2006年04月04日

[しんぶん赤旗]主張:共謀罪 いきつくところは思想の処罰

主張:共謀罪 いきつくところは思想の処罰(しんぶん赤旗2006/4/4)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-04/2006040402_01_0.html

 法案は、二〇〇〇年に締結された、国際的な組織犯罪を防止するための国際連合条約に日本が加入する国内法整備だとされています。国際的な組織犯罪に効果的に対処するために、一定の犯罪行為を“抑止すべき犯罪”と定めることは必要でしょう。しかし、国境を越える犯罪の抑止という目的から、対象とする犯罪は「越境性」をもつことを要件とするなど限定的にすべきです。

 ところが政府が提出した法案は、四年以上の懲役・禁固の刑が定められているすべての犯罪を対象にしました。対象は六百を超え、消費税法違反など、「越境性」があるとはいえない犯罪も多数含まれます。事実上、刑法上の重罪すべてについて共謀の罪を新設することになります。条約の趣旨からも逸脱して、捜査当局にとって、最も使い勝手のいい法規を新設することになります。


 政府は、共謀罪の対象は組織的犯罪集団に限定され、一般市民団体や普通の会社、労働組合は対象にならないと弁解しています。

 ところが国会審議で法務省は、「最初は正当な団体として発足しても、途中から組織的犯罪集団と認定される場合もある」と答えました。「組織的犯罪集団」に変質したかどうかを決めるのは警察です。結局、警察の恣意(しい)的な判断で乱用されることに、なんの歯止めもありません。

 日本の刑法は犯罪行為を罰するのが原則です。殺人や窃盗などの重大犯罪に限って未遂罪、予備罪を処罰することもありますが、例外中の例外です。共謀罪が設けられれば、当事者だけが知る「共謀」を処罰するため、盗聴の拡大、協力者(スパイ)の使用、自首すれば刑を減免して密告を奨励するなど、無法な捜査が横行するおそれもあります。

 市民の思想や言論・表現の自由が侵されるだけでなく、息が詰まるような監視社会が生まれることになります。文字通り自由に物言えぬ国であり、そんな社会は、国民のだれも望んでいません。



posted by PPFV at 21:17| パリ | Comment(0) | TrackBack(1) | ニュース拾読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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◆おそろしい法律、共謀罪。そのねらいは。共同アピールへの賛同募集
Excerpt:  共謀罪に反対するNGO・NPO共同アピールへの賛同がいろんなところで呼びかけられています。私たちのやっている、岐阜県民ネットワークも賛同しました。  だって、最もターゲットにされそう(笑)。でも、あ..
Weblog: てらまち・ねっと
Tracked: 2006-04-15 19:53
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