どこに投票すべきか - 民主と自民を議席減に追い込めば勝利だ(世に倦む日日)
http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/256.html
一部抜粋
民主と自民の二党が消費税増税を公約に掲げ、どちらが勝っても消費税が増税されるという選挙構図になり、われわれ国民の気分は暗く重い。だが、実際には全く絶望する必要はないのだ。灯台もと暗し。幸福の青い鳥はすぐ傍にいた。われわれは簡単に勝利できる。勝利は手の届くところにある。どうなれば勝利か言おう。民主と自民の両方を負けさせればいいのである。簡単だ。
簡単だってあのね。自民党がヨレヨレになった時には革新が議席増やすのは簡単だって私も思ったんだけれども、民主党が受け皿になってしっかりと引継いでくれたわけで。なので今頃、何だかな〜という感じ。「民主と自民を議席減に」だって?鼻からそうすべきなのだ。
結局、政権交代は正しかったのかどうなのよと思うわけだが、この政権交代のチャンスを逃せば日本の政治の未来はない!最後のチャンスだぞ!などと鼻息荒い人たちはたくさんいたわけだけども、結果消費税に関しては王手飛車取りみたいなことになっちゃって。新自由主義路線を修正せざるを得なくなっていた自民党政権が仮に辛勝でもしていれば、今回のような消費税論議になってたかどうか、ていうかそもそもそんな話持ち出せたかどうか。
もう近視眼的な戦略の話なんかはどうでもいいんだけれども、こんな政権交代など何の意味もないというかろくなことはないということを早く学ばなければいけないというのに、「政権交代は正しい、悪いのは菅だ」では話にならないし、「民主党政権が旧体制の利害を代弁する政権へと変質した」なんて言い訳がましいにも程がある。ましてや「躍進できない共産党が悪いからだ」なんて逆切れもいいとこだ。
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低所得者の税負担を軽減するために、食料品の消費税は今まで通り5%とすべき。
科学技術と経済に無知な蓮舫は、消費税を上げなくとも事業仕分けで税収が得られると愚かにも考えているらしい。
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2010-06-16
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2010-06-27
↑この人も相当困った御仁ですね。
bogus-simotukareさんは随分買っているようですが、昨年の衆院選前以降ちょっと酷過ぎやしませんかねぇ。情勢分析の外しっぷりが。
・まあ、自民を批判しながら、急速に自民化する民主に何の問題もないと未だにいう輩よりはマシでしょう。
・それに五十嵐氏は当初から、小沢・鳩山疑惑と普天間問題でのあいまいな態度は批判していました(その点で社民、国民新よりマシ)。
・五十嵐氏ほどではないかも知れませんが、共産も政権発足当初は一定の期待を表明していました。
・また、五十嵐氏は少なくとも、山口二郎氏のような反共言説(都知事選で共産候補は降りろ)を述べたことは私の知る限りありません。
・ご紹介の6/5エントリも、見方が甘いかも知れませんが「期待する」としているだけで「これで善政間違いなし」とまでは言ってないので叩きすぎるのもどうかと。
傾聴に値する批評かどうか、鋭く的を射た分析かどうかを考えたら、私は五十嵐氏に落第点つけます。「自民党と民主党とは大きな違いがあり」なんて言ってる時点で、こりゃもうダメだと。私は厳しすぎるのかな。
6/5エントリは最後にこうありますが。
「自民党から社民連へ。田中角栄の薫陶を受けた政治家から市川房枝の薫陶を受けた政治家への、実質的な転換です。その意味は小さくないと思います。このような転換は、民主党にとっても、日本の政治にとってもプラスになるでしょう。というより、是非、プラスにしてもらいたいと思います。市民運動に関わって政治家をめざした原点に立ち返り、市川房枝さんの教えを思い出すべきでしょう。今、それを実行できる最強の力を手に入れたのですから……。」
転換の「その意味」とやらは何ぼのもんですか、とか。
「プラスになるでしょう」から1ヶ月も経たないのにもう退場勧告ってどうよ、とか。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-06-09/2010060901_06_0.html
何とも菅とも(←意図しない誤変換でこう出ました)。