2004年06月23日

ぼちぼち実績を評価しよう

通常、ちゃんとした会社組織ではある実施案件に関して、その実績をきちんと評価します。実施にあたって賛否両論大きく意見を二分する場合にはなおのこと。賛否それぞれの意見を言った者はそれなりの責任を負います。ましてその実施に深く関わった者は責任重大、言うまでもありません。
ところが政治の話になると、過去の経緯なんかいつの間にか忘れ去られ、「マニュフェスト」なんていう言葉もまるで廃れた流行語のようにとんと聞かなくなりました。「マニュフェスト」などとたいそうな物でなくても、こんな単純な話の経緯も国民の間ではすっかり忘れ去られているようです。

「国旗国歌法」制定をめぐる国会答弁

 ・「政府としては、法制化に伴い、国民に対し国旗の掲揚、国歌の斉唱等に関し義務づけることは考えておらず、法制化により思想、良心の自由との関係で問題が生じることにはならない」(小渕恵三首相、1999年7月28日参院本会議)

 ・「児童生徒が例えば国歌を歌わないということのみを理由にいたしまして不利益な取り扱いをするなどと言うことは、一般的に申しますが、大変不適切なことと考えている」(有馬朗人文相、99年7月21日、衆院内閣・文教委員会)

 ・「政府の見解は、政府自身の見解でございまして、国民お一人、お一人が君が代の歌詞の意味などについて、どのようにお受け止めになるかについては最終的には個々人の内心に関わる事項である」(野中広務官房長官、99年8月6日、参院の特別委員会)

要は強制しないと言ってるわけですね。ところが・・・
「君が代」強制批判のPTA会長、辞任に追い込まれる(Asahi.com)

あとはご存知のように、東京都教育委員会をはじめとする「日の丸・君が代」強制の実態

個人的には「そんなもん無くしてしまえ」とは思いません。歌いたい人は歌えばよろしい。日の丸掲げたい人は掲げればよろしい。でも歌わない(掲げない)権利は束縛できないと思うのです。民主国家にあるまじき「強制」はいけません。そういう意味では先の「国旗国歌法」制定をめぐる国会答弁はとりあえずは納得のいくものでした(ほんまかいな〜という気持ちはあったにしても)。
でもこのあたりの論議・・・田舎の中学の丸刈強制の論議と似てますね。

こういう経過(前歴)を踏まえた上で、今回の多国籍軍参加表明に関する政府見解についても、慎重に見守る必要がありそうです。

米英の了解を文書化 多国籍軍参加の政府見解判明

了解の内容については
▽人道復興支援が多国籍軍の任務に含まれる
▽自衛隊は統合された司令部の下、人道復興支援を中心に活動する
▽自衛隊はイラク特措法に基づき、日本の指揮下で活動し、多国籍軍の指揮下で活動することはない
▽日本の判断で自衛隊の活動を中断・撤収できる
▽自衛隊の活動へのイラク政府の同意と法的地位は多国籍軍の一員として確保される
――としている。

(ほんまかいな〜)さて、どうなることでしょうか・・・・。
もうそろそろ、きちんと評価して、きちんと審判下したいものです。
posted by PPFV at 21:55| Comment(12) | TrackBack(0) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめましてmilouと申します。記事を読ませていただきました。
戦争への道を教育現場からも進めていこうという気運を感じます。
教科書選定もしかりでしょうか。
きちんと評価。そうですね、7月選挙は息子のはじめての投票です。
実は私が息子の年頃のときには有事立法が廃案になるべく社会が機能していたのですが、今はどうでしょ私たち世代がこんな社会にしてしまったそのじくじたる思いで一杯です。小さな社会、そう家庭で話題にしたいと思います。
遅く?早く?にすみません。文章書くの難しいですね。対話型人間なもんで(言い訳)よろしくご指導お願い致します。
また読ませていただきます。
Posted by milou at 2004年06月24日 04:31
君が代は、強制されていないんですね。
家の娘は、君が代を歌えません。
学校で 教えてくれなかったそうです。
式典でも歌っているのは、校長先生だけです。
それを見た人が『法律で 決まっているのにここの先生は 君が代を歌ってない』と言っていたのを思い出しました。
そういう事に疎い私は、『へぇ〜。そうなんだ』くらいにしか思いませんでしたが・・・。
Posted by サファイア at 2004年06月24日 08:56
milouさん、サファイアさん、こんばんは。

