マスコミ共々一気にこのような流れになった以上、残念ながら次期衆院選において共産党が議席を減らす可能性は非常に高いように思う。政権交代を望むあまり結果そうなってしまうことを何より恐れていたわけだが、この流れはどうにも収まりそうにない。そしてそうなれば政治状況はほぼ間違いなく悪い方向にまた一歩すすむことになる。
自民党の失政、そこに世界同時不況に端を発する国民生活の窮乏など、「政権交代」を掲げる民主党にとっては願ってもない追い風となったわけだが、「二大政党制」は何より保守陣営の悲願である。その実現の可能性を前にしてメディアの論調が一気に民主党側に流れることは十分予想できたことだ。せめてブログ界ぐらい民主党批判に集中してもバランスとしてはまだまだ足りないくらいだ。民主党は「自民党と変わらぬ」どころか、より危険な側面を持っていることも多くの人たちは自覚している。ましてや「政権交代」が実現した後には自民党にさえできなかったことをも実行できる環境におかれることになる。何しろ「国民の信託」を得ているのだから。
民主党に投票することは「政権交代」と引き換えに「白地小切手」を振り出すに等しいと自覚すべきだ。
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いよいよ「保守二大政党制」ができ上がりつつあるということ
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