http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-06-26/2010062602_01_1.html
いつものといえばいつもの社民党の態度ですね。社民党の主張とはまったく逆の態度をとり続ける民主党と選挙協力をしようというのですから、政治シロートの私には大変わかりにくい。ていうか普通に考えてこれはもう全く信頼に値しないと思わざるをえないわけです。ところが政治通な方々にとっては「党の体質がどうだ」とか「国民目線じゃない」とか何やら小難しい批判の方が重要と見えて(これは別の党に対する話なのですけど。それにその批判がほんまのことかどうかはシロートの私にはわからない)、にもかかわらず社民党のこんな態度には驚くほどに寛容で、これで批判が盛り上がったことなどあまり見た事がありません。シロートの私にはまことに理解に苦しむところです。
でもあまり社民党批判ばかりしてると「前向きじゃない」とかなぜか「反共工作員」とかいわれてしまいそうので、ここは精一杯前向きな想像力をはたらかせて推察するに「社民党は自分の主張を曲げても政権与党との関わりを保つことで、結果国民本意の政治を取り戻すに影響力を持とうとするまことに前向きな姿勢である」とか。でも「そもそも影響力はあったのか」とか「なら何で連立離脱するねん」とか、ツッコミどころはいくらでも出てくるわけで、ん〜やはり前向き?にはなれませんね。
「前向きな愚考(愚行)」なんかより「的確な批判」の方がはるかに意味がある。
とかく、「前向きであること」を暗に強要されたり、的確な批判も「前向きじゃない」との理由で時にはぐらかされたり、時に無視されたり、内容を吟味せず批判のための批判と片付けてしまったり。こういう状況はあまりよろしくないんじゃないでしょうかね。悪意はないにしても前向きであろうとし過ぎるために、時として問題の本質を見逃したりあるいは目をそらしてしまうことなきにしもあらず。前向きなことは必ずしも良いこととは限りません。戦時中において「お国のため」と思う事はとても前向きな態度だったわけでしょう?内心はどうあれ。
いくら前向きのつもりでも方向間違えば後ろ向きってこともあるんじゃないでしょうかね。