マスメディア時評/選択ゆがめる誤報は許されない(しんぶん赤旗2009/7/5) http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-07-05/2009070504_01_1.html
都議会において民主党が野党ではないことは紛れもない事実であり(どなたか異存ございますか?)、共産党の主張はまことにもっともな話です。「マスゴミは自公の手先などという話」は市民派・リベラルブロガーの間ではまことしやかに、あるいは山ほど語られておりますが、こういった事象はどう分析されるのでしょう。
はっきり申し上げてマスコミは民主党の敵ではありませぬ。
むしろ、こちらの記事に見られるようにマスコミは民主党にとって願ってもない追い風を吹かせておるわけですね。
’09都議選:中高年、民主支持層「石原離れ」−−毎日新聞世論調査/東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090706ddlk13010133000c.html
「石原離れ」の結果、「石原都政」をしっかり支えてきた民主党が支持を広げるという意味不明。結局、争点を見ず「与野党逆転」「政権交代」の掛け声に踊らされ、代えるべきそのものを支持してしまうという愚かをまた繰り返すわけですね。
この記事のタイトル、なかなか素晴らしいと思います。
日本共産党公認の小選挙区予定候補に対して「当選も出来ないくせに」とか「(供託金が没収される可能性にも触れながら)お金勿体なくないのかな?」とか「(西松)自民党の補完勢力」とか言う人もいるでしょう。
次期総選挙では、民主党に比べたら日本共産党の当選や議席増の可能性は低いかもしれませんが、
いくら総選挙での当選や議席増の可能性が高くても、リストラ・派遣切り・勤務先企業の倒産に遭って家計が苦しくなった庶民や、倒産に追い込まれた中小企業経営者にとっての「現代の駆け込み寺」の役割も果たせない政党・候補では、投票しても意味が無いのではないか
…と私は考えています。
たとえ総選挙での当選や議席増の可能性が低くても、リストラ・派遣切り・勤務先企業の倒産に遭って家計が苦しくなった庶民や、倒産に追い込まれた中小企業経営者にとっての「現代の駆け込み寺」の役割を果たそうと奮闘する政党・候補への投票なら、意味があるのではないか
…と私は考えています。
政権交代を実現させた政党が国政与党として、日本共産党を凌駕(りょうが)するレベルの「(庶民の)現代の駆け込み寺」の役割を果たしてくれたらいいのですが、国政与党がそうでなかったら庶民にとっても中小企業経営者にとっても悲しいだけだと思いますよ。
私のブログの記事です。
『共産党 駆け込み寺』と『民主党 駆け込み寺』をGoogle検索で比べると…
http://shima55-spirits-jcp.way-nifty.com/blog/2009/06/post-5a1e.html
〜たしかな野党 支え続けて 上げ潮めざす!〜
〜「政治の中身を変える」ために勇気を出して奮闘しよう!〜
〜「党名が…」 政治良くなりゃ それでいい〜
投票行動についてのご提言、私もそのように思います。小選挙区、比例区ともにそのような判断にて投票したいと思っています。
いよいよ今日は都議選です。「真の野党」日本共産党に伸びてほしいものですが、果たしてどうなる事やら・・・。
(郵政選挙で自民党に2/3以上の議席を与えてしまうような国民性ですからね・・・)
まあ、最悪、不幸にして議席減と言うことになっても、私の共産支持は変わりませんし、共産の方々も、今まで通り奮起奮闘するんでしょうが・・・。
やはり、伸びてほしいなあ。
永らくお待ちしておりました(笑)
ブログリニューアルされていたので、程なく復帰かと期待しておりました。記事全文をまだ見ることができないようですので、取り急ぎお礼申し上げます。
そうですねぇ、都議選、民主躍進となりましたが、ず〜っと書き続けている通り、結果、共産が議席を減らし、石原氏にとってはますますやり易くなっただけのことであります。恐れたとおり「与野党逆転」に期待するあまり共産から民主に流れた票も少なからずあるようです。民主の役割はまさにそこにあり、民主を警戒せよというのはそこにあるわけですが。残念なことです。
共産が議席を減らしたら嫌だなあと思っていたら、「13→8」になっていてがっくりきました。
まあ、他の政党も「34→54」の民主以外は「減(自民、生活ネット)または微増(公明)」なので、「共産の戦術に問題があった」と言うよりは、「マスコミの民主万歳報道に有権者が飲み込まれた」「小泉郵政選挙の二の舞」ということなんでしょうね・・・。
