松原市長選挙の教訓(CML2009/6/1)
http://list.jca.apc.org/public/cml/2009-June/000189.html
特にこの部分は、小難しい政治談議が多い昨今、政治シロートの私にもストンと納得できる話なのであります。
投票する民衆の立場からは、その候補が本質的に民衆の側(資本・財界・ファッショ志向ではなく)の人であるか、平和と民主主義(こういう言葉は自民党だって誰だって口にする)を断乎守る人か、という最も基本的なことを見極めなければなりません。安易に民主党(系・型)候補への合流を進めることは本当の平和・民主主義(国民主権)勢力の退潮を招くことになりかねないと思います。
私は民主党が独自候補を立てるというのであれば、それはそれで(政党の自主性を重んじるという立場で)よかろうとも思うわけですが、共産党が独自候補を立てれば「自公の手先」と言っておきながら、自公に相乗りする民主党に対し何も言わないっていうのが私にとっては大変小難しい話なのであります。
東本氏も察しているのか、さっそく反論してますが、説得力なし。何より当の東本氏、
>共産党が独自候補を立てれば「自公の手先」
>と言っておきながら、自公に相乗りする
>民主党に対し何も言わない
このダブルスタンダードにはしっかり頬被りであります。東本氏のたまわく。
>次善の策として、一定の政党に属していたと
>しても、もちろん相対的な問題ということに
>ならざるをえませんが、一定の政党の政策に
>偏ることなく、公平、平等に各政党と公平、
>平等に等距離のスタンスを保てる人を野党統一
>候補として選択する、ということに現実問題
>としてはなると思いますし、そうならざるを
>えないと思います
千葉市について言えば、その「次善の策」とやらも成り立つ状況ではなかった訳で。
熊谷候補は「各政党と公平、平等に等距離のスタンスを保てる人」ではない。市長選に無所属の形で出ても民主の衆院小選挙区候補と一緒のポスター貼りまくってたら、「公平、平等に等距離のスタンス」なんて実際あったもんじゃない。
だから共産党は共闘を諦めて結城候補を擁立したのに、東本氏の矛先が共産党に向かうのは全く筋が通らない。
>松原市という地域での各種選挙で野党の中で
>もっとも獲得票の大きい政党は現在のところ
>やはり民主党です
松原市長選と千葉市長選の違いをまるで理解していないご様子。
松原市では民主党が自公に相乗りしたこと、だから民主支持者の言う「野党共闘」は共産党から見れば信用できないこと、現状「一番の最適者」でも「次善の策」でもない場合が多々あることを、藤谷氏は指摘してる訳で。
>合理的な選択の基準としてそのような選択
>しか考えられないもの
どこが合理的な選択なのやら。
かようにCMLでトンデモぶりを発揮している東本氏は「平和への結集」のメンバーです。
詳細な解説ありがとうございます。
昨日エントリー立てた時点でご指摘の反論レス拝見していました。なかなか長たらしい、いや緻密な反論レスでしたが、シロート的には『その基準は、統一候補を出すことについて合意した政党間のうち』というところがキモでありまして、藤谷氏も言われているように『市立病院の閉鎖問題』が大きな争点であることは明らかなんですが、その事について自民と民主が合意してしまってるという点は一体どうなの?という厄介な話はスッポリ抜け落ちているわけですね。