良く似た境遇の方がおられるもんだなあと思ってましたら・・・妻さんでした。あのね(^^;;;
何かごそごそやってるなあと思ってたら。
こういう状況ですので何か行動を起こさなければという思いは同じなんですね。
長年PCを使った仕事やってきた人なので、キーパンチは私なんかより数倍早いのですが、元来実践派な人なので今までネットとの関わりはあまりなかったんですね。今後は、経験による面白い話を期待してます。

日の丸、君が代は強制どころか「これが日本の国旗ですよ〜」「これが日本の国歌ですよ〜」ということすら法律では決められていなかったんですね。それでもわれわれの小さい頃からまあ一般に歌わされてきたのは単に「学習指導要領」によるものだったんですね。不可解。「国旗国歌法」は国旗国歌が法律で規定されたに過ぎません。
サファイアさんの娘さんが通われていた学校は良い学校だったんだろうなあと思います。というのも、子供のために学校の問題、教育の問題に奔走した妻さんは、そういう活動に常に協力的(あるいは力になってくれた)だったのは「歌わない」先生だったことを経験的に知っているからです。
Posted by PPFV at 2004年06月25日 02:23
この辺は、教職員の反戦活動が 盛んなんですよ。
毎年 夏休みには、原爆写真展を先生方主催で 行ったり・・・。
何年か前に高校生が、君が代に反対して 卒業式をボイコットしたのも 私の住む地域です。

ただ 保護者ってそう言う環境だとそれを不満に思う人も多いんですよね。
『子供に偏った思想を押し付ける』って・・。
私は、卒業式をボイコットした高校生達もちゃんと自分達の信念を持って行動できて良いなぁと思ったんですけど 回りの保護者の中には『頭が 良くても(偏差値の高い学校なんです)変な方に進んじゃねぇ』と言っている人もいました。

なんだか 地域によってずいぶん違うんだなぁ・・。と milouさんのブログを読ませて頂いて思いました。
Posted by サファイア at 2004年06月25日 19:20
ん〜む。多国籍軍の話は、良く判らんですね。日本の置かれてる立場を考えると苦しい選択と言う気もしますが・・・・

で、君が代と国旗ですが(^_^;;
義務教育の場で、強要されるようなことは許されてはいけないと思いますが、こちらが選択して入学する高校や、会社などではどうなんでしょうね?
「いやなら選択しなければ良いのに」と思うのは変でしょうか?

頭の中が整理されていないので、ここから文章が全然進みませんね。
この問題って拡大解釈をすると、「他人の迷惑にならなくて尚且つ法律に触れなければ、何をしても自由」とか「自分がしたくないことは人に強制されてもしない」という事なんですかね?

そうすると、校則の内容ってかなりの部分で問題が有りますよね。
高1の娘の同級生がスカートの丈やら、カラコン、携帯等々校則違反をして、罰則の「短髪(普通のショートヘアですが)」にしてくるよう言い渡されて泣いていたという話を聞いて・・・
「可哀想にそこまですることないのに」と思ったり
「そういう校則が有ることを承知で入学したんだから当然」と思ったり、どっちが正しいのか判りません。

国旗や、国歌などに執着すると偏狭な「国家主義」に陥って、問題だ。というのもわかる気がするし・・・

ただ、そういう問題が有りながらもあえて、公の儀式の場の雰囲気を壊してまで主義主張するのが正しいかどうか僕には疑問です。
こういう場をあえて外して、別の場で、しかも少人数で話し合うのが良いのでは?
主義主張をもっておられても「だだっこ」のようなイメージしか僕はもてないんですが。

すみませ〜ん。何か反応したかったんですが、訳がわからんのでかえって迷惑だったような(^_^;;
Posted by kodama at 2004年06月26日 03:59
サファイアさん、こんばんは。

レス遅くなりました。

関東ですよね・・・えっとあのあたりかな・・。
それはさておき、反戦活動盛んとのこと、とても羨ましいと思います。教職員の方にとって「絶対に子供たちを戦場に送らない」という決意は、とても重要なものと思います。過去に「子供たちを戦場に送った」事実に悔恨の意を込めて。反戦活動のベースはそこにあると思います。残念ながら人によっては、そこに政治的臭いを感じたりされるようですが、私の知る限り、子供のことを第一義に考えるのはそういう先生でした。
単に個人的なメリットごときでは、このような活動を支えるモチベーションにはなり得ません。何しろこの国では色々な不利益を受けます(都教委の例にあるように)。それでも敢えてそういった行動を起こされる教職員の方々には感謝しています。

