2005年07月07日

[天木直人メディアを創る]なぜもっと騒がないのか

なぜもっと騒がないのか(天木直人メディアを創る2005/7/6)
http://amaki.cc/bn/Fx.exe?Parm=ns0040!NSColumnT&Init=CALL&SYSKEY=0098

 沖縄米兵が小学校5年の女児に猥褻行為を働いたのは7月3日だった。しかしこの事件を大きく報道した大手新聞はどこもなかった。やっと6日になって、朝日新聞が、「怒る沖縄、相次ぐ抗議」、「米軍側、知事に陳謝」という見出しで取り上げた。
 その記事によると、離任の挨拶の為に稲嶺知事を訪れたついでに、在沖縄米軍の長であるロバート・ブラックマン調整官なる者が、陳謝した程度で終わろうとしている。稲嶺知事は「重大な犯罪で県民は大きな衝撃を受けている」と抗議し、綱紀粛正と再発防止を県民に示して欲しいと求めただけである。何度同じ事を繰り返えせば済むというのか。一方地元では、抗議の声が広がっているというのに、その思いは日本政府や国民にはさっぱり伝わらない。
もしこれが東京で起ったならばどうだったか。マスコミが騒ぎ、日本中の国民が騒げばどうだったか。こんな程度で終わるはずはないだろう。米軍の兵員教育担当大佐が述べているように、少女わいせつは米国においては決して許されるものではないのである。
我々はこの問題をこんなに小さな沖縄の事件で終わらせていいのであろうか。自分の娘が被害を受けたなら黙って済ませられるというのか。そもそも95年の少女暴行事件の怒りはどこにいったのか。被害の程度が軽微だったから騒がないのか。それではあんまりだ。
沖縄はあらゆる意味で差別されている。政府も報道機関もそして我々本土の国民も、沖縄問題を自分たちの問題として真剣に受け止めるべきだ。そして沖縄の米軍基地の削減を本気で考えるべきだ。
小泉首相も官僚も、日米安保問題に関する基本方針はまったくない。ただ米国の要求をどうやって受け入れるかということだけだ。だからこそ、いつまでたっても基地問題が進展しないのだ。そして住民の被害がなくならないのだ。
在日米軍という負担をこのまま受け入れていくのか、そしてその負担を沖縄に押し付け続けていくのか、それとも在日米軍の縮小、撤退を、時間をかけてでもいいから、米国に要求し実現していくのか。国民の目の届かないところで密かに行われている米軍再編に対する日米交渉が最後の交渉となろう。そこで日本の負担が増える事になれば、日本は米国の安全保障政策の歯車に組み込まれていく。基地の縮小、撤廃は未来永劫ありえないことになる。それでもいいと思っている国民がいるのだ。


[米兵わいせつ事件]怒りは沸点を超えている(沖縄タイムズ社説2005/7/5)
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20050705.html#no_1
米兵女児わいせつ・これ以上犠牲者増やすな(琉球新報社説2005/7/5)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-3935-storytopic-11.html
沖縄米兵女児わいせつ事件 共産党県委が抗議 防衛施設局 外務省に(しんぶん赤旗2005/7/5)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-05/2005070501_02_2.html
posted by PPFV at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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