http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090706/lcl0907061138006-n1.htm
「保守王国静岡が変わった。国政にも影響するだろう」と感想を述べ、あらためて勝利をかみしめた。
いや、見事な保守王国ぶりは変わっちゃいないでしょう。兵庫県知事選と共産党候補の得票数の違いなどを見ればわかるように、見事な保守王国のままです。あくまで保守の間で票が動いただけで要は「偽装変革」といっていいでしょう。ましてやどちらがマシな保守なのか・・・はなはだ怪しい。にもかかわらず「自民」から「民主」に変わっただけで変革できたかのように錯覚してしまう。国政においてもしかり。「二大政党制」「政権交代」が果たす役割もこのことに他なりません。
【静岡県知事選】川勝氏が当確 大型地方選で民主4連勝 自民党内に「麻生退陣論」広がる (産経新聞2009/7/5)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090705/stt0907052318007-n3.htm
川勝氏は、比較経済史専門の経済学者。安倍内閣では教育再生会議の分科会主査や「美しい国づくり」企画会議の委員などを務め、有識者メンバーとして国政にかかわった。「新しい歴史教科書をつくる会」の賛同者にも名を連ねている。
国民生活にとっての「本当の変革」ならば、そもそも産経新聞が嬉々として報じるわけがないでしょうが。
マスコミは自民党の敵でもなければ民主党の敵でもありません。商業マスコミには国民にとっての本当の争点など明らかにできるはずがないのです。「自民か民主か、政権交代こそが最大の争点」はあくまで偽装変革に過ぎません。
国民生活のための本質的な争点は選挙民みずから見極めなければ、本当の意味での国民のための政治が訪れることはありません。