2007年02月16日

石原都知事に「至極まっとうに」反論される民主党

都議会民主党 にわかに石原知事批判
「ではなぜ都提案すべて賛成か」 知事応酬(しんぶん赤旗2007/2/16)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-02-16/2007021602_02_0.html

あまりに見事な民主党のお粗末ぶりであるので、全文引用する。
石原氏に「至極まっとうな反論」されてどうする!と突っ込みたい気分だ。

 東京都知事選(三月二十二日告示、四月八日投票)を前に、民主党はにわかに石原知事批判を強めています。十四日の都議会本会議では田中良都議が、石原慎太郎知事の海外出張や知事交際費、四男の都事業への重用などをあげ、「石原知事の都政運営がいかに都政を傷つけているのかをひとつひとつ明らかにし、都知事をかえることの重要性を訴える」などと力を込めました。そして石原知事を「公私の境目を見失い、周囲にたいこ持ちを置く裸の王様」とまで酷評したのです。

 これにたいして石原知事からは「選挙も近いせいか、たいそう派手な質問演説だ。(田中都議の)都政に対する評価は三十点だそうだが、ならばいままでなぜ、都の提案に民主党はすべて賛成してこられたのでしょうか」と皮肉まじりの答弁が返ってきました。

 たしかに同党は自民、公明両党とともに、二〇〇五年の都議選後、予算をはじめ知事提案の四百八十九件すべてに賛成するまぎれもない与党です。前原前代表も「(民主党は)100%賛成でオール与党」と認めるほどです。

 しかも民主党は、石原知事と一体で悪政を推進してきました。たとえば「老人福祉手当という現金給付制度は、寝たきりを助長する」(〇三年三月)といって福祉を切り捨て、「(『君が代』で)多くの生徒が起立しなかった。これにかかわった教員は処分すべき」(〇四年三月)と、「日の丸・君が代」を強制する都政を後押ししてきたのです。

 田中氏は、石原知事の豪華海外出張を批判しましたが、民主党は〇一年から四年間、毎年海外視察を繰り返し、昨年は一人百九十一万円かけて、南米最大の観光地のひとつ、イグアスの滝を視察しています。

 民主党がいくら野党ポーズをとっても、石原与党としての数々の“実績”を消すことはできません。


そんな中、阿修羅にて以下のような批判。おそらくは民主党躍進を望む方だろうか?毎度の事ながら悲しくなる。阿修羅はネタ元としてはたびたび活用させてもらっているが、残念ながら投稿の数十パーセントはこのような「しゃべリ場」ならぬ「ぐちり場」になっていて右派サイドから馬鹿にされるのもさもありなんといったところだ。
しかし、このような投稿を読んでいると、これはどうも「民主党躍進」が目的ではなく「共産党攻撃」が目的で「民主党躍進」論調はそのためのただの手段に過ぎないのではないかとさえ思えてくる。
上記「赤旗」記事に見る民主党議員の行動原理を踏まえていただければ、いずれが有権者、支持者を愚弄するものかわかろうというものだ。

政策を伝えきれるなら、共産党は必ず勝てる???(阿修羅2007/2/16)
http://asyura2.com/07/senkyo30/msg/1138.html

立候補する以上、当選を目指すのが建前とはいえ、余りにも現実離れした感覚に、太平洋戦争当時の精神主義を思い出す。


残念ながら政策批判は聞かれない。毎度の選挙手法批判である。「理想」を嗤い「太平洋戦争当時の精神主義を思い出す」のだそうだ。根拠のない「政権交代理想論」に突き進む自分の姿に「太平洋戦争当時の精神主義を思い出す」ことはないのだろうか。

問題は2つある。
1、「多くの有権者に・・・伝えきれるなら」という前提条件だが、伝えきる体制はあるのか。ないのに「伝えきれるなら」という架空の前提を持ち出すなら、党員と支持者を愚弄するものだし、あるのに「伝えきれなかった」とするなら、当然責任問題が生ずる。奮闘したが、及ばなかったでは済まない筈である。


ところで民主党は何を「伝える」のか。そんなことより選挙手法の方が大事か?

2、「伝えきれるなら、必ず勝てる」という前提は正しいのか。多くの選挙で、党の支持層の票さえ纏めきれずに惨敗している。反共主義云々も、民主党への幻想もない、「伝えきれ」ているはずの人たちからさえも、支持を得られない現実をどう説明するのか。
逆に、党の支持層を超えて得票する選挙もある。どういう場合に支持され、あるいは支持されないのか、謙虚に分析する必要がある。


「党の支持層の票さえ纏めきれず」の根拠は不明だが、「野党の票の集約を」の声に応え、苦渋の選択をした共産党支持者もいたことだろう。「民主への票の集約」求めておきながら「共産の票の離散?」を批判するとは驚きだ。

結論はひとつ、当選の見込みのない選挙に候補を立てるのは、有権者の反感を買い、恥を晒すだけである。


「当選の見込みのない・・・」小さい頃、選挙報道番組を見ていて不思議に思うことの一つだった。しかし、その重要性を理解するまでにそんなに時間はかからなかった。
文章後半部はそのままお返ししたい言葉である。


posted by PPFV at 21:23| パリ | Comment(2) | TrackBack(5) | 政権交代真理教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こんにちは。伊東です。
 2月4日の選挙以降、10月の時にも増して「共産党が云々」という意見が激しさを増していますが、正直この風潮、どうかな、とPPFVさんの記事でかかれた様な論戦を見て思う次第です。ま、脅迫だけがこないのは何よりですが。

 私も精神細いのか、こんな程度で焼き切れ現象起こしまして…もっと図々しく構えていればいいのでしょうが、この関連の記事を書こうと思うと手が止まってしまう状況が続いています。(近く、缶詰になって記事を書く予定にしていますが)

 「何をやるか」の部分がなくては共闘も何もないのに、比較的少数派にだけ服従迫るようなやり方には、私は同意できません。一例挙げれば「人民の敵共産党」に「他の野党と協力しろ」という書き方されている方もいましたが、それって自己矛盾じゃないか?と思ったりもします。

 拙稿にもあたらない記事ができたらトラックバックします。お体にはお気をつけてお過ごしください。
Posted by 伊東勉 at 2007年02月18日 11:09
伊東勉さん、コメントありがとうございます。
前回同様、今回も共産党批判散見されましたが、今回は正直反論するのも馬鹿らしいと思わせるものばかり。それほど民主党の節操のなさがあらわになりつつあると感じています。右派からも左派からもそんな声が確実に増えています。
気に病むことは何もないと思っています。今まで通り普通にやっていきましょう。
伊東さんもどうぞお体に気をつけて。
Posted by PPFV at 2007年02月20日 01:15
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