2009年07月10日

もはや、民主党の優位性をもって政権交代を唱えることはできない

民主と橋下氏、急接近 原口“総務相”と意気投合 鳩山代表『連携取りたい』(東京新聞2009/7/9)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009070902000047.html

自民党も末期症状ならば、民主党もこのありさま。民主党支持者の間ではボロッカスに不評だった(あたりまえだけど)橋下氏ですが、この状況をどうとらえられているのでしょう。もはや、民主党の優位性をもって政権交代を唱えることは難しいようです。「どんな政党であれ政権交代による政治のダイナミズムこそが民主主義の証」とか「とにかく一つの政党が権力の座にいることは不健全」とか。民主党でなくても良い話ばかりです。
選挙民をまたもやあきらめの静かな海に漂わす「政権交代」の何がダイナミズムか。
posted by PPFV at 23:06| パリ ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

政権交代至上主義 VS 政権維持至上主義

発信箱:政権維持至上主義=与良正男(論説室)(毎日新聞2009/7/9) http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/
20090709k0000m070132000c.html


ふむ、何かすっきりしない話。
民主党の政権交代至上主義を「ごもっともな話だと思う」と認めつつ、「それじゃ自民党は政権維持至上主義ではないか」との事。まあそうですね、おっしゃる通り自民党は酷いもんです。でも、だからといって民主党が良いのか(あるいは良くなったのか)ということにはならない。むしろ自民の劣化が進んだだけとも言える。 あるいは、産経新聞と意見が一致したとはいえ、産経がまともになったからとは限らない。単に毎日が劣化しただけとも言える。
結局、この記事、筆者自身「政権交代至上主義です」といい続けてきたことを表明しているに過ぎない。  

そして「何をするのか」を責任持って書き込むのがマニフェスト。それを参考にどの政権がよいかを選ぶのは、あくまでも私たち国民=主権者なのである。


マニフェストを参考にして選ぶ?そんな程度で良いんでしょうかね。民主党のマニフェスト、どれだけのことが責任をもって行動にうつされた(あるいはうつそうと努力された)というのか。いや簡単な話「国民の生活が第一」のスローガンは、どこにどう行動として現れているのか、ちょっとばかり確かめればよいのだ。冗談じゃない。

私にとっては、こちらの話のほうが、ずっとすっきりする。

雑誌世界2009年8月号 編集後記
http://www.iwanami.co.jp/sekai/2009/08/pscript.html
posted by PPFV at 01:28| パリ ☀| Comment(1) | TrackBack(1) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする