http://www.sankei.co.jp/news/060403/morning/editoria.htm
自分の勉強不足を晒すようで恥ずかしいのですが、産経新聞の社説から教えてもらいました。教科書検定で「進歩」しているところもあるんですね(^^
一方、南京事件の犠牲者数について「二十万人以上とする説が有力」とする記述が検定をパスしたことは、極めて問題である。文科省はこの記述を許容した理由について、故洞富雄元早大教授ら五人の学者が「二十万人」説を唱えているとしている。いずれも“大虐殺派”の学者グループである。
だが、最近の実証的な研究により、中国が宣伝する「三十万人虐殺」だけでなく、日本の大虐殺派が主張する「十万−二十万人虐殺」説も、ほとんど否定されている。文科省はこうした新しい研究にも目を向けるべきだ。
沖縄戦で旧日本軍の命令で住民が集団自決を強いられたとする誤った記述には、今回も検定意見が付かなかった。NHKの教育テレビで放映され、問題になった「女性国際戦犯法廷」は、昭和天皇を弁護人抜きで一方的に裁いた政治集会に過ぎないが、来春からの教科書に初めて登場する。
(2006/4/5補足追記)
子どもと教科書全国ネット21より
【談話】2005年度高校教科書の検定結果について
http://www.ne.jp/asahi/kyokasho/net21/danwa20060329.htm
4.南京大虐殺の犠牲者数については、最近まで20万人、あるいは10数万人と具体的数字をあげた記述に対して検定意見が付されなかったところであるが、今回、他の説もある旨記述するよう要求されている。これは歴史の改ざんをねらう右翼勢力の政治的圧力に屈して、2002年に文部科学省が検定基準を「より公正でバランスのとれたものとする」と称して改定したことに起因するものである。この点でも、アジア侵略の事実をあいまいにし、あわよくば隠蔽しようとしている政府の責任は免れない。