2006年11月21日

沖縄知事選に希望

沖縄知事選 結果 県民は新基地認めていない メディアも指摘
糸数氏31万票、大健闘 たたかい これから(しんぶん赤旗2006/11/21)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-11-21/2006112103_01_0.html

 「(仲井真陣営の企業ぐるみ選挙の)圧力を前に、相手候補に入れざるを得なかった人が多かった。そのことを思うと胸が痛みます。国にものを言える沖縄にしたかったが、それでも、相手のあれだけの動員のなかで三十一万票を取った意味は大きい」

 「くやしい結果になりましたが、やるべきことは変わりません」。こうきっぱり語るのは、名護市辺野古沖への基地建設に反対する座り込みの先頭に立ってきた牧師の平良夏芽さん。「私たちはこれまでも、基地を受け入れる県政のもと、新基地の建設を阻止してきました。最後には必ず勝利できると確信しています。今後は基地を拒絶したときにこそ、本当の経済振興があるという真実を伝える努力もしていきたい」


残念な結果ではあったけれども、私個人としては決して落胆はしていません。むしろ大健闘だと思うし、まさにこれから。ここで述べられているコメントにも大いに共感しますけどね。
一方で「選挙は結果がすべてだ」などという声もあり・・・そうかなあ。
以下、先日TBいただいたエントリーですけど、
憲政の神様(瀬戸智子の枕草子2006/11/20)
http://ts.way-nifty.com/makura/2006/11/post_0e29.html
このなかで紹介されている尾崎行雄の言葉です、これ。

元来議会なるものは、言論を戦わし、事実と道理の有無を対照するところなのに、表決において多数さえ得れば満足する傾きがある。議事堂は名ばかりで、実は表決堂である


「選挙は結果がすべてだ」という声も、なるほど「表決堂」なら当てはまりそう。議会制民主主義ってそんな単細胞な仕組みだったんでしょうかね。
そういえば小さい頃の学級会、多数決で安易に採決取ることは小学校の先生にも戒められてましたけど・・・・、少なくとも少数が故に非難されることなんてなかったはずだけどなあ。ちょっと話しそれたけど。

でも、そもそも「基地問題」に関心を寄せている県民は少数派なんでしょうかね?

JCJふらっしゅ2006/11/21 1220号
Y記者の「ニュースの検証」 より一部引用
http://blog.mag2.com/m/log/0000102032/

◇知事選が示した 沖縄県民「新基地建設反対」の声、圧倒的

 沖縄県知事選は、事実上、自民、公明推薦の仲井真弘多氏と、野党統一候補の糸数慶子氏の一騎打ちだった。結果は仲井真氏がわずかの差で糸数氏を破って当選した。だがこの選挙は、沖縄県民の「新基地建設反対」の声の強さを浮き彫りにした。

 与党推薦の仲井真氏も、野党統一候補の糸数氏も、反対の立場を表明して選挙戦を繰り広げた。投票率は64.54%(前回57.22%)と盛り上がりを見せた。勝敗も最後までせりあった。

 糸数陣営の約31万票はいうにおよばず、仲井真陣営の獲得した34万7000票についてもである。日米両政府が5月に合意した普天間の名護市沿岸部への移設には、64%が反対の意思を表明したという(共同通信の出口調査)。

 読売新聞が20日付で報じた出口調査でも、仲井真氏に投票した有権者のうち「普天間移設の政府案」=新基地建設案に賛成するとしたのは38%で、反対は49%に上ったという。

 ただし仲井真氏は、もう一つの切実な問題である「経済振興」に選挙戦の軸足を置いて、糸数氏のとの基地問題での正面激突を避けた。依然高い失業率。米軍再編は日米政府が決めたことであり、県知事が県の頭越しに決めたことと抗議をしても、結局は国には逆らえないのではないか―。

 仲井真氏の「経済振興」路線は、平和や命や人権や沖縄の将来への希望を切りひらく道よりも、身近な、当面の生活を乗り切らねばとする、足下の不安を掻き立てた。

 糸数候補は、米軍再編による名護市での米軍新基地計画を許さないと普天間飛行場の国外移設を訴え、観光を軸にした基地に頼らない自立した経済振興の必要を唱えた。陣営は、憲法九条を守り、教育基本法改悪を許さないとの政策で一致団結した。

 糸数候補は僅差で落選したが、この選挙を通じて沖縄全土に「新基地建設反対」の声が広がり、よりその強さを増した。「経済振興」を旗印に企業ぐるみ選挙でかろうじて逃げ切った仲井真陣営だが、有権者の6割以上が米軍再編・米軍基地新設問題では糸数陣営と思いを一つにして、投票所に足を向けたことを忘れてはならないだろう。


「経済振興」をネタに脅しをかけられた「苦渋の選択」としての結果という側面は否めないと思いますけどね。この結果をもって「経済振興」こそ沖縄の民意と解釈するのはあまりに浅薄なんじゃ?ましてや「沖縄にとって基地問題なんかどうでもよい」などという意見を見るに到っては「ウッソ〜」という感じ。さらに言うならお決まりの「社民・共産」批判もねぇ、負ければ「社民・共産」のせい、勝てば「オレのお陰」って安倍晋の幼少期じゃあるまいし、まるで駄々っ子ですね。
選挙戦略を語るのもいいですけど、結果ばかりに目を奪われすぎじゃないのかなあ。
正攻法で着々とその意志は実を結びつつあるんじゃないでしょうかね。
だって相手はこんなこと↓でもしなけりゃ勝てないんだから。

有権者の1割が期日前投票、大半が仲井真票との見方も(読売新聞2006/11/20)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061120ia24.htm


posted by PPFV at 21:20| パリ ☁| Comment(3) | TrackBack(1) | 不定期日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 わんばんこ。
 選挙の結果は重要な節目であるとは思いますが、運動と生活の通過点にすぎないと思います。「政治は結果がすべて」とか言ってる有名な?学者もいますが、それは人としての視野が狭まっちゃってるんじゃないでしょうかね。

 大勢のさまざまな立場や環境の中で暮らしている人びとがいて、日常の些細なことから社会のあらゆることまで、すべてが政治につながっているし、いろいろあっても世の中は総体的には進歩と発展の方向にすすんでいます。だから、「政治は結果がすべて」なんて議論は暮らしの匂い≠フしない机の上の議論でしょう。
Posted by 紋邪刃 at 2006年11月21日 23:51
>この結果をもって「経済振興」こそ沖縄の民意と解釈するのはあまりに浅薄なんじゃ?ましてや「沖縄にとって基地問題なんかどうでもよい」などという意見を見るに到っては「ウッソ〜」という感じ。さらに言うならお決まりの「社民・共産」批判もねぇ、
>
へえ〜、そんな輩がいましたかあ。。。
どうしようもない脳みそですな。

Posted by ニッパチ at 2006年11月22日 00:58
>「政治は結果がすべて」なんて議論は暮らしの匂い≠フしない机の上の議論

私もそう思います。
「民意を汲み取る」ことは大事、「民意に寄り添う」ことは大事?「民意におもねる」これはいいんだろうか?民意民意っつっても色んな捉え方あるでしょうけど。
そもそも民意が歪められてはいけないでしょうしね〜。

>へえ〜、そんな輩がいましたかあ。。。

そうなんです〜。
紋邪刃さん曰く「暮らしの匂いのしない議論」など、僕にとってはいわゆるネット右翼の方の議論と変わり映えしないんです。
Posted by PPFV at 2006年11月22日 21:27
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届かず一点見つめ/糸数さん こらえる涙
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Weblog: milou's note Bis
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