13日18:14のイスラム・メモが掲載した。
米軍は拡声器でファッルージャの抵抗勢力との休戦を要請した。
イスラム・メモの報道員が伝えるところによると、占領軍が蒙った甚大な損害が、休戦を呼び掛け、交渉開始を求めた最重要な理由である。傀儡政府は体面を保つために、無辜の市民を守るためになどと称して平和的解決の合図を送っている。
また米軍が3日前から包囲されていることも、休戦を求めざるを得なくなった点で大きく寄与した。
米軍が蒙った損害のうち、ジュンフーリーヤ通りのみで戦車40両以上が破壊、炎上した。12日は抵抗勢力に有利となる大きな転換点であった。占領軍は製氷工場跡に戦車を保管していたが、抵抗勢力の攻撃で炎上した。
4月のファッルージャ攻撃の直後に、イスラム・メモは「占領軍は攻撃開始数日後に、抵抗勢力の代表と休戦交渉を要請した」と指摘した。他のメディアは驚いた(信用しなかった)が、情報の信憑性がその後確認された。
http://www.islammemo.cc/news/PrintNews.asp?IDnews=49591
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イスラム・メモはファッルージャに3人(2人は市内、1人は市外とその周辺)の報道員を貼り付けている。そのうち1人が2日前銃弾4発受けてに負傷した。
現地からの各種直接情報や、掲示板などの情報を総合判断すると、米軍がファッルージャでも相当苦戦していると思われる。153号などで発表された写真などが米軍の損失を雄弁に物語っている。ラムズフェルドなどが述べたザルカーウィ脱出説なども、「主敵がいなくなったのだから戦闘継続の意味は無い」とする、撤退準備の布石とも考えられる。
停戦となれば関心をそらすために、世界の耳目を集めるような他の大事件が起きる(起こされる)可能性が高い。(4月の停戦時はアブー・グレイブ刑務所の拷問写真発表)。
イラクの元外交官サラーフ・モフタール氏は今月10に発表した評論で、占領軍はまもなく(頸を切り落とされ絶命するまでの)「断末魔の鶏ダンス」を踊りだすと断言している。なお、この評論などを含む筆者の寄稿文が月刊現代1月号に掲載される。
イランとトルコの動きに目が離せない。
アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/
2004年11月15日
転載/[アラブの声]米軍、ファッルージャで休戦を要請 4月と同じ展開か
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あすてぼん=sayaさんのサイトより転載
Excerpt: あすてぼんサイトより転載 http://saya.lomo.jp/index.html 2004年4月掲載の記事 『ファルージャで今起きていること』〜TUPのMLから〜 転載させていただきます。 ..
Weblog: ▼milou
Tracked: 2004-11-16 01:38