPFV at 23:17| パリ ☀| Comment(11) | TrackBack(0) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする