2004年08月25日

戦争中毒

天木直人・マスメディアの裏を読むより、気になる一文。

8月24日―メデア裏読み

米国ジョン・ホプキンス大学ジョエル・アンドレアス助教授の言葉

 米国がいかに好戦的な国であるかを漫画で風刺した「戦争中毒」(合同出版)の著者であるアンドレアス助教授が日本各地で講演したときの言葉が24日付の朝日新聞夕刊に掲載されている。
 「米国はイラクでの戦争に既に負けている。大量破壊兵器が無かったとかテロを抑えられないといったことだけではない。米国がこの戦争で達成しようとした目的―イラクに親米政権をつくり、石油利権への特権的地位を固めるということに戦略的に失敗しているからだ。もともと開戦は危険な賭けだった・・・こんなにも多くの民衆が抵抗するとは米国内のタカ派は予想できなかった。日本に対する一番の疑問は憲法9条という武器がありながら、なんでこんなリスキーな戦争にかかわるのか・・・将来のイラク政権は確実に今より反米、反日になるだろう・・・」
 これほど正確、端的に現状を言い当てた発言を私は知らない。

《参考》
戦争中毒―アメリカが軍国主義を脱け出せない本当の理由
ジョエル・アンドレアス著
posted by PPFV at 19:55| Comment(5) | TrackBack(0) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うめチキです、こんにちは。

本当に的確な発言だと思います。

そもそも戦争やって国をいったん潰せば、親米政権は作れるかもしれませんが、親米国家は絶対に作れません。
といいつつ、日本はそういう国のひとつとして存在しているわけですが。

もしかしたら、戦争をすれば万事うまくいくという妄想をアメリカに信じ込ませたのは、ほかならぬ戦後の日本なのかもしれませんね。
そしてアメリカは、ベトナムやイラン・イラク戦争を経てもなお、その妄想から抜け出せていないのかもしれません。
Posted by うめチキ at 2004年08月26日 10:32
うめチキさん

するどい!
アメリカの妄想は日本という親米国家!

ただ、これは、時代背景もありますよね。
アメリカは、何もなかった(なくなった)日本に
・食べ物:ギブミーチョコレートですからねぇ
・映画・TV:すごく豊かなアメリカの生活を見せ付けて
・音楽:日本になかったしゃれた音楽を聞かせ
こういうものを見せ付けたのですから、これはもう、アメリカに参ってしまうのは当然でした。

しかし現代は、通信技術がありますから、アメリカの文化や生活がすばらしいという幻想は持ちにくいでしょう。
よって、うめチキさんのおっしゃるとおりのこと、つまり「親米政権は作れるが親米国家はできない」は大正解だと思います。

アメリカも、いい加減「なぜ日本では成功したか」をよく考えればいいのに。
Posted by U2QMS at 2004年08月27日 00:10
うめチキさん、U2QMSさん、コメントありがとうございます。

このところ天木直人氏、切れ味鋭い発言で注目しております。

>もしかしたら、戦争をすれば万事うまくいくという妄想をアメリカに信じ込ませたのは、ほかならぬ戦後の日本なのかもしれませんね。

確かに。鋭いご指摘です。
この成功体験は大いに関係ありそうです。
ただ、この頃のアメリカは少なくとも今よりは遥かに
崇高な理念も一方で持ち合わせていたようで、憲法9条は、その結晶ともいえるものだったのではないかと思っています。

しかし、もともと親日家が多かったイラクにこれほどの反日感情を植えつけてしまった今回の行動は取り返しが付くんでしょうか。
Posted by PPFV at 2004年08月27日 02:45
うめチキです。

>しかし、もともと親日家が多かったイラクにこれほどの反日感情を植えつけてしまった今回の行動は取り返しが付くんでしょうか。

かなり難しいでしょうね。
外交レベルはともかく、民間レベルではほとんど不可能なんじゃないでしょうか。
月並みな意見ですが、イラク戦争支持を即座に表明したの小泉首相の態度は、日本とイラクの関係にとって致命傷だったと思います。
どんなに経済的支援をしようが、自衛隊が学校や道路を補修しようが、「アメリカの仲間」というイメージが払拭されることはもはやありえないでしょう。

可能性があるとすれば、非政府組織による草の根的な活動でしょうか。
ところが人質事件後の自己責任論のように、日本政府はそういう活動を世論を扇動して封じ込めようとしているふしがあります。
本当に救いようがないなあ、と思います。
Posted by うめチキ at 2004年08月27日 16:34
うめチキさん、こんにちは。

>可能性があるとすれば、非政府組織による草の根的な活動でしょうか。
>ところが人質事件後の自己責任論のように、日本政府はそういう活動を世論を扇動して封じ込めようとしているふしがあります。
>本当に救いようがないなあ、と思います。

そうですね。
これまでそういう草の根的な活動は地道に取り組まれてきました。そして信頼と評価を得て成果をあげてきました。
そんな努力を水泡と帰するような今回の行為でもあるわけですよね。
もちろん、今後もそういう努力は続けられるでしょうが、ご指摘の「自己責任論」はじめ政府の対応は「邪魔」をしているとしか思えないところが残念です。
本当の「国際貢献」をめざすのなら主権国家として「アメリカとの関係」を見直す必要があると思います。

リンク張らせていただきました。
Posted by PPFV at 2004年08月28日 14:29
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