(民主以外の「共産その他の政党の戦術」に全く問題がなかったとまでは言いませんが。
偉そうな物言いになってしまいますが、学習のない国民性(マスコミを含む)ですね。それにしても、微増とは良かれ悪しかれ、「固定票が堅い」んですね、公明党。自民が減らしたのに議席が減らないんですものね。公明党が国民無視の政治をするのもよくわかります。)
まあ、嘘八百とはいえ、「民主が野党をアピールしたこと」「それでも議席を増やしたこと」は石原人気にかげりが見えていると言うことで、それは共産支持者の私として喜ぶべき事なんでしょうし、(共産のように全面対決はしないでしょうが)今まで程露骨な石原与党は民主党もやれないでしょうが(そういう意味でPPFVさんおっしゃるように「ますますやりやすくなった」とまで言えるかどうかは疑問です。共産が伸びて公明が減った場合に比べれば、今回の結果は石原にとって「まだまし」でしょうが。しかも新銀行東京など、「政治的に不当」以前に贈収賄や背任、不正経理など犯罪の疑いすら有りますからね。)。
これで「与党内の麻生おろし」も再燃するんでしょうし、今日民主党は予告通り、「不信任案」を出すんでしょうね。
(「政権交代真理教」は喜ぶんでしょうが、こちらは喜んでいいのかどうか・・・)
また長文のくどい文章になってしまいすみません。
今後もよろしく。
しかし結果を見ると民主は第1党にはなったものの単独過半数は得ておらず、民主系の無所属と生殺しに近い扱いを受けた生活者ネット(民主の推薦を貰ったのにもかかわらず!)を併せても過半数は得ていないのです。 普通なら「共産は議席を減らしたけどキャスティングボードを握った」とマスコミは言うところを言わない。 まぁ、自民以上にタカ派の民主のT候補も当選し事実上石原都政に影響は無い事を承知しているからでしょうけど・・(この様な候補も当選してしまう事態を自称リベラルの「政権交代真理教」はどう思うのか?スルーかな)
選挙のときだけ野党の民主のマニフェストで「新銀行」・「築地市場」がありましたけど、自・公と賛成しておきながら舌の根乾かないうちに真逆の事を言ったのだから実行するのか見つめて行きたいものです。 ただ「東京五輪」に関しては意図的かマニフェストに入れてないから、これを口実に反故にする可能性が非常に高いのですがね。
しかし「マニフェスト選挙」と言うけど、大多数の「無党派」と呼ばれる人達は各政党の「マニフェスト(ビラ)」を読んでいるのかな?
せっかくの有休、トホホだわ(すみません、余計でした)
大変お久しぶりです。再開を兼ねてのご挨拶をさせていただきます。「永らくお待ちしておりました」とはとても気恥ずかしいのですが、ありがたく受け取らさせていただきます。
実は今回の選挙でも、知人から頼まれて文京区の共産党候補の手伝いを少ししてました。ビラをまいたぐらいしかしませんでしたが、比較的訴えに良い反応が多かったので、じゃあどちらに入れますか?と聞いてみたら、答えてくれた方々は大抵「民主」と・・・。そういう、とにかく変えなきゃというムードの中で進んだ選挙だったと強烈に感じさせられました。
このムードというヤツがほんとやっかいであります。変えることで同意できても、何を変えるかが見事にスルーされる。「郵政選挙」で、何をするための民営化なのかがあまり問われなかったのと似ていますね。これが続く総選挙でも、と思うとまたうんざりしてしまいます。まあそれでも、リアルやネットの隅っこで「何をしたいの、なんでそうしたいの」を問い続けたいとは思っています。
ということで、PPFVさんとコメントされているみなさま、初めましての方もいらっしゃいますが、今後もよろしくお願いいたします。
真理教徒のドアホの反応はこのスレ見て呆れたっておくんなはれ。
http://www.asyura2.com/09/senkyo67/msg/101.html
「共産党を野党として計算できません」
「なるほど共産党が自公側に付く可能性もあるワケですな」
・・・やと?、いっぺん氏ねや、このドアホが。
あー、けったくそ悪。
こちらでご挨拶させていただきます。
blog再開されたこと、大変嬉しいです!
ビラまきのボランティアお疲れさまでした。
今回の選挙は民主党が石原都政に99.3%賛成してきた与党だったということ、実に分かりやすい構図だったのになと思いました。
もっと浸透しきればと・・口惜しい思いです。
一般紙に少し載りはしましたが、テレビでは民主党=野党でしたもの。
PPFVさん。
民主党。野党の振りして対決などとウソ言うて当選してます。
ウソ言うたら、あかんやろ!
民主党の今後の対応、楽しみではありますね。しかし果たして石原与党然とした対応ができないかというと、決してそうではないだろうというのが私の考えです。世論に阿りつつフラフラしているように見えて財界の意向に背くことは100%不可能であろうことを思えば目指すところは良かれ悪しかれはっきりしているのではないでしょうか。まして、都議会における見事な与党ぶりをもってしても反石原を旗印にまんまと有権者の支持を勝ち得たわけですから。少なくとも決定的な場面ではおそらくヘタレる(笑)
せっかくの有休のところ、お疲れ様です(笑)
しかし、bogus-simotukareさんからご紹介いただいた記事による各政党の得票数を拝見すると、多少救われるような気もします。マニフェスト選挙ねぇ、そのこと自体に私は懐疑的ではありますが、「政権交代」前哨戦とのイメージ先行の色合い濃く(というかマスコミはその事ばかりの大合唱、何が民主党の敵か)、まあ恐れていた通りの結果といえます。いずれにしても今後の民主党の対応が楽しみです。
そうですか、手伝いされていたんですね。ご苦労様です。
>変えることで同意できても、何を変えるかが見事にスルーされる。「郵政選挙」で、何をするための民営化なのかがあまり問われなかったのと似ていますね。
まったくおっしゃるとおりです。「何を変えるのか」に疑問をはさんでも「まずは変えることが先決。何を変えるのかは変えてから考えましょう」と(笑)
めげずに疑問をはさみましょう。
こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いします。
けったくそ悪くなりますが、一応、生態調査のため欠かさず拝見しております。
>「共産党を野党として計算できません」
そもそも「野党」を見誤っているので、計算できないのは当然でしょう。
ご無沙汰しておりました。ご挨拶ありがとうございます。たいしたものがかけるわけではありませんが、まあぼちぼちやっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
PPFVさん、コメント欄をお借りしました。失礼しました。
しかし、ほぼ全てのマスメディアによる「自・民対決」の物量宣伝を前にしては、共産党としては自らの主張を有権者に届けるのはやはり難題だったということでしょうか。浸透しきればとは思いましたが、それで結果が変わったかとは、ちょっと思えませんでしたし。この物量宣伝には、ちょっとやそっとじゃ対抗できないなとも感じた選挙でした(初めからあきらめていた訳ではなく、今後もあきらめるつもりはありませんが、それなりに強く予感していたことでもあるので)。
流れを変えるのはほんと大変だと思いました。
latter_autumnさん
リンク先をみました。いったい彼らには何が見えているのだろう?とちょっと考えてしまいました(悩)。
共産党にキャスティングボートを取らせるぐらいならと、いとも簡単に「自公民大連立」する方に一万円!
・・・って、たぶんほんとに簡単にするんだろうな〜と(爆)。それくらい民主党の「野党」スタンスは実体がないですしね。まあ、かの都知事殿の提出議案への賛成率が95%を切ったら、ちょっと考え直してやろうかとも思ったりしてます。
ということで、長々と書き込んでしまい失礼しました。PPFVさんとみなさま、ありがとうございます。これからもよろしくです。
野党のフリしても最後は応えるべきところに応えないといけないので。そのようにして今まで野党もどきは消えていきました。皆、忘れるんですね。
moonyさん、私も1口乗りますわ(笑) なにせ鉄板ですものね。 山口先生も言ってるではないですか「共産がどちらにもつかないとなれば、大連立構想という亡霊が蘇ってくるでしょう」と・・って、それ以前に小沢さんが「大連立」を企んだでしょうに。
今回は残念な結果に終わったけど前回より候補者を絞って2万票増(70万票)は大健闘だし希望も持てるものです。
しかし同く逆風を受けたであろう公明は強い。 共産は39選挙区で候補者を立てての数だけど公明は候補者が22選挙区にも関わらず74万票を集め、世田谷で危ういとなると偉大な先生(だそうだ)の檄文(詩)が効果あったのか約450票差で逃げ切る執念・・かの支持母体は見習いたくないけど、この最後まで諦めない姿勢だけは来月行われるであろう総選挙、前回の「郵政選挙」同様の逆風が予想されるだけに参考になるのでは?と思った次第です。
長文失礼しました。
「〜74万票集め」の後に(でも前回より4万票減らしているが)を書き足しておきます。 あのままだと公明も票を増やしたみたいに取れますからね。
しかし公明は選挙運営が上手ですね。 どちらが本職かしら?
こんにちは。1口のっていただいてありがとうございます(^^;)。しかし結果が予測しやすくて、このカケが成立するか?が最大の問題ですね。
>しかし同く逆風を受けたであろう公明は強い。
あの党は、がんばってもあれ以上勢力を増やせる見込みが少ないからこそ必死なのかも、と見ています。過去の選挙の流れを見ても、大きく減らさないけど、大きくものばせない。そういう状態で生き残るには、全員当選という「実績」をひっさげて与党に食い込む位しか道は残されていないのでしょう。
次の総選挙では、自民の負けっぷり次第では、「民公連立」という可能性も出てくるかもしれません。それはそれでとてもいやだけど。
ということで、今後ともよろしくお願いします。