2011年07月16日

「人類平和」のために邁進する予言者か

たとえば、とあるメーリングリストにこんな投稿があります。

[CML 010724] 菅直人首相の脱原発発言を評価します
http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-July/010593.html

菅直人首相の7.13記者会見「脱原発発言」
を高く評価する必要があります。
私たちは首相発言に安堵することなく、その実現を迫っていくことです。
これからは被曝者が次々と発症していくでしょう。
民主党の「直ちに健康に影響しません」と発言した枝野官房長官らも
速やかに反省しない限り、東電の幹部、中曽根元首相らと
同様原発犯罪者となります。
原発と核兵器の廃絶は人類社会にとって緊急な課題です。
ヒロシマ・ナガサキ・フクシマを体験した日本は国民の為、
世界の人々の為になす役割は非常に大きいです。


菅首相の「脱原発宣言」を評価すべきとは、方向性においても信憑性においてもどうかと思うのですが、それよりも気になるのは『これからは被爆者が次々と発症していくでしょう』と言ってしまう感性です。「人類社会」や「世界の人々」の心配はすれど、その言葉が被災地の人たちににどのように受け取られるかを心配することはないようですから、当然「人類社会」や「世界の人々」への心配も信憑性怪しいものですよね。もっとも「福島」をヒロシマ・ナガサキとともにすでに体験済みのこととして語ってしまうところに、何を最優先に考えているのか垣間見れるような気もするのですが。
人によってはそんな意識もなく、正しいと思う「脱原発」を熱く語るうちに、これと類似したようなことを語っていないでしょうかね。どうか一度立ち止まって考えてほしいと願うばかりです。


posted by PPFV at 22:38| パリ ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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