『子供に偏った思想を押し付ける』

偏った思想って何でしょうね。たとえば「人殺しはいけない」というのはほぼ皆さん一致した同意事項だと思いますが、戦時中だったらどうでしょう・・・。これも偏った思想なのではないでしょうか。どのような時代でも「人殺しはいけない」という意見を持ち続けることこそ大切なのではと思いますが。それをもって「偏った思想を押付ける」という見方こそ大いに偏見に満ちてるように思います。

『頭が 良くても(偏差値の高い学校なんです)変な方に進んじゃねぇ』

これもまた『変な方』って何でしょうね(笑)。私が現在住んでるところは昔から保守王国とよばれている土地ですが、私が小さい頃、近所のお年寄りが良く言ってました・・『東大や京大なんか行ったらアカになる』。
同じ事を言われてるのかな(苦笑)。

確かに地域による違いは大きいですね。うちの場合は(そういう意味では)『良い環境』から『劣悪な環境』に移ってきたものですから、特に妻さんは、色々な戦い(笑)があったんですよ。
Posted by PPFV at 2004年06月27日 01:15
kodamaさん、こんばんは。

迷惑なんてとんでもありません。コメント感謝しております。

多国籍軍参加の可否は別にして、また苦しい立場かどうかは別にして、少なくとも長年、軍事的行動に参加することは憲法で認められていないとする政府見解が覆される決定が、いとも簡単になされてしまったことが問題だと思っています。民主主義国家でありながら何ら実質的議論がなされていないと思うのです。

>「いやなら選択しなければ良いのに」と思うのは変でしょうか?

今のまま進んでいけば、選択の余地がなくなるのではないかと危惧しています。

>そうすると、校則の内容ってかなりの部分で問題が有りますよね。

そもそも校則には大いに問題あると思います。

>高1の娘の同級生がスカートの丈やら、カラコン、携帯等々校則違反をして、罰則の「短髪(普通のショートヘアですが)」にしてくるよう言い渡されて泣いていたという話を聞いて・・・

あくまでお話にあるような校則違反に対する罰則で、髪を切るという行為・・・やはり人権侵害ではないかと思いますよ。かといって自宅謹慎・・・これも教育の機会を奪うという意味では問題ありだと思います。

>「そういう校則が有ることを承知で入学したんだから当然」

そのためにその学校をあきらめた子供もいるかもしれませんね。馬鹿らしい校則で選択の幅を狭められることもあります。うちの長男は「丸刈り」が嫌で近所の公立中学を諦め、毎日往復1.5時間の電車通学を選びました。次男が入学するときにはめでたく「丸刈り廃止」になりました。

>ただ、そういう問題が有りながらもあえて、公の儀式の場の雰囲気を壊してまで主義主張するのが正しいかどうか僕には疑問です。

「公の儀式の場の雰囲気」とは?卒業式、入学式で教師の意思を明確にすることは、子供たちにとって有害なことではないと思います。まして意見を二分するこういった問題についてはなおさらです。別の場でそういった話を子供たちにしながら、卒業式では平然と「君が代」を歌うことはできないはずです。
ただの「だだっこ」でこういう行動を起こすにはあまりにリスクが大きすぎます。場合によっては自らの生活を脅かされる場合もあります。もちろん教師もその生活を守らなければなりませんから抵抗の方法もさまざまです。「起立しない人」「起立はするけど歌わない人」「くちパク」・・・。久留米市では国歌斉唱の音量調査が行われたと聞きます。この現状をどう思われますか。

ある対立する事柄について考えてみる時に、それぞれの立場のメリット、デメリットを良く考えますが、日の丸、君が代に(強制までして)ここまでこだわるメリットは一体何なんでしょうか。これは靖国問題にも言えます。
Posted by PPFV at 2004年06月27日 01:32
Ishimaruさん、どうもです。
ご意見ありがとうございます。
う〜む。いつもながら一本筋の通ったご意見ですね。
ことが「日の丸」「君が代」「靖国問題」になると意見が収束しないですよね。

