2009年09月17日

子は親を映す鏡

ネットでこんな発言を見かけた。

批判するのは良いが、せめて小泉進次郎の話を聞いてから批判しろよ。 政治ってそういうものじゃないのか? 政策も聞かず、考えも聞かずに、ただ、小泉の息子であるから 政治家にはなるなっていうのは、逆差別になるぞ。


うん、そりゃそうだね。話を聞かねばね。で、聞いてみた。

私にとって国会議事堂はフィールド・オブ・ドリーム!


ん?
え〜と。やはりブログも覗かねばね。政治ってそういうものだ。で、覗いてみた。

今日のお昼は穴子天丼です。
美味しいです。
大きいです。
長いです。
丼からはみ出てお味噌汁にかぶってます。
この天ぷら屋さん、家から歩いていけます。
地元グルメ、大好きです。


え〜と、唸ってしまう。これでは福島みずほ氏の毛筆もかなうまい。
見事な父親譲り、というより子は親を映す鏡と言った方が適切か。感動した!そして脱力した!
posted by PPFV at 13:28| パリ ☁| Comment(7) | TrackBack(1) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

祝砲だぎゃー

河村市長、南京大虐殺に「疑問ある」(TBS 2009/9/15)
http://news.tbs.co.jp/20090915/newseye/tbs_newseye4235229.html

民主党政権の門出を前に祝砲を上げてしまった、河村市長。

posted by PPFV at 21:07| パリ ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 妄言たわごと集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月10日

いつも翻る

こちらのエントリー共感できます。特に以下の引用部分。(12)などはまさにその通りですね。
結果は程なく出るでしょう。

民主党の本性は非民主主義の財界政党なのか!?
(上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場2009/9/8)
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51241781.html

(11)社民党は、総選挙前から比例定数を削減しないことを連立参加の条件にする考えを表明していた。

《共同通信記事 中略》

この条件が今日にも合意されるという連立協議に盛り込まれ、衆議院の任期満了まで維持されると約束を取り付ければ、社民党は、民主党との選挙協力を取り付けることに途を開き、かつ、議会制民主主義の後退に歯止めをかけることができるかもしれない。

果たして社民党は衆議院議員の任期満了まで政権の地位にいられるのだろうか、それとも来年の参議院議員通常選挙後、連立解消されてしまうのであろうか!?
それは、まず、今日の合意内容にかかっている。
(もちろん、社民党が妥協してしまえば、比例の議員定数は削減され、かつ任意満了まで利用されるこになる可能性もあるだろう。
他方、合意に至らず、社民党は共産党と同じように「建設的野党」になるのだろうか?)

(12)言い換えれば、連立協議の合意内容次第で、民主党の本性が自民党と同じで、非民主主義の財界政党であるかどうかが明らかになるだろう。



連立政権政策合意の全文(時事通信2009/9/9)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009090900932

結果、出ました。私には「比例定数削減」の文字は見当りませんが、「比例定数を削減しないことを連立参加の条件」とのだったので「合意」したからにはどっかに書いてあるのでしょう。
posted by PPFV at 20:31| パリ ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月08日

絶望的な希望的観測

小政党が加わる意義とは(新潟日報社説2009/9/6)
http://www.niigata-nippo.co.jp/editorial/index.asp?syasetsuNo=2208

 民主党、社民党、国民新党が連立政権樹立に向けた協議を進めている。幹事長級会談も開かれたが、まだ結論を出すまでには至っておらず、今週再び会合を持つことになっている。
 与党が政策決定にどんなふうにかかわっていくのか。民主党と社民党で考え方に隔たりのある外交・安全保障政策をどう取り扱うのか。各党は焦点となっているこれらの問題について意見を十分すり合わせ、国民が納得いく形で連立の土台を築いてほしい。
 社民党と国民新党には、党の基本原則を大切にするよう求めたい。二大政党化が進んでいるように見える中、小政党には少数意見の反映者、政権の暴走を止めるブレーキの役割がある。巨大化した民主党の意向に流されるようでは存在意義が問われよう。
 今回の衆院選では自民党が3分の1近くにまで議席を減らした。同時に与党として連立を組んでいた公明党も大敗し、獲得議席は解散前より10少ない21となった。とりわけ小選挙区では全敗に終わり、太田昭宏代表ら幹部が責任を取って辞任する。
 民主党の圧勝は、有権者が自公連立政権に「ノー」を突き付けたのと同じ意味がある。この結果は、小政党が連立政権に参加する際の教訓をあらためて教えている。
 行き過ぎた構造改革が招いた生活格差の拡大や医療・年金問題への国民の不安。首相の座をたらい回しにした自民党に対する不満。「生活者の党」を自任する公明党がチェック役を十分果たしていたら、与党への失望はここまでではなかったかもしれない。
 10年に及ぶ連立で、自民党とのなれ合いが生まれていなかったか。与党慣れが、政権運営の緩みを許すことにつながったのではないか。
 なぜ、連立に参加したのか。小政党がこの原点を絶えず確認していなければ、政権を守るだけの存在となり、与党であることが目的化したかのように受け取られる恐れがある。その場合に支払うべき代償は小さくないことを肝に銘じなければならない。
 15年前、自社さ連立政権を組んだ社会党は、日米安保堅持、自衛隊合憲の現実路線に転換した。主張があいまいになったことで党勢は衰退した。この歴史を忘れてはいけない。
 衆院で圧倒的多数を占めることになった民主党は、参院では過半数に足りない。政権の安定運営に向けて、是が非でも連立にこぎ着けたいところだろう。しかし、「連立ありき」に陥っては自民党と変わらなくなる。
 多様な意見を反映し、国民の声がしっかり届く政権をつくる。今回の連立協議ではそうした気概を持ち、粘り強く話し合いを続けてほしい。


