2005年04月19日

中国「愛国者」による日本の報道関係者(日本国民)への呼びかけ

拙ブログエントリー
[AML] 問われているのは私達(日本市民)でないのか
http://ppfvblog.seesaa.net/article/3027853.html
で引用したAML投稿に対してのレス投稿で紹介されていました。
先のエントリーで市民レベルでの対話の必要性を感じていると書きましたが
中国側からは既にそんな取組みが始まっているんですね。
非常に貴重な情報だと思いますのでこちらにも転載します。

http://list.jca.apc.org/public/aml/2005-April/001159.html

日本の報道関係者へ:

 最近、中国国内で日本に対する抗議デモは非常に激しいものになっていることはみなさんご周知でしょう。この一連のデモは国際社会においても大きな反響を及んでいます。今日はそのために、皆さんに公開手紙を出すことにしました。皆さまはジャーナリストという神聖な職業を勤めていることを前提に、あくまでも事件の真実性に基づいた報道を視聴者或いは読者に正確に提供して頂きたいと願っております。

 さて、扶桑(*日本のこと)とわが中国は一衣帯水の関係であり、数千年にわたる歴史の淵源を持っていながら、もともと良き隣国同士だったものが今日の反目した局面に至っては真に心痛ましいものがあります。

 まず、今回の一連の抗議デモは日本の民衆に向けたものではないことをはっきりさせたい。これはあくまでも中国の人々の民意を反映したものであって、日本政府の歴史に対する歪曲した見解と右翼の歴史教科書改竄に対する被害者の子孫たちとしての怒りを表すものである。釣魚島問題は両国間の認識が違いがあって議論すれば限が尽かないから、ここでの言及は避けたいと思う。しかし、日本の右翼団体は歴史を改竄し、誤った歴史観を後世に日本人に植え付けようとしているのは明白な事実だ。南京大虐殺の被害者数はいくらだったにしても、戦争を直接指揮したのは天皇にしろ、軍部にしろ、日本の中国に対する侵略行為は自らが起こした国家犯罪として、永遠に抹殺できない事実。強制従軍慰安婦問題も被害者及びその子孫にとっては、時間には決して癒されぬ深い傷。我々が起こした一連の行動はまさに真実を知らない日本の人々、または真実を知りながらそれに直視できず、敢えて隠そうとする政治家や右翼たちに知らせるためです。

 我々は確かにこれまでいろんな愛国教育を受けてきた。国を愛しながら、自分たちの知識を祖国に貢献し、そして持っている知恵を世界の平和と発展に貢献するようにと教育されてきました。日本を敵に見なす教育は受けたことない。中日の友好と友情こそが中国の教育であり、われわれの念願です。今度のデモに関しても中国のメディアや政府に煽動されたものではない。これは我々が我々による我々の意思を日本国民に伝える意思表明の一環です。それでも煽動者があるとした
ら、それは日本の右翼の言動に他ならない。

 デモの進行中に一部の人は興奮のあまり器物の損害するなど行き過ぎた行動をとったことは非常に残念であり、われわれの初心に反する。今では、デモの主催者たちがそういう行動を制止しようと努めているところです。それから、説明したいのは日本製品の不買運動です。この不買運動はわれわれの最終的目的ではなく、日本が取っている誤った行為をより反省させるための手段の一つに過ぎません。われわれ両国は地理的にも、経済的にも決して互いに敵視してはならない。お互いに必要としているなら、敢えて格好つけるようなことは必要ない。反省すべきことを心から反省し、謝るべきことを心から謝って中国人に伝えばそれが中日友好の新しい始まりになる。

 ここで大切な役割を果たすのはジャーナリストのみなさまです。事件の成り行きとそれに絡んだ中国人の感情を正確に日本国民に伝え、事実を忠実に報道することが関係打開の道につながります。勝手な憶測に基づいた報道は今の状況を悪循環させるばかり。真実み基づいた報道を通して、日本の右翼に彼ら恥じるべき蛮行と暴言は決して許されないことを知らせていただきたい。そして、日本政府にはきちんと歴史問題と向き合い、然るべき措置を取るように教えていただきたい。過去の犯罪を反省して謝るのはヒトにとっての本分ではなかろうかと考えています。日本が起こしたあの残虐な侵略行為における中国の被害規模を考えてください。いくら謝っても、謝り過ぎだということは有り得ないと思う。

 一つ安心をしてもよろしい。かつて周恩来総理が放棄した戦争賠償を、我々は今になって払えとは言わない。あれだけ多く亡くなった命は金に換算できるものではない。日本にはそんな金を払えないとも知っておりますから、ほしいとも思いません。

歴史在此沈思

2005年4月14日

posted by PPFV at 18:48| Comment(6) | TrackBack(2) | ニュース拾読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
中国政府は日本での嫌がらせについて謝罪と賠償を求めるそうですね。つい1週間もたたないうちに自国で起きていたことすら忘れているんでしょうか。
暴徒化したのが一部だと言うのなら、日本の右翼や政治家も一部なわけですが。
Posted by loftan at 2005年04月20日 00:57
日本人に対する民族差別的な言辞を掲げた連中が非常に多かった今回の暴動を見ていると、とても額面どおりには受け取れませんね。日本人が公の場であそこまで中国人に差別的な言辞をはくことは、とても許されないでしょう。日本も今のところはそこまで堕ちてはいないようで。

もっとも、日本も中国同様に「愛国心」教育に熱心になるようですから、数年後には何かあると「愛国無罪!」「中国人は豚だ!」などと喚きながら中華街を破壊して回るような連中が増えるのでしょうか…。両国ともに愛国心の名の下にゴロツキ予備軍を量産するのは止めていただきたいものです。
Posted by 憂国者 at 2005年04月20日 01:39
kouheiです
TBの広場をおくります。活用ください

読売新聞の社説はどうなの 2
http://love.ap.teacup.com/kouhei2/
Posted by kouhei at 2005年04月20日 21:31
ランキング上位になるにはどれぐらいのアクセス数が必要なんですか?
Posted by もっも at 2005年04月20日 22:12
ランキング上位になるにはどれぐらいのアクセス数が必要なんですか?
Posted by もっも at 2005年04月20日 22:13
 オバハンというパキスタンで旅行社をやっている人が、2001年アフガニスタン侵略当時、パキスタンに記者が来ては、「反米の話はないか」とネタ探しをしているとサイトに書いてましたね。無理矢理アメリカに利用されるパキスタンの人民の怒り、という絵にあてはめる記事しか売れない、ということだったらしいです。
 中国駐在の方も、例の演劇事件のあと、とにかく反日のネタはないか、という日本の新聞社からの攻撃に遭うそうです。日本には表現の自由があって、マスコミも機能していると信じていたら、判断を誤るかもしれません。
Posted by i-demo at 2005年04月20日 23:27
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Weblog: 喝〜ながら〜
Tracked: 2005-04-19 19:04

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