まず一つ
少年凶悪犯罪とか家庭内暴力とか、そういう社会的背景が問題になっているような事件というのは、現社会を構成している大人全てに責任があるように思います。

そして二つ目
日本が戦争から立ち直って飛行機でいう「水平飛行」状態になってまだ60年くらい(正確に知りませんお恥ずかしい)ですよね。
うちの親は子供時代に戦争を経験していて、戦争のために、心に大きな傷をもっているのか病的に「他人を信用しません」少年が単身生きていくために、悲惨な状況をかいくぐってきたのでしょうから本人を責めてもしかたがないですが。
平和な状況が100年と続いていないので、大人の社会が成熟していないのでしょうね。

で、上の二つを考えるに、平和な状況のなかで、社会の修復と成熟をしていく事が大事と思います。
日本は人間で言うとまだまだ大人になっていません。
そうすると、あたりまえですが「戦争に反対する」と言うのは非常に大事な思想だと思うんですよね。
ですので、こういう部分を大事にする教職員の方々は貴重だと思います。

身近にそういった状況が無くてマスコミの情報がほとんどですので、発言権が無いような気もしますが(^_^;;

僕が言いたかったのは
「ああいう風に主義主張をするのが正しい」と言う風に生徒に身をもって教えているような気がしたのでその一点が気になっただけです。

長くなりますが・・
うちの子供には自分の意見をきっぱり言えるように育ててきました。実際そう育っているようです(親の欲目?)
しかし、高校で、校則にしばられて、「嫌でも守らなくてはいけないこと」が有ることも学んで欲しいと思っています。

釈迦に説法ですが・・
僕が実社会の中で学んできたことは「対話」です。
意見を言い合う場合、こちらが「喧嘩腰」になれば相手もそうなりますよね。
ですので、表立って意見表明するのも良いですが、それだけの主義主張を持っておられるあの方々が「膝詰めの一対一の対話」をどれだけやってきたかが大事と思います。

あの方々と「ひとくくり」にするのも問題が有るような気もしますが、ご容赦ください。
Posted by kodama at 2004年06月27日 05:41
連続投稿すみません。

>身近にそういった状況が無くてマスコミの情報がほとんどですので、発言権が無いような気もしますが(^_^;;

投稿読んでみてやっぱりこれにつきますね。
すみません。知らない人間が色々書いてるもんでやっぱり角の立つ文章になってますね。
この件はこれくらいにさせていただきます。

久々、最近のTOEI号の勇姿も拝見させてくださいよ。
Posted by kodama at 2004年06月27日 05:46
kodamaさん、こんばんは。

いえいえ、角の立つ文章などではないですよ。
人それぞれの考え方があって当然です。
そもそも、その色々な考え方を強権的に封殺しようとする出来事について異議を唱えてるんですから(笑)

正直、先の(14日)有事関連法案の成立に強い危機感を感じています。2年ほど前からkodamaさんの掲示板でもキナ臭いものを感じるなどということを申し上げていましたが、もはやそんな段階ではなさそうです。この国の行方を大きく左右する当法案の扱いの小ささを見てもメディアも当てにはできません。
この休みは、そういった方面の情報収集につぶしてしまいました。
戦後60年平和の中で社会の成熟を見るどころか、早くも当時の失敗を忘れているようです。
民主主義は民衆の批判なくしては維持されないのではと思います。
そういうわけで、自転車の話題とともに、こちらの話題もはずせません(^^;;
懲りずによろしくお願いします(^^
Posted by PPFV at 2004年06月28日 00:35
有事化での教育現場など想像もしたくありません。
今でさえそういった動きがある中で子どもがもみくちゃにされています。
校則にしたってそう管理するの楽ですもん。みんな一緒なんてそれこそコワイですよ。
なにものの自由を守るための方法はいろいろあると思います。
Posted by milou at 2004年06月28日 08:12
思えば「政治になんか興味を持つもんじゃない」という教育は僕らの年代のころから始まったのかなあ。
おかげで高校卒業近くまで、政治には興味ありませんでした。
戦争に突き進んでいった時代のことが、想像できず、ずっと不思議に思ってきたけれど、最近「こういうことだったのか」と少しずつ解りかけているような気がします。
出来ることからやっていかないとね。
Posted by PPFV at 2004年06月29日 01:56
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