連立に小政党が加わる意義とは本来はこういうものなんでしょうね。現実を見る限りでは何とも浮世離れした話ですが。だいたい大敗を喫した後も前代表自らこんな調子では「チェック役」などできるはずもなく。

自公連立「埋没した」「らしさ発揮」 公明役員会が紛糾(朝日新聞2009/9/8)
http://www.asahi.com/politics/update/0908/TKY200909070411.html

今後のことについて想像するならば、社民党にしても15年前の教訓を、そもそも教訓と認識しているのかさえはなはだ怪しいところですし、当の民主党は「比例中心だと第3党が主導権を持ち、かえって民意がゆがめられる」と言っているわけですからね。「小政党が加わる意義」なんて真っ向から否定しているわけで、早晩参議院で過半数取れば「民意の歪み」は必要なしとなるのが自然の流れでしょう。
好きで集めているわけじゃありませんが、こうも悪い材料ばかりが揃うとこの社説のような希望的観測にはもはや絶望的な限界がありますね。むしろ連立政権外の小政党の意義について語った方が意味がありそうな気がします。
posted by PPFV at 19:47| パリ | Comment(0) | TrackBack(1) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月07日

戦略的投票行動で結果「小選挙区制」に飲み込まれるという皮肉

比例削減方針変えず=岡田民主幹事長(時事通信2009/9/7)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009090700005

 民主党の岡田克也幹事長は6日夜のNHK番組で、同党が衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた衆院議員の比例代表定数80削減について「比例中心だと第3党が主導権を持ち、かえって民意がゆがめられる。若干の比例を残し、ダイナミックに政権が代わる小選挙区を中心にした制度がいい」と述べ、あくまで削減を目指す考えを示した。
 比例定数の削減には、同党と連立政権に向けた協議をしている社民党が反対しているが、岡田氏は「(削減は)多くの国民の共感も得ており、簡単には変えられない」と強調した。


何と岡田氏は比例代表は民意を歪めるという。小選挙区制による民意の歪みは眼中にないようだ。「民主党に票を集中せよ」と主張した方々はどのように感じておられるだろうか。「小選挙区制」だからこそと自らに言い聞かせ、あるいは「小選挙区制」に対抗するために行われた投票行動が、結果「小選挙区制」に飲み込まれ「比例代表」さえ失ってしまい兼ねないというこの皮肉。さて小選挙区制の弊害に対抗するにはどのような投票行動が望ましいだろうか。
このブログを始めた頃、私も迷ったところではある。

『死票』を恐れない(拙ブログ2004/7/14)
http://ppfvblog.seesaa.net/article/15611324.html
posted by PPFV at 23:58| パリ | Comment(13) | TrackBack(1) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月03日

筋が通せなくて何のための野党か

前回のエントリーに「やつらだ」さんからコメントをいただいた。

いずれにしても日共は蚊帳の外で万年野党がお似合い


コメントの内容については何だかな〜というかまったく同意はできないんだけれども、以前にも話したように「やつらだ」さんについて好きか嫌いかと問われれば「嫌い」ではない。なぜだかよくわからない。そもそも怒りの矛先が違うだろうとはいつも思うところだが、その怒りの動機については「わからないでもない」感じがあるからかもしれない。何だか感覚的な話で申し訳ないんだけども。ふだん共産党をえらく持ち上げつつ、いざ批判しだすと俄然張り切ってしまうような人と比べたら、私の中ではずっとマシな存在だったりする。
で「万年野党」という指摘について。まあ仮にそれが事実だとして、一般には「無責任に批判ばかり」なんて言われるんだろうが、そのおかげできちんと筋の通った批判ができるんであれば、それはそれでまことに貴重なスタンスじゃないかと思う。
蚊帳の内に入った野党がどんな役割を果たし結果どんな末路をたどったかを思えば、共産党の態度には信頼を置きさえすれ、揶揄する気持ちには到底なれない。むしろ筋が通せなくて何のための野党かと言いたいところだ。中にはいくら野党ヅラしたところで何かと筋が通せない野党も存在するので、それが与党になって、いよいよ野党の「くびき」から解き放たれた時には、さてどんな筋を通すのだろうかと不安になったりもする。ましてや、今回の衆院選を経て自民党と公明党が野党の仲間入りである。共産党の野党としての役割がますます重要であることに疑う余地はない。まさしく最後の砦だ。
posted by PPFV at 21:38| パリ ☁| Comment(7) | TrackBack(1) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする