2006年12月20日

民主党は自民党との悪政の共同執行者

クローズアップ2006:改正教育基本法成立(その1) 政治の介入に道(毎日新聞2006/12/16)
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/closeup/news/20061216ddm003010091000c.html

クローズアップ2006:改正教育基本法成立(その2止) 免許更新、本格論議へ(毎日新聞2006/12/16)
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/closeup/news/20061216ddm002010077000c.html

 ◇高橋哲哉・東京大学大学院教授(哲学)

 改正基本法の成立は歴史的に大きな汚点を残すだろう。旧法は敗戦後の日本の憲法が定めた理念を教育がどう実現するのかを当時の知識人が熱心に議論をして成立した。だからこそ60年たった今でも普遍的で質の高いものとなっている。だが、改正法は「なぜ今変えなければならないのか」という根拠が不明。いじめや学力低下など現在の教育問題は基本法に問題があるから起きているわけではないのに、与党が数の論理で非常に拙速に成立させた。改正法では時の為政者がこういう教育にしたいと決めたらその意向通りに実現できる。子どもたちには愛国心の競争や幼いころからの格差をもたらしかねない。そうなれば教育現場は荒廃し、子どもたちを絶望に追いやるだろう。


 ◇ジャーナリストの桜井よしこ氏

 教育基本法は占領下で、日本人が完全な主権を持たない時代に作られた。どんな国でも教えている国や郷土を愛する心、自国の文化を大事にする精神が欠落している。改正すること自体に意味があった。ただその点では前文に愛国心を明記した民主党案が圧倒的に評価できる。改正案が与党の調整を経たもののため、国会で与野党間の修正協議が進まず結論ありきに終わったのは残念だ。改正で教育が劇的に変わることはないが、教師に指針を与え、子どもたちに公共心を教えていく必要がある。学習指導要領を見直し、知力や学力を育てることが必要最低限の課題。家族より個人、責任や義務より権利と自由に偏っており、教育問題の原因の一つとなってきた。次は憲法改正に取り組むべきだ。


ほぼ自由主義史観の桜井氏も「民主党案」を圧倒的に評価しているのだね。
すなわち見方を変えれば「与党案」の方が圧倒的にマシと言うこと。
もちろん私にとっては「ひどい」か「圧倒的にひどい」かの違いでしかないのだが。
その桜井氏「改正で教育が劇的に変わることはないが」とのことだが、果たしてそうだろうか。
以下の天木直人氏の主張は興味深い。

[展望社]天木・筆坂熱血インターネット対談(2006/12/19)
教育基本法改正のどこが危険なのか(天木)
http://www.tembosha.com/kd_diary/kd_diary.cgi?20061219

なぜならば法改正によって行政にあらたな権限が付与されたとたん、行政は我々の眼の届かないところで行政裁量という名の強権を発動し、おびただしい政令、省令、通達、要領をつくって国民を規制することができるのだ。この段階ではメディアはほとんど報道しなくなる。我々には何も見えないのだ。それが危険なのである。
国民に知らしめるのはこの危険性である。政権の意図を見透かすことが重要なのだ。そして政府の意図が危険であると見抜いたなら、どんな文言であってもその法改正に反対する、そういう単純な発想こそ重要なのだ。条文修正に応じたり、対案を出して交渉したりすれば、その段階で負け戦となるのだ。


同感だ。
「条文修正に応じたり、対案を出して交渉したり」は言うまでもなく民主党だろう。

「民主は自民と悪政」 共産・志位委員長が批判(朝日新聞2006/12/19)
http://www.asahi.com/politics/update/1219/013.html

 臨時国会が閉会した19日、共産党の志位委員長は党議員団総会で民主党の国会対応について「小沢代表のもとで対立路線を打ち出したが、中身は見えず、自民党との悪政の共同執行者という姿が浮き彫りになった」と強く批判した。

 志位氏は教育基本法改正案の参院採決に際し、共産など他の野党が安倍首相の問責決議案提出を主張したが、民主党が同調しなかったことなどを踏まえ、「民主党のだらしない対応の根本には、愛国心を法案に書き込み、教育基本法10条を壊す点では与党案と同じ内容の改悪案を提出したという大問題がある」と指摘した。

 志位氏は、民主党が防衛省法案などに賛成し、国民投票法案でも与党に歩み寄った点も挙げ、「政府・自公とともに民主党の責任が重大だ」と語った。

 これに対し民主党の鳩山由紀夫幹事長は19日の党参院議員総会で「『野党は常に反対していればいい』と言ってしまう癖があるが、民主党はそうではいけない」。高木義明国会対策委員長は会見で野党共闘について「70点くらいの成果はあった」と評価した。


批判は当然だ。私自身もずっと思っていたことだし、まったく同感である。
一方、民主党幹事長は「『野党は常に反対していればいい』と言ってしまう癖がある」だと。
「決して常に反対というわけではありませんよ、ほら」と誰か説明してやってくれ!
そんなやり取り、ネットウヨに絡まれたどこかのブログで見たような気がする(笑)

「民主党は常に反対をするフリをして当然の事ながら結果ヘタれる癖がある」


posted by PPFV at 11:51| パリ | Comment(0) | TrackBack(1) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: それにしても、情けないというか、やはりその本性が現れたのだろう。 民主党の中途半端な抵抗は何なのか。 所詮、地方選では与党とホイホイ相乗りをするという姿勢がここにも影響したか。 だから民..
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