2004年07月08日

まだマシ党へといっても〜やはり護憲は譲れないしなあ

神は「憲法」に宿りたまう 増補「憲法大好き」宣言
佐高信・福島みずほ 著

 日本国憲法は世界に誇るべき財産である。
 湾岸戦争の時、日本に対して、日本人はカネは出すけれども血は流さないという非難が昂まった。その時、高知のある高校生が、好きだったアメリカのコラムニスト、ボブ・グリーンに手紙を書く。もちろん、英語でである。日本には憲法九条があるから軍隊を出さないのだ、と。それを読んだグリーンがそのことをコラムに書き、全米で配信された。
 それを読んだアメリカ人たちから、その高校生のところに多くの手紙が寄せられたという。そこには、異口同音に、「知らなかった」「アメリカにも九条がほしい」といった言葉が並んでいた。何ものにもまして、この九条をこそ世界に“輸出”すべきなのではないか。

現実と憲法の間に乖離があるのは、平和の問題だけでなく、基本的人権の問題でもそうです。法の下の平等ひとつとっても実現をしていません。
 しかし、だからこそ憲法を努力目標や獲得目標として、現実をダイナミックに変えていくことが必要です。「不断の努力」が憲法によってもしっかり要請されています。

 憲法は、一体私たちがどういう社会を作るべきかということについて、語り、希望を語っています。



確かに「政権与党を〈まだマシ党〉に変えること」も重要なのだけれども、やはり護憲は譲れない。悩ましいところではある。変えたつもりが一皮向いたら「同じ顔」ということもありうるのだからね。
posted by PPFV at 21:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
福島みずほさんの言われることと私自身の思いとはたくさんの一致点があります。(そうだ、そうだ)
シャミン党は護憲。確かに・・
しかしトミイチさんがソーリ大臣になった時どうだったかなぁ。
シャミン党はあの頃(認めちゃった)から求心力を失ったのではなかったでしょうか。

憲法9条の認識については共同歩調とれますがねぇ(笑い)

む〜ん。寝不足の日は続くのです。
あと二日。
Posted by milou at 2004年07月09日 08:02
僕も共感するところは多いですよ。

>憲法は、一体私たちがどういう社会を作るべきかということについて、語り、希望を語っています。

確かにそう思う。現実と憲法の間に乖離があってそれを埋めるべく「不断の努力」が憲法によって要請されている・・・なんてそうそうと思います。
だって会社の経営理念だってそうでしょう。
ひとつ!お客様に心より感謝しどーたらこーたら・・。
なって言っても、たまには客からの電話切ったあとで「ふざけやがって〜」なんて言ってしまったりして。
だからって経営理念に「たまにはお客様に文句言うけど・・・」なんて入れるか?ほんまに。

あ、このネタ、コメントにしとくにはもったいないかな。
Posted by PPFV at 2004年07月09日 15:59
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック