2006年10月06日

[毎日新聞]靖国神社遊就館:米が批判の記述修正 アジア関連は変えず

靖国神社遊就館:米が批判の記述修正 アジア関連は変えず(毎日新聞2006/10/6)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061006k0000m040143000c.html

↓修正される箇所

「ルーズベルト(米大統領)の大戦略/(不況下の)ルーズベルトに残された道は資源に乏しい日本を禁輸で追い詰めて開戦を強要することだった。(日本の)参戦によって米経済は完全に復興した」



遊就館の展示物で唯一正しい記述かと思ってた(笑
なんかネジれてるよなあと思いつつ。
とりあえずコシヌケ。

(2006/10/7追記)
↓修正案

「開戦の強要」「米経済の復興」の表現を削るほか、日本を侵略的と非難したルーズベルト演説を新たに盛り込む


かと思えば

関係者は「今回の変更は誤解を与えかねない表現の修正だが、侵略行為を認めるのは英霊顕彰にふさわしくない」としている。


色々と配慮しすぎて自分でも何言ってるかわかってないムチャクチャぶりは誰ぞと一緒だ。


 靖国神社の最高意思決定機関である崇敬者総代会が5日開かれ、神社内の戦史博物館「遊就館」の展示のうち、米国から批判が出ていた第二次世界大戦の米国関係の記述を見直すことを決めた。10月中に修正文を作成し、年内をめどに展示を変更する。一方、中国や韓国などアジアの国々から「侵略戦争の認識が欠けており、アジアの独立を促したと正当化している」などと批判されている展示については、今のところ見直さない方針だ。

 変更するのは、大戦時の世界情勢に関する「ルーズベルト(米大統領)の大戦略/(不況下の)ルーズベルトに残された道は資源に乏しい日本を禁輸で追い詰めて開戦を強要することだった。(日本の)参戦によって米経済は完全に復興した」との記述。米側が反発し、7月にはシーファー駐日大使やアーミテージ元国務副長官もこうした歴史観を公然と非難した。

 国内でも首相参拝支持の代表的論客である岡崎久彦・元駐タイ大使が8月24日付産経新聞に「遊就館から未熟な反米史観を廃せ」と寄稿。南部利昭宮司らは即日、岡崎氏を招いて意見を聞いた。

 神社は軍事史専門家らと協議。タイトルを「ルーズベルトとアメリカの大戦参加」と改め、「開戦の強要」「米経済の復興」の表現を削るほか、日本を侵略的と非難したルーズベルト演説を新たに盛り込むなど、米側に配慮した変更案をまとめ、5日の総代会に報告。「なぜ国内から批判が出るのか」などの疑問も出たが、了承された。

 総代からの「中国関係の記述も見直しを検討するのか」という質問に、神社側は「今のところ具体的な指摘がない」と回答。実際は昨年11月、劉建超・中国外務省報道官が同館を「軍国主義を美化する靖国史観の中心施設」などと批判している。

 神社側は「来年7月の開館5周年に向け、英霊顕彰の観点からの見直しも検討する」と説明。関係者は「今回の変更は誤解を与えかねない表現の修正だが、侵略行為を認めるのは英霊顕彰にふさわしくない」としている。【田所柳子、野口武則】

 ■ことば(遊就館) 1882年に軍事博物館として開館。戦後は民間企業の事務所だったが、A級戦犯を合祀(ごうし)した松平永芳宮司が再開した。02年の増改築でビデオやパネルなど視聴覚展示を拡充。歴史の記述も大幅に書き直された。

毎日新聞 2006年10月6日 3時00分




posted by PPFV at 17:22| パリ ☁| Comment(1) | TrackBack(4) | ニュース拾読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
興味深い記事で、いい情報を得たなと思います。この記事のおかげで、はっきりしなかったところが晴れて、「靖国がアメリカに言われたことによって修正した」という印象が正しいのだなということが確信出来ました。この情報の提供に対してお礼を言いたい気持ちです。

「中国や韓国などアジアの国々から「侵略戦争の認識が欠けており、アジアの独立を促したと正当化している」などと批判されている展示については、今のところ見直さない方針だ」

という言葉からは、修正するのは、言ってきた相手がアメリカだからだと言うことがうかがえます。アメリカではない国から言われたことについては、見直す気がないようですから。それでも、見直さないのは間違っていないからだと強弁するのでしょうか。

「米側が反発し、7月にはシーファー駐日大使やアーミテージ元国務副長官もこうした歴史観を公然と非難した。」

「国内でも首相参拝支持の代表的論客である岡崎久彦・元駐タイ大使が8月24日付産経新聞に「遊就館から未熟な反米史観を廃せ」と寄稿。」

という言葉からは、確かにアメリカが文句を言ってきたのだと言うことが読みとれます。そして、アメリカの意を体した岡崎氏がさらに追い打ちをかけたと言うことが分かります。そして、

「南部利昭宮司らは即日、岡崎氏を招いて意見を聞いた」

という言葉からは、靖国の側があわてて対応した姿が浮かんできます。この問題に関して、岡崎氏の文章に対してすぐに対応したのは、前々から検討していたからであって、アメリカに言われたから修正したのではないと言うことを主張している人がいました。言われてやったにしては時間がなさ過ぎるという推論です。しかし、この記事を読むと、まさに大あわてで対応したという感じがうかがえます。アメリカから言われたからこそこんなにあわてて早く対応したのだろうなと感じられます。

靖国の側が、単なる間違いを修正しただけだというなら、「侵略行為を認めるのは英霊顕彰にふさわしくない」というような判断は出来ないと思います。ふさわしいかふさわしくないかよりも、正しいか正しくないかが優先されるなら、「侵略行為を認める」という判断が出ることも可能性としてあるのだとしなければならないと思うからです。それをしないのであれば、単なる間違いの修正などとは言えないだろうと思います。
Posted by at 2006年10月06日 23:10
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