http://www.asahi.com/international/update/0920/001.html
とのニュース。アメリカとは一線を画した(というかアメリカのやり方じゃダメだということか)提案は評価できます。緊急を要することでもありますし、是非実現して欲しいと思います。しかし・・・
nanayaさんのブログnanayaのひとりごとでのエントリー
「人間の安全保障」・・・国境を越えた人間一人ひとりの生命や人権を重視した安全保障の考え方
の中で
>軍民混成部隊もひとつの案だろうが、その前段階のテロや紛争が起きるに至った原因を明確にして、問題解決を図らなければ、軍事で片付けたあとの「回復だ、人道支援だ」は根本解決にはならない。
との苦言。確かに根本原因への対策としては相変わらず目を背けている観は否めません。そして軍事侵攻、回復、人道支援それぞれにまつわる利権もそのままに。
>自衛のための戦力保持がいかに危険か。「じゃあ、攻め込まれたらどうするのか?」という問いかけにも、「最後まで非暴力で交渉せよ」が基本だと思う。
私も同じ意見です。具体的な構想として小林直樹氏の言説は今に活かせるのではないかと思っています。
以下、参考リンクおよびこれから読もうと思っている著書紹介しておきます。
小林直樹『憲法第九条』第8章「平和のための積極的構想」
http://www.eris.ais.ne.jp/~fralippo/demo/review/KBY040110_peace/#
憲法第九条 岩波新書 黄版 196
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004201969/ref=pd_rhf_p_2/250-5251115-3998603
憲法と日本人 UP選書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130020579/qid=1095691002/sr=1-6/ref=sr_1_10_6/250-5251115-3998603
力を注ぐ方向を間違ってますね。
医療とおんなじですよ。
これでは「アフターケアは万全」と言い張っているだけのことです。
「歯磨きをしましょう」とか「外から帰ったらうがいをしましょう」というレベルの議論が皆無というのは不思議です。
普通に考えて、そのほうが絶対に経済的だしリスクも少ないんですから。
反アメリカの象徴として提案されているはずのEU案ですらそれが全く見られないことには、何らかの政治的意図を感じざるを得ません。
なるほど、予防医学の観点ですね。私もそれがもっともリスクが少なく経済的だと思います。何より人命が損なわれにくい。
やはりその観点がないのは、戦争をしたい人にとっては「経済的」ということが問題だからなのかもしれませんね。
防衛の観点から戦力保持を支持する人たちは、そういった利権により引き起こされる戦争に対する危機感ないように思います。だから防衛論議も噛み合わず上滑りになってしまうような気がします。他国との駆け引き云々する以前に、この国の中にも「戦争をしたい勢力」がいる可能性も否定できないと思うのですが。
ただEUの取組みには少しでも良い方向への進展を期待しています。
行って見てきました。
↓
小林直樹『憲法第九条』第8章「平和のための積極的構想」
樋口陽一氏の憲法論は(触りだけ)読んだことあるのですが、小林氏も参考になりました。また、憲法関連のエントリーで参考にさせていただくかもしれません。そのときは、よろしくお願いします。
小林直樹氏の著作といっしょに樋口陽一氏の新書版にて2冊注文しました。ご紹介ありがとうございます。
こちらこそ宜しくお願いします。