2006年10月27日

[琉球新報]「県民喜んでほしい」 PAC3沖縄配備で久間防衛庁長官

「OKINAWA」県民に向かって「NAGASAKI」生まれの防衛庁長官は「PAC3配備を喜んでほしい」と言った。
沖縄県民はあきれ怒っていることだろう。
これが『美しい国』の在りようなのか?
聞くところによると、久間防衛庁長官の持論は「公平な政治」「弱者のための政治」だという。
残念ながらいずれの持論も実行できていないようだ。

「県民喜んでほしい」 PAC3沖縄配備で久間防衛庁長官(琉球新報2006/10/26)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-18352-storytopic-3.html

 【東京】久間章生防衛庁長官は26日午前の参院外交防衛委員会で、米軍パトリオット・ミサイル(PAC3)の沖縄配備について、「幸い沖縄については米軍がPAC3を置いてくれた。沖縄の方までは今のわが国の予算の中で追いつかない点を先にやってくれた。むしろ沖縄の人は喜んでもらいたいと私は思っている」などと述べた。岡田直樹氏(自民)への答弁。
 自衛隊のPAC3配備について久間長官は「ミサイル防衛はできるだけ前倒ししてやりたいという思いがある。そのため予算も2007年度で要求しているが、(PAC3配備は)07年の末になるだろう。しかし、私たちの気持ちとしては、できるだけ前倒しで、可能なものならばやらせたい」と述べ、ミサイル防衛体制の整備を急ぎたいとの考えを強調した。

◆「県内では誰も感謝してない」 県幹部が批判
 久間長官の発言について県幹部は「PAC3配備について沖縄県では誰も感謝する人はいない。むしろ問題があると言っている」と述べ、不快感を示した。
 さらに「県民と本土では完全に意識のズレがある。これはなかなか収まりがつかないかもしれない。いずれにせよ政府には説明が足りない」と、政府の姿勢を批判した。


PAC3配備「幸い」と久間長官(沖縄タイムス2006/10/27)
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200610271300_01.html

久間長官発言・東京にも届かぬ沖縄の声(琉球新報社説2006/10/27)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-18363-storytopic-11.html

 県民の声は東京にも届いていないようだ。県民大会の反対の声も、稲嶺恵一知事の「遺憾」の声も、政府は聞き流すだけ。“馬耳東風”だ。それどころか「喜んでほしい」と感謝を求められては不快だし、怒りさえ覚える。政府の県民に対する高圧的な姿勢はこれまでもあったが、26日の参院外交防衛委員会での久間章生防衛庁長官の発言はあまりに露骨で無理解なものだった。
 長官の発言はこうだ。「沖縄については米軍がPAC3(パトリオット・ミサイル)を置いてくれた。沖縄の方までは今のわが国の予算の中で追いつかない点を先にやってくれた。むしろ沖縄の人は喜んでもらいたいと私は思っている」
 PAC3配備については、県内全域で反発がある。
 稲嶺知事は「負担軽減がなされるとの(米軍再編)計画だが、まだ何も見えるものがない段階で、PAC3の配備が先行されたことは大変遺憾だ」と不満をにじませた。
 今月21日には嘉手納基地への配備に反対する県民大会が開かれた。主催者発表では1200人が集結し、大会決議が採択された。
 琉球新報社が県内の41市町村長を対象にしたアンケートでは、回答した36首長のうち31人が「反対」を表明し、明確に「賛成」を表明した首長はいなかった。反対の理由は「基地機能の強化」「新たな負担増」「軍事的な標的にされる」「地元との合意が図られていない」など、沖縄側からすればもっともなことだ。
 もし長官の求めに応じれば、県民は「新たな負担増」に感謝し、「軍事的な標的」にされて感謝することになる。
 ただでさえ、地元の頭越しと政府は批判されているのだから、これらの批判に誠実に対応することが先決ではないのか。
 さらに、PAC3が県民を守るために配備されたという政府の説明で納得し、安心する人はどれだけいるのだろうか。
 軍事評論家の野木恵一氏は「住民を守るものではなく、嘉手納基地を守るものだ」と断言する。一方、軍事アナリストの小川和久氏は「配備しなければ沖縄は余計危険になる」と必要性を主張する。見解は分かれるが、沖縄戦の体験から軍隊の本質を知っている県民は、軍隊が決して住民を守るものではないことを知っている。
 基地の負担軽減が進められるはずなのに日米の防衛協力の強化に主眼が置かれた。優先されるのは県民の命なのか、日米安保なのか。
 いかに美辞麗句で県民に理解を求めようとしても、日米両政府の真の思惑は透けて見える。
 喜べる状況にない者に「喜んでほしい」と求めるのは無理な話だ。長官という立場なら、県民感情をもっと理解してほしい。



posted by PPFV at 18:31| パリ 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | ニュース拾読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
【メキシコ市26日共同】6月にアルジェリアで開かれた国連子供環境ポスター原画コンテストの授賞式で、共催の日本のカメラメーカー、ニコン(本社・東京)が入賞者のキューバ人少年(12)に、米国によるキューバ経済制裁を理由に賞品のデジタルカメラを贈呈しなかったことが分かり、キューバ国内で批判が広がっている。
(以下略)

論点がズレて申し訳ありませんが、ここまでアメリカにオベッカ使いますかね。

ちなみに、我が家には、ニコン製品もありません。
Posted by 簗 骨太 at 2006年10月28日 08:38
こんにちは。
その記事私も見ました。
しかし何とも情けないことですね〜。
「ナイコンカメラ」アメリカ市場での影響を懸念したのかな?
論点ずれているどころか、たかだかデジカメ一台にアメリカの意向が反映されるという象徴的な出来事です。
うちにはリトルニコンNikonEM(懐かしいでしょ(爆))が一台だけ。
Posted by PPFV at 2006年10月28日 11:33
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Tracked: 2006-10-27 23:56
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