http://critic2.exblog.jp/1577662#1577662_1
上記エントリーに関し『「国が上告しなかったこと」に関する誤解』として以下のエントリーによる指摘がある。
弁護士山口貴士大いに語る
http://yama-ben.cocolog-nifty.com/ooinikataru/
【続々】小泉首相の靖国参拝はやっぱり違憲でしょう
http://yama-ben.cocolog-nifty.com/ooinikataru/2005/10/post_caec.html
この事実誤認に関してはあれこれ言うまでもない、ご指摘のとおりである。『大衆』に向けて大層に講釈垂れておいて何の釈明もない「世に倦む・・」のブログ主の態度についても今更とやかく言うまいと思う。(しかしそのブログ主に心酔し「STOP THE KOIZUMI」に賛同している方には今一度考えていただきたい点ではある)
「世に倦む・・」のブログ主の問題点は認識しつつも、今や「STOP THE KOIZUMI」同盟は呼掛人の手を離れブロガー連帯のひとつのムーブメントを起こしているとの見方(あるいはそう考えたいという気持ち)も楽観的とはいえ理解できなくもないが、一方で反共同盟としての性格が見え隠れするのも気にはなる点だ。
しかし、敢えてそういう点は瑣末な話として置いておくとしても、山口弁護士による指摘の中で注目すべきは以下の点である。
thessalonike2さんの論法は、非礼な上に、「国は大阪高裁判決を受け入れよ。」と大阪高裁判決の政府に対する拘束力を強調する一方で、「最高裁判決を無視しても上告せよ。」というダブルスタンダード的な主張という他はありません。
このような、ダブルスタンダード的な主張をされると、靖国参拝違憲論、そして、今回の大阪高裁判決の意義そのものの信頼性、価値が損なわれかねないと思います。
「世に倦む・・」のブログ主にその認識があるのかないのかはわからないが、場合によっては『そのものの信頼性、価値』が損なわれることがあるという指摘には十分注意しなければならない。あるいは「STOP THE KOIZUMI」(小泉的政治をやめろ)という主張の『信頼性、価値』が損なわれる可能性も否定できないということだ。あるいは従来より「反小泉」を唱え「小泉的政治」を真っ向から否定してきた言論、主張、あるいは政党の『信頼性、価値』が損なわれる可能性も否定できないということだ。
私は「反米」でも「反日」でも「嫌中」でも「嫌韓」でもない。もちろん「反共」でもないし「共産党員」でもない。要はわれわれの暮らしを守りたいというだけのことだ。その思いを「政策」「主張」あるいは「実績」として裏切らなかった(悲しいかな)唯一の政党である・・・このことが共産党を支持する理由である。
「小異を捨て大同に付け」というものがある。はたして「STOP THE KOZUMI」に対して「共産社民批判」は小異と言えるのか。主張は同じだったはずである(むしろ共産党はずっと言い続けてきた)。では左右連帯を唱える「世に倦む・・」のブログ主にとって「STOP THE KOIZUMI」に対して「右翼」は小異であっても「共産社民」はあえて批判しなければいけないほどの大異だったのか。私にはまったく理解できない。だが私が「STOP THE KOIZUMI」に賛同しない理由を「日本共産党に批判的なところ」だけと読み取られるのは甚だ不本意だ。理由の多くは先に述べた「その主張の『信頼性、価値』が失われること」を危惧するためだ。
賛同者を多く集める「STOP THE KOIZUMI」同盟であるが、未だ多くのリベラル、あるいは左派系とされるブログは賛同していない。この現状をどう見るか。まさかその存在をご存じないわけではあるまい。あるいはバナーを張ることが面倒なのか。表立って批判はしないものの、私はそこに「何かしらの危なっかしさ」を感じ取られた方も多くおられるのではないかと思っている。
おことわり:
ちなみに「STOP THE KOIZUMI」に賛同されている方のブログはリンクからはずさせていただきました(一部社会系ではないブログでご迷惑がかかりそうなところもはずさせていただきました)。理由はエントリーで述べた通りで「STOP THE KOIZUMI」へのリンクが本意ではないためです。ただ個人的に「お気に入りブログ」であることには変わりなく個人的に「ブックマーク」から訪問させていただくのは今までどおりです。
そして、「『大衆』に向けて大層に講釈垂れておいて何の釈明もない「世に倦む・・」のブログ主の態度についても今更とやかく言うまいと思う。」と言いつつリンクから外されたことに、「でかい口を叩くな」という怒りの大きさを感じます。その気持ち、理解できます。現実の世界で、「大きな風」を吹かせることで、この思いを実現させていきたいと思っています。カキコ楽しみにしています。では。
同盟と言っても ストップザ小泉の画像を貼るだけのものです
ブログ護憲グループや反小泉改革クラブなど平和と共存のために共同していくことは意味があると思います。
いろんな呼びかけがあってもいいのではと考えています。
少なくてもネット荒らしの対策にはなるのではないでしょうか。
過ちは批判をすることが必要でしょう。反共が条件の同盟であれば、たしかに力は発揮できないでしょうね。
最新のものをtbおくります。 それではまた。
>ブログ護憲グループや反小泉改革クラブなど平和と共存のために共同していくことは意味があると思います。
>いろんな呼びかけがあってもいいのではと考えています。
全く同感です。しかし残念ながら呼掛人にはそのような意志はなさそうです。
>反共が条件の同盟であれば、たしかに力は発揮できないでしょうね。
既にその傾向なきにしもあらず。社民共産支持者にも抵抗無く賛同できる呼びかけであったらどれほど良かっただろうかと思います。
ある意味、呼掛人が誰よりも先駆けてこのような「提案」をしたことは罪深いことでもあります。
kouheiさんが呼掛人であったなら私は迷うことなく賛同したでしょうね。
こちらこそすばらしいエントリーTBありがとうございました。
(おそらくあちらにもTBされるだろうなあと思いながら)あのエントリー削除できるだろうかと思っていましたが即削除とは想像以上でした。
私なんかこんなTBhttp://juanmao.net/2005/10/blog-post_17.htmlでさえも削除しないのに(爆)
私は「反共同盟」の旗印がなければむしろ賛同しないという「ねじれた賛同者」がいないか心配です(苦笑)
今後ともエントリー期待して拝見させていただきます。
ブロガーの連携がもっとたくさんできるといいのかもしれません。
少なくても憲法も守る中心勢力である共産党と社民党とその支持者と連帯したところでなければ、現実的な力にはならないでしょう。
ここにきてケサロニケ同盟は先行き不透明であります。
誰か他のブログ同盟を呼びかけてくれないかなと思う反面、同盟の結集を分散させることにもなりますし、なんとも悩ましいです。
ただ同盟の現状は「共産党論」の議論に終始してしまって、「反小泉(反小泉的政治)」に対抗する主張がなりを潜めてしまっています。これまではコツコツながらもそういった主張は色んなところでなされていたはずです。ブログ同盟が始まって以降「掛声」と「バナー」と「無意味(と言ったら言い過ぎかもしれませんが)な議論」から数歩も進んでいません。
危機感を持ち「STOP THE KOIZUMI」を呼びかける一方で「反共」を主張するその態度に大いに欺瞞を感じたのですが、この現状を見るにつけ「訝る」気持ちはなお消えません。
精神的ブランクが長くて、自分のブログに記事を書くことが最近少なくなっていました。
遅まきながらブロガー同盟をめぐって考えたことをTBさせていただきました。
私は頭のよいほうではありませんが、泥臭い真面目さをもった人を大切にしたいと考えています。