そして「怖かったこと」「戦争を身近なものとして感じたこと」そして何より「気持ちがとても不安になったこと」を思い出しました。サファイアさんも「軍隊が、必要と言われると何故か その事を思い出すんですよねぇ。」とおっしゃっています。
はたして、その不安は子どもにとって避けるべきものなのでしょうか。
それと関連して『戦争のつくりかた』の私なりの理解という記事で、子どもに読ませる「不安」についてnopoさんとのコメントのやり取りがありました。この本の出版の趣旨(大人に向けたものか、子どもに向けたものか)は別として、「子どもに読ませた時の不安もある」とのコメントいただき、「多少その気持ちもわかります」という旨のコメントお返ししましたが、訂正します。
その本を読んだ時の「子どもが感じる不安」それは非常に大切なもの、また心の糧となるものと思います。
実は妻さんとも色々議論しました。またサファイアさんのコメントで私自身の子どもの頃の気持ちを思い出し、自身実感するところもありました。
そして遅ればせながらそういう結論に達しました。
妻さんは当初より「怖い恐ろしい気持ちや不安になる心を敢えて経験させることで実感することが大事」とブログでも明確に述べていました。
私自身 TVで 戦争の記録やドラマを見たり 本で読んだ時より 浅草の浅草寺の境内で 傷痍軍人さんを見た時の方が 戦争に対しての恐怖が あったように感じます。
本当の恐ろしさ・恐怖を知らないから イラクの空爆を見ても『ゲームみたい』と思えるのだと思います。
少年犯罪の凶悪化にも同じ様な事が 言えるような気がします。
サファイアさんから言われてふと思い出しました。それまですっかり忘れていたんですけどね。で、つらつら考えてると戦争に対する恐怖感というか、絶対ダメという思いを持つに至った、ひじょうに重要な体験だったと思ったわけです。見たときに怖いというか何ともいえない不安を感じた覚えがあります。