相変わらずの野党面。根っからの自民補完勢力の猿芝居、および猿芝居をマジに報じるサル新聞。
丸のみ以外は反対と小沢、鳩山両氏が確認 国民投票法案(朝日新聞2007/3/31)
http://www.asahi.com/politics/update/0331/001.html
《参考》
国民投票法案;民主党「修正」案では事態はかわらない(花・髪切と思考の浮游空間2007/3/31)
http://blog.goo.ne.jp/longicorn/e/dddf3c79a59577f4ec85be1cb17a17fc
修正案は、投票の対象を改憲に限定せず、国政の重要問題にも広げる「一般的国民投票」を同党が主張している点などを除けば、すでに衆院に提出されている与党修正案とほぼ同じ内容となる見通し。(毎日新聞)
主張/改憲手続き法案 9条守れの世論総結集して(しんぶん赤旗2007/3/29)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-03-29/2007032902_01_0.html
(上田氏は先日も県庁の新人職員への祝辞で「自衛官は人殺しの練習をしている。」と言って物議をかもしましたが、石原氏の失言癖が感染ってしまったのでしょうか?)
民主党出身の上田知事は、前知事の土屋氏が、身内が政治資金規制法違反で逮捕され、辞任に追い込まれた後の選挙で、「改革派」のクリーンなイメージで反自民や無党派層を取り込んで当選した人です。その点ではゼネコン汚職で前知事が辞職した後、民主党をバックに「革新」のイメージで宮城県知事となった浅野氏とも共通点はあります。
しかし、当選後に教育問題に関しては、
「新しい歴史教科書をつくる会」を支持し、同会の歴史教科書を評価。同会の副会長であった高橋史朗明星大学教授を埼玉県教育委員に指名する。(Wikipediaより)
という姿勢を示し、県内左派勢力から猛反発を受けているようです。
http://www.geocities.jp/saitamakyoiku/
また、上田知事は「古今東西、慰安婦はいても従軍慰安婦というものはいない。兵のいるところに集まってきたり、兵を追っかけて民間の業者が連れて行ったりする」(産経新聞より)という発言をして、それに抗議した元慰安婦の女性と市民団体が面会を求めて拒否されたということもありました。
ここまで聞けば当然のことですが、上田知事は以前から「自分は憲法改正論者」であると、はっきり表明しているようです。
埼玉知事 9条改憲エスカレート
「変えるべきは 変えるべき」
http://www.kokko-net.org/kokkororen/kenpo/undo/news-05.htm
友人の言うのには「選挙の時はそんな、右翼みたいな人だなんて知らなかった。前知事の土建屋がらみのおどろおどろしい印象からすれば、ずっと爽やかでクリーンな感じがしたし、なんとなく、民主党の人ならば自民よりはマシのような気がして、あまり考えずに入れてしまった。」とのことです。
前回の埼玉県知事選では、民主党内部で候補者選定で意見が割れたらしく、上田氏は結局、公認は取れずに無所属で立候補していますが、「友情支援」とやらで、多くの民主党議員が上田氏を応援し、菅直人氏や小沢一郎氏も揃って応援に駆けつけています。
http://www.saitama-np.co.jp/main/rensai/kensei/03tijsen/hyowo/hyowo02.html
民主党には右から左まで、虹のスペクトルのようにいろいろな思想の人が混在しているようですが、(党員間で、考え方に多少の違いがあること自体はむしろ、健全なことでしょうが、それも程度問題ではあります。)上田氏のような極右的な人たちをも内包しているのですから、改憲のストッパーとしてはあまり期待してはいけないのかもしれません。