http://www.asahi.com/politics/update/0830/009.html
五輪の国内立候補都市を巡り、石原慎太郎・東京都知事が、福岡市の応援演説をした姜尚中・東大教授に激しく反発、「怪しげな外国人」などとかみついた。
姜教授は演説で「金持ちの、金持ちによる、金持ちのためのオリンピックで、世界に勝てますか」と東京を批判。すると、続く東京側のプレゼンテーションで石原知事が「さっき、どこか外国の学者さんが東京は理念がないとおっしゃっていた。何のゆえんだかわかりませんが」と発言。その後の祝賀パーティーのあいさつでも「怪しげな外国人が出てきてね。生意気だ、あいつは」などと述べた。
姜教授は在日韓国人2世で、熊本で生まれ育った。
《妄言検討》
「怪しげな外国人」
姜氏が在日外国人であるかどうかは残念ながら何の関係もない。
反駁のレベルとしては「オマエノカアサンデベソ」とほぼ互角。
全く関係ないことで印象操作を図ろうとする姑息さ。
全く関係ないことでスッキリしようとする幼稚さ。
日本人としてかなり恥ずかしい。
「生意気だ」
辞書によると
なま‐いき【生意気】
[名・形動]自分の年齢や能力を考えず、出すぎた言動をすること。また、そのさま。「―な口をきく」
とある。
しかし『生意気だと言う者』は『生意気だと言われる者』に比して年齢はさて置き能力的には大幅に劣っていることが多い。
「あいつは」
同上
オリンピック憲章より
オリンピズムの根本原則 第五項(PDF)
http://www.joc.or.jp/olympic/charter/pdf/olympiccharter2004.pdf
人種、宗教、政治、性別、その他の理由に基づく国や個人に対する差別はいかなる形であれオリンピック・ムーブメントに属することとは相容れない。
《オチ》 オリンピック憲章も信じてなかった。
“国連憲章信じているバカいない”石原都知事が暴言(しんぶん赤旗2005/9/28)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-09-28/2005092804_02_1.html
”怪しげな外国人が出てきてね...”云々発言は、日本のテレビでは(案の定)採り上げられておりません。
いつもながらの冷静かつ的確な分析、とても勉強になりました。願わくばもうちっと更新を!(笑)
更新滞りがちな点、まことに恐縮です(^^;;
かなりのブランクにも係わらずコメントいただきましたこと感謝感謝です。
ちょこっとしたことでも気にせず更新したいと思いますんで今後とも宜しくたのみます。
しかし、石原氏の妄言、疲れた体にも書く気を起こさせてくれるという点では、わずかながら存在価値